複数の作品に共通する用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 12:33 UTC 版)
「カスタムロボ」の記事における「複数の作品に共通する用語」の解説
レイシリーズ 各作品の主人公は必ず「レイ」の名を冠する機体を初めに入手し、また愛機とする。基本的にはシャイニングファイター型のノーマルスタイルである場合が多いものの、作品によりスタイルが異なっている場合もある。 現時点で「レイ(初代)」「レイII(V2)」「X-レイ(GX)」「レイ01(BR)」「レイMkIII(激闘!)」、シャイニングファイター型以外のレイではライトニングスカイヤー型の「レイスカイヤー(GX)」とそれを基に製作された軍用型の「A・I・R・S(GX)」、違法型では「レイIIダーク(V2)」「レイレジェンド(BR)」「レイウォーリア(BR)」がある。 ユリエは『V2』にて「栄光あるレイ・シリーズ」とも語り、作品中でも特別な意味合いを持つ機体である。しかしレイシリーズとは言ったものの、元祖とも言えるラムダ社開発のレイとレイII以外の機体はどちらかというと外部企業や個人の製作である場合が多い。例としてレイスカイヤーはニカイドウ・グループの研究者作、A・I・R・Sはポリス隊製作の軍用機体、レイMkIIIは権利を強引に取得したネオブレイン社製、『BR』に登場するロボ達はカスタムロボの研究機関であるラボの製作、レイIIダークはロボ博士個人の製作品と、実際はラムダ社が関わっていない場合が多い。 コマンダー ロボを操縦する人。これに対してドレッドなどの闇の組織に所属するコマンダーは闇コマンダーと呼ばれる。 アイ・コンタクト・レジスター ロボを、最初に目を合わせた人物以外の操作を受け付けないようにする盗難・悪用防止用のシステム。網膜認識の技術を使用しているらしい。 『BR』ではスイッチを押すだけの全くの別物になっており、名前に反して目を合わせる事を必要としない。 『激闘!』では『BR』とそれ以外のものが統合され、「スイッチを押して起動することで閉じている目を開かせ、それから目を合わせてアイ・コンタクト・レジスターを行う」という手順になっている。また、これを行う事で初めてロボにパーツが装備される、と思わせる描写がある。 ロボキューブ ロボを持ち運ぶ時の姿。その形状と外見から、カスタムロボをよく知らない人からは「サイコロ」と比喩される。『大乱闘スマッシュブラザーズX』では『BR』で使用されるロボキューブがシールとして登場している。 パーツ・ジェネレータ パーツを実体化する装置。『初代』ではロボの実体化はできず、キューブ一個につきロボ一体となっていたが、『V2』では性能が向上してロボのデータも実体化出来るようになり、一つのキューブで複数のロボを所有できるようになった。 『初代』ではステーション一階のカウンターで職員が実体化を行っていたが『V2』以降は見られない。 『初代』ではジェネレータ本体の値段が高く、公的な施設や富豪であるカトレアの家の敷地内、非合法である闇組織ドレッドの施設内にしか存在しなかったが、『V2』では値下がりしたらしく、ロボ博士の研究所やタクマ塾など個人経営の施設にも設置されている。『BR』では小さめの電灯のような姿になっており、個人の家の中にあるなど場所を選ばなくなった。『GX』『激闘!』ではパーツそのものを直接販売しているため登場しない。 レギュレーション 人間に危害を及ぼさないようにするため、市販のパーツの性能の上限を定めた法律。このレギュレーションを無視して製作されたパーツを違法パーツと呼ぶ。 ちなみに、レギュレーションに違反さえしなければパーツの出どころは問わない模様(例として『初代』にて闇組織ドレッドから合法パーツを盗み、そのパーツを使用して大会に参加したフカシ、『GX』にてシンサクがガラクタを材料に自作したガラポンなど)。 自律機動型 コマンダーを必要とせず自分の意思で動くロボ。ドレッドやゴライアス等の犯罪組織がよく使用するが、個人が所有することも可能。ロボ博士曰く「かなり強い」そうだが、ゴライアスのロクドウからは、動きはコマンダーのそれには及ばないとも評価されている。 自律機動型に対してダイブを行うことは不可能だが、改造すればその限りではない。 『初代』では闇戦士によって学校の倉庫に配置されたファッティバイス型のブチル、『V2』ではロボ博士が知り合いから貰ったトリックフライヤー型のオラクルヘッドが作中初めて自律機動型として登場している。 『BR』では技術的な問題から作業用程度に収まっており、作中では存在が語られるのみで登場することは無い。 ダイブ 精神力を使ってロボを操縦すること。ロボバトルでダメージを受けるとコマンダーの精神にもある程度響いて来るため、激しいバトルを連続で行うのは健康上望ましくない。またダイブしたまま本人とロボの距離を離すことも、精神力を浪費するため推奨されない。 バトル中のコマンダーに話しかけるのはマナー違反。 『激闘』では、ダイブ中は思考が加速されバトル中のホロセウムを第三者が見ると高速で動いている、という設定が追加されている。 ホロセウム ロボを使ってバトルするフィールド。様々な施設に常置されている。ロボの攻撃は実際のものであり、触れると怪我するため、ロボの攻撃が外にでないようにする目的で使用する。ホロセウム外でのバトルは法律で禁止されているが、場合によってはホロセウムを使わずに現実空間でバトルすることもあり、その場合はキャノボットが出現せず、いきなり直立の状態から始まる。 『BR』ではコマンダーが独自のホロセウムを作り出せる、という設定がある。この設定により何も無い場所でもホロセウムが出現するため、『BR』では現実空間でのバトルは存在しない。 主人公を始めとして先天的に作り出せないコマンダーも多く、そういった人同士で戦う場合はロボにあらかじめプログラミングされたホロセウムデータや常設のホロセウムを用いる。なお、ホロセウムデータの作成を専門とした会社も存在し、ロボに組み込まれた既存のホロセウムデータと入れ替えることもできる。 キャノボット ロボキューブを打ち出すロボット。『初代』、『V2』、『GX』、『激闘!』では顔とキャタピラがあり、両腕が砲台になっていた。ステージによって色合いが異なる。『BR』では4人同時対戦が可能になったためリニューアルされ、顔もキャタピラも無い純粋な砲台のような姿となった。 ラムダ・コーポレーション 元々は工業用ロボの開発をしていた会社。カスタムロボの登場に従って勢力を伸ばし、拡大。現在ではカスタムロボの製作だけでなく、大会の主催、マリンパークの運営、タクマ塾の資金援助など、幅広い分野で活動している。作中では「ラムダ社」とも呼ばれる。 闇バトル 主に悪の組織が資金源として開催しているバトル大会。違法パーツの使用、観戦者による賭博、試合終了後の執拗な攻撃といった法律違反が横行している。 いわゆる「表の世界」の人達に見つからないようにするため、秘密会員制であり、一見廃墟に見える場所を会場とし、参加チケットを持たない者を入場させないようにしている。 ポリス隊 カスタムロボを悪用した犯罪から一般市民を守るための組織。構成員もコマンダーである。 『初代』から存在こそしてはいたが、姿を見せるのはドレッド総帥シノノメとの戦闘直後のみ。 『V2』では更に影が薄く、普通に話を進めていると存在を確認できるのは会話の中と旅立ち編の最後においてサイレンの音が聞こえるだけで、登場すらしない(マリンパークフェスティバル開催時の廃工場にて姿が見られる)、ほとんど名称だけの存在となっていた。 活躍の機会が回って来たのは『GX』でマモルが所属してからであり、以降『BR』『激闘!』でもストーリーに深く関わる主要キャラクターが登場するようになった。 犯罪コマンダーと戦う事を視野に入れている為、現実世界で戦う事を許されている他、レギュレーションを無視した軍事用パーツなどの通常のパーツより強力な物を使用している。ただし主人公と戦う場合は基本的にレギュレーションに違反しない通常の物を用いている。 犯罪組織 ドレッドやゴライアスなど、カスタムロボを悪用する悪の組織。幹部と戦闘員で構成されている。その多くは世界征服を目論んでおり、物語の終盤には必ず主人公と直接対決する流れになる。下記の違法パーツを使用する者も多く、たとえ使用していなくても大半がロボに身体への影響を度外視した改造を施すこともあり、ほとんどの場合戦闘に負ければ反動による強い精神的ダメージで意識を失う。 違法パーツ 上記のレギュレーションを無視し違法改造されたパーツおよびロボのこと。シナリオ内では主に犯罪組織が使用する。強力である反面、対戦相手や違法パーツを使用したコマンダー自身にも強い精神的・肉体的影響があり、最悪の場合生命に関わる。違法パーツに馴れる為の訓練をしたコマンダー(悪組織の幹部等)ならば、使用後でも精神への影響が少ないといった劇中描写もされるが、悪組織コマンダーの大半は違法パーツ使用と同時にロボ自体に無理な改造を施している他、精神的強化を図る特殊な薬やナノマシンを摂取している場合もあり、試合に負ければ返ってくるダメージに耐えきれず気絶・失神してしまうことが多い。なお、条件を満たすことで主人公も違法パーツを使用できるようになるが、シナリオモードでの展開では自分/対戦相手ともに精神的・肉体的影響は全く無く、合法パーツとまったく同じ扱いで進行する。『GX』では大会で違法パーツを使用すると違反と認められ、商品を没収されてしまう。 劇中に登場する違法パーツ名の前か後ろには、必ず違法であること示すマーク(主に髑髏マーク、『BR』では!マーク)が付き、武器自体の銘には基本的に専用装備者の名が付けられているが、例外もある(特に『BR』では使用者の名前が付いたパーツは一つも存在しない)。 違法パーツは既存のパーツの性能を改造したものがほとんどだが、中には元となるパーツが存在せず、オリジナルで作られた違法パーツもある。対戦モードにおいては設定で使用可の有無を変更出来る。 作品によっては違法パーツよりも更に強力で、本来ポリス隊などが用いる「軍事用」のロボ・パーツが存在し、違法パーツと同様の扱いがされている。
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