津々浦中学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 07:24 UTC 版)
日ノ本 ジャパン(ひのもと ジャパン) 声 - 高山みなみ 本作の主人公。1年J組→2年J組の男子生徒。都道府拳部部長。2月11日(建国記念の日)生。身長162cm。12歳。初登場は1話。 ニッポンパドールヘアーに、「JAPAN」の「J」を模して額に垂らした前髪が特徴。初対面の相手に地元を執拗に質問したり、クラスメイトを名前よりも地元で覚えるという奇人。出身地は秘密であるが、本人は日本全土が地元・47都道府県を等しく愛していると宣言する。都道府拳マスターとして都道府県に関する事柄をモチーフとした様々な技を使って、マスラオや雨貝たちと対決したり、周囲で起こる問題を解決する。 シャツの前面には、当該話の都道府県に関連した単語が書かれている。服を脱ぐと体には日本地図の形をした傷がある。学業は、地理のみ中学の試験レベルをはるかに超えて詳しく、それ以外の科目はやる気がない。 第44話の都道府拳全国トーナメント決勝での父の正博との対決時に超(スーパー)ジモッティに覚醒、ジモーラも正博と互角の8千万ジモーラとなった。それでも母の清美に父共々制止され、結界は準優勝となった。 30年後には内閣総理大臣になっていた。 安孫子 時生(あびこ ときお) 声 - 西山宏太朗 1年J組→2年J組の男子生徒。本作における狂言回し・ツッコミ担当。通称「トキオ」。山形県庄内地方出身。8月11日(山の日)生。身長179cm。13歳。初登場は1話(山形回)。 父親の転勤に伴い、地元山形から東京の津々浦に転校してきた。父と妹・紗和と3人でアパートで暮らしており、故郷には母がいる。転校早々ジャパンに出会い、都道府拳部に入部する。クールな性格で顔立ちも整っているが、ジャパンらに振り回され、ツッコミとリアクションのために顔面は頻繁に崩壊し、やたら脱ぎたがるようになる。こまちによると、彼のジモーラの数値は720ジモーラとのこと(第44話より)。 趣味は家事。芋煮会が好き。 ヒデ 声 - 羽多野渉 1年生→2年J組の男子生徒。1年生の時はジャパンやトキオとは別のクラス。埼玉県出身。1月22日(中田ヒデの誕生日)生。12歳。劇中では「ヒデ」とだけ呼ばれており、フルネームは明らかになっていない。初登場は2話(埼玉回)。 常にニット帽をかぶっている。たらこ唇で体格は太め。マスラオ達に地元を馬鹿にされたが、ジャパンに助けてもらったことがきっかけで都道府拳部に入部した。ジャパンを「師匠」と呼んで慕う。頭脳明晰で、作中における解説役を担当し、都道府拳全国トーナメントでも実況を担当していた。学業成績は学年1位。大学生以上の女性にしか興味が無く、実際に年上の未来と交際していたが、後に別れている。 30年後にはランボルギーニ持ちの年商30兆円の企業の社長になっていた。 作者の林が描いた作品にほぼ登場するスターシステムのキャラクターでもある。単行本に併録されている『地球人間テラちゃん』にも、異なる設定で登場している。 菊池 益荒男(きくち ますらお) 声 - 玄田哲章 1年M組→2年J組の男子生徒。通称「マスラオ」。東京都世田谷区出身。10月1日(都民の日)生。身長333cm(可変)。13歳。初登場は1話。 中学生には見えない大人びた顔立ちと巨大な体格が特徴。一人称は「ワシ」。 都会的でタワーマンションに住んでおり、セレクトショップ巡り、ジム通い、レコードディグリといった趣味を持つ。ファッションに強くこだわり、オシャレな衣装は毎話変わる。「偏差値砂漠東京を生き抜く」と勉学にも努めており、成績は学年2位。ホラーが苦手。 田舎が嫌いで、「シティーボーイ」を自称し、ジャパンらに度々ちょっかいを出す。惚れっぽく、『恋のマスラオ秋田編』ではこまちに恋をし、『恋のマスラオ神奈川編』ではミライに恋をし、ジャパンに助力を求めるも、どちらも相手が別の人物に恋をしており、失恋している。しかも勝てなかった恋敵がジャパンとヒデであるため、都道府拳部への対抗意識がさらに煽られる。逆に、ジャパン達に助太刀する場合もある(35話、40話)。 宮下あきら(東京出身)の『魁!!男塾』のオマージュキャラクターである。また、当初は上半身裸の設定の予定であったが、初代担当編集者(立ち上げ担当)の助言を受け、お洒落な服を着せることになった。 湯瀬 こまち(ゆぜ こまち) 声 - 上田麗奈 本作におけるメインヒロイン。1年M組→2年J組の女子生徒。秋田県出身。9月23日(秋分の日)生。身長142cm。13歳。初登場は5話(秋田回)。 トキオよりも後の時期に津々浦に転校して来た。トラックに轢かれそうになったところをジャパンに助けられて以降、彼に恋している。恥ずかしがり屋の性格ながらマスラオに対しても怯むことない芯の強さも持っており、興奮すると秋田弁で喋る。米は「ひとめぼれ」が好き。ジャパンが三重県の真珠で作ったネックレスを掛けている。 素で氷のジモーラが使える逸材で、いつの間にか秋田拳をマスターしている上にジモーラの数値のカウントも出来る(自身のジモーラは最大で8千)。修学旅行最終日にジャパンに都道府拳部に誘われ、入部する。 30年後には内閣総理大臣になったジャパンと共に行動していた(関係性は語られていない)。 萱原 ナオ(かやはら なお) 声 - 加藤英美里 1年M組→2年J組の女子生徒。香川県出身で香川弁で喋る。7月2日(うどんの日)生。身長167cm。13歳。初登場は12話(香川回)。 ジャパンが香川で出会った幼馴染。演劇部。こまちと仲が良いが、一方でジャパンと仲が良いためライバル視もされている。困っている人を放っておけない性格で、全生徒から信頼されている。 寝る時は直島のアート作品を形態模写した寝相をする。 望月(もちづき) 声 - 太田哲治 1年J組→2年J組の男子生徒。静岡県出身。8月21日(静岡県民の日)生。身長168cm。13歳。初登場は3話(静岡回)。 趣味はツーリングと釣り。泣き虫で、愛車のバイクをマスラオに壊されたことでジャパンに助けを求める。新車『SI'Z 1300 OKR』(シズ1300オカアール)は、ジャパンの静岡拳の特製品で、静岡愛をガソリンに駆動する。 花形(はながた) 声 - 米内佑希 1年生→2年J組の男子生徒。山梨県出身。11月20日(山梨県民の日)生。身長170cm。13歳。初登場は14話(山梨VS静岡回)。 坊主頭でマッチョ。運動神経が抜群で1年にして野球部のエースを努める。望月とは富士山をめぐって喧嘩ばかりしている。運動神経が非常に良く勉強も大体出来るが、性格や人望、口は悪く、少しにおう。 鈴木(すずき) 1年J組→2年J組の男子生徒。福島県出身。8月21日(福島県民の日)生。身長174cm。13歳。ラジウム玉子など卵料理が好物。初メインは18話(福島回)。 第1話で転校して来たトキオの隣の席の生徒。この時は丸刈りであった。メイン回では、友達を欲しがっていた時に偶然拾った巨大な卵から生まれた恐竜(フタバスズキリュウ)を彼の友達を欲しがる心(アバレジモーラ)を融合させて巨大化してしまうが、トキオの「そもそも俺ら友達だろ?」の台詞を受けたことで事態が収まる。 安孫子 紗和(あびこ さわ) 声 - 鶴屋美咲(Girls²) トキオの妹で津々浦中学校1年生の女子生徒。山形県出身。9月6日(妹の日)生。身長150cm。13歳。存在は言及されていたが、初登場は29話(宮城回)。 暴走族「威喪Ⅱ會」の初代総長。兄のトキオが好き過ぎる故に常に兄に完璧を求めている。外と家では性格が違う。宮城・仙台への憧れがある。 兄を追って上京し、津々浦中学校に入学したが、都道府拳部の紹介を行う際のトキオに失望し、マスラオと手を組んで原因であるジャパンに戦いを挑む。この戦いの最中に都道府拳の魅力に気付き、戦いを止める。 戸丸 純平 第28話で津々浦中学校に入学した1年生(13歳)。群馬県出身。10月28日(群馬県民の日)生。身長162cm。登場は28話(群馬回)。 入学直後に不良に絡まれていたところをトキオに助けられて、一度は彼に憧れて同じ部活に入ろうと考えていたが、彼の所属する都道府拳部の勧誘PVを見て失望し、当初の希望であったバスケ部に入ることを決める。 第4巻62ページのキャラ紹介では、後に身長197cmとなり、中学3年時にはバスケ部のエースとして全国中学校バスケットボール大会準優勝、大会ベスト5に導いたことが語られている。 楜沢 ケー子(くるみざわ ケーこ) 声 - 加藤英美里 津々浦中学校の家庭科の教師で(自称)日本第3位のクイーンオブパティシエール。長野県佐久市出身。3月12日(スウィーツの日)生。身長171cm。28歳。初登場は21話(長野回)。 自分にも他人にも甘い性格で、こまちとナオに長野のスイーツ魂を伝授した。付き合っていた福山田雅春(後述)に一度振られ刈谷樹(後述)と良好な関係になり掛けたが、後に紆余曲折を経て福山田と復縁した。 第29話より、ジャパン達2年J組のクラスの担任となった。 鬼中島 葵(おになかじま あおい) 津々浦中学校の体育の教師。愛媛県出身。12月3日(みかんの日)生。34歳。初登場は36話(愛媛回)。 鬼の様な形相をしているが、性格はかなり優しい。大学時代にフィギュアスケートで強化選手に選出された経験を活かして、フィギュアスケート部の顧問を務めている。息子に権之助(ごんのすけ)がいる。 三猿 サルフミ(みさる サルフミ) 津々浦中学校の保健室の先生。栃木県出身。46歳。初登場は37話(栃木回) 元々は普通の人間であったが、地元の日光東照宮の「見ざる、言わざる、聞かざる」の彫刻が好きであるため、猿と瓜二つの顔立ちに整形した。何故か干支は寅で、好きなものも全てトラ繋がりである。 都道府拳全国トーナメントでもジャパン達と同行し、兵庫県代表との戦いで疲弊したジャパンや、島根県代表との戦いで仮死状態となったトキオを診察した。
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