旧リンガー住宅とは? わかりやすく解説

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旧リンガー住宅(長崎県長崎市南山手町)


グラバー園

(旧リンガー住宅 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 08:34 UTC 版)

グラバー園(グラバーえん)は、長崎県長崎市南山手町8-1にある観光施設である。1859年安政6年)の長崎開港後に長崎に来住したイギリス人商人グラバー、リンガー、オルトの旧邸があった敷地に、長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築しており、野外博物館の状態を呈している。


  1. ^ a b c d 本田榮二『ビジュアル解説 インテリアの歴史』秀和システム、2011年、437頁。 
  2. ^ a b 「重要文化財」編纂委員会 1982, pp. 185–186
  3. ^ a b c d 福田 1981, p. 136
  4. ^ a b c d 旧グラバー住宅、往時の姿に…「長崎の心 伝える場所に」大規模改修終了 - 読売新聞(2021年11月17日)2021年11月17日閲覧。
  5. ^ a b 「重要文化財」編纂委員会 1982, pp. 189–190
  6. ^ a b c d 福田 1981, p. 144
  7. ^ a b c 「重要文化財」編纂委員会 1982, pp. 187–188
  8. ^ a b c d 福田 1981, p. 142
  9. ^ 片桐 2006, pp. 211–212
  10. ^ 令和4年10月ダイヤ改正について - 長崎バスグループ(2022年10月9日閲覧)


「グラバー園」の続きの解説一覧

旧リンガー(弟)住宅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 05:53 UTC 版)

グラバー園」の記事における「旧リンガー(弟)住宅」の解説

木造平屋建屋根寄棟造桟瓦葺き建築面積385.0平方メートル居住者フレデリック・リンガーFrederic Ringer, 1838年 - 1907年)はグラバー商会幹部として元治元年1864年)頃に長崎来訪明治元年1868年)にはホームという人物とともに大浦にホーム・リンガー商会設立製造輸出アメリカからの木材輸入などを手がけた。リンガーは同じ明治元年頃にグラバーから借地権譲渡されており、当住宅はその頃建てられとみられるフレデリック・リンガー1907年死去した後は次男のシドニー・アーサー・リンガーが住んだ隣地に建つ旧オルト住宅には一時期、シドニー・アーサーの兄にあたるフレデリック・エラスムス・エドワード・リンガーが住んでいたため、当住宅を「旧リンガー(弟)住宅」と呼んで区別している。太平洋戦争中昭和17年1942年)、リンガー家は帰国し当住宅は川南造船所取得した太平洋戦争後、リンガー家はこの住宅に戻るが、昭和40年1965年)、住宅長崎市所有となった昭和48年度(1973年)に修理完了し明治期の姿に復元されている。 建物は西を正面とする。正面中央の玄関とその奥の廊下挟んで南北部屋配置する西側手前)の部屋は北が応接室、南が居間。その奥は北が寝室、南が食堂である。寝室の東には化粧室浴室食堂の東には調理室それぞれ突出する建物西面全体北面南面前寄りにはベランダ設ける。応接室居間正面側はベランダ張り出したベイウィンドウとなっている。裏手東側突出する化粧室調理室中間部分ベランダとする。 外壁天草石張り内装は壁は白漆喰天井は板に紙貼りとする。応接室居間寝室食堂の主要4室には大理石マントルピースを、2室ずつ背中合わせ位置設ける。ベランダ柱頭トスカナ式であるが、角柱几帳面取り施した独特のものであるベランダの床は御影石四半敷天井菱形網代組とする。 当住宅の設計者不明だが、隣家オルト住宅様式手法が似ることから、同住宅と同様、天草小山秀之進が施工し可能性がある。西洋建築スタイル取り入れつつも、小屋組和小屋とするなど、和風要素が強い。 1966年昭和41年6月11日国の重要文化財指定側面 居間付近ベランダ 応接室

※この「旧リンガー(弟)住宅」の解説は、「グラバー園」の解説の一部です。
「旧リンガー(弟)住宅」を含む「グラバー園」の記事については、「グラバー園」の概要を参照ください。

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