批判事例
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「2011年のフジテレビ騒動」の記事における「批判事例」の解説
韓国ドラマや韓国著名人を過剰に紹介している(ゴリ押し韓国ブーム)という批判がなされている。 実際、フジテレビは『韓流α』という韓国ドラマ専用の放送枠を平日の午後に設けており、地上波テレビとしては、他局と比較して圧倒的に韓国ドラマの放送時間が長い。例えば、2011年7月の番組表(関東地区)によると韓国ドラマの地上波での放送時間は、フジテレビは月に約38時間、TBSは19時間、テレビ東京は12時間、NHKは4時間、日本テレビとテレビ朝日は放送なしである。また、韓国をテーマとする番組、および韓国をテーマとせずに韓国に言及した番組の数を他局と比較したうえで、フジテレビによるステルスマーケティングの可能性を示唆する分析もある(調査期間は2011年7月23日〜8月21日)。このような「韓流押し」の傾向は15年前から続いているという指摘もある。台湾で自国の製作番組の割合が40%以下(それまでは20%以下)にならないようにする法案が提出された際は、日本のネット上でフジテレビの「韓流押し」に絡めた批判が行われた。 番組名事例放送日日韓ワールドカップ準決勝「ドイツ対韓国戦」でフジテレビの報道姿勢が韓国寄りであるとされ、その後、2002年7月7日の『27時間テレビ』で企画された「夏の湘南 1万人のごみ拾い」に対し、「W杯でアジアの地位を貶めた韓国への抗議」「その韓国を擁護し続け、視聴者の抗議を嘲笑したフジテレビへの抗議」「韓国の自慰行為の犠牲になった葡、伊、西チームへの励まし」「フジに無視された親日国・トルコのW杯3位を祝う」という目的のもと、2ちゃんねらー有志による番組開始前のゴミ拾いオフが行われた。 2002年6月25日 フィギュアスケート2009年世界フィギュアスケート選手権で韓国人のキム・ヨナが優勝した際は、表彰式での登場シーンから韓国の国歌をノーカットで放送し、ウィニングランまで20分近く放送したが、2007年世界選手権で安藤美姫、2008年および2010年世界選手権で浅田真央が優勝した際は、日本の国旗掲揚・日本の国歌斉唱部分がカットされ、表彰式の放送時間も数分程度だった。2010年世界選手権終了後に一部視聴者による批判があり、フジテレビは同年4月3日の「新・週刊フジテレビ批評」放送内にて広報室長・小田多恵子が「時間がなく、不可能だった」と釈明した。2008年に行われた世界フィギュアスケート選手権で浅田真央が優勝し、2008年(平成20年)3月25日放送の『FNNスーパーニュース』で帰国した浅田へのインタビューが行われたが、この際スタジオに浅田の転倒場面の拡大パネルを飾り、浅田の転倒についてこの時何が起きたのかなどと質問した。韓国で開催され浅田がキムをフリースケーティングで逆転して優勝した2008年GPファイナルでは、2008年(平成20年)12月15日放送の『情報プレゼンター とくダネ!』で「浅田真央逆転Vも… キム・ヨナ“実力”に差」と題うって、2人の技と得点状況を細かく分析し、2人がともに予定していたジャンプをすべて成功していた場合、優勝した浅田よりキムが得点で上回っていたなどと専門家の解説を交えて放送した。また、両者の衣装を比較しキムは大人っぽいが浅田は子供っぽい、CM出演本数もキムの方が浅田より多いなど、競技と無関係な要素を持ち出して両者を比較し、キムが勝っていると結論づけた。その後、放送内容に一部視聴者から批判があり、さらに番組が用意したデータに客観的な誤りがあったため、『とくダネ!』12月18日放送回にて放送内容に誤りがあったことを認め、司会の小倉智昭は「我々、専門家じゃないから分かんないからね」「真央ちゃん頑張ってくれたのに、ごめんなさいね」と釈明・謝罪した。2011年にロシアで行われた世界選手権では、東日本大震災の直後ということもあり、開会式では日の丸をリンクに映し、その周りで民族衣装を着たスケーターが祈りを捧げるというセレモニーが行われるなど、大会を通して随所で日本を励ます演出がなされた。しかし、大会の独占放映権を持っていたフジテレビはこれらを全てカットし、代わりにキム・ヨナ特集を挟むなどの編集を行った。 2010年3月28日ほか サッカー韓国×日本アジア頂上決戦直前スペシャル2010年10月5日放送の日本対韓国のサッカー試合を「韓日戦」と表現し、批判を受けた。フジテレビ側は呼び方でホームとアウェーを区別しているとコメントしている。 2010年10月5日 笑っていいとも!ピザハットメニューランキングでは、ピザハット公式ランキングでは5位だった「特うまプルコギ」を1位と紹介した。これは公式ランキングの1〜4位が期間限定メニューだったためと説明がされたが、期間限定メニューを削った理由は説明されなかった。 2011年2月28日 Mr.サンデー番組内特集「K-POPにハマる女たち 韓流男子にひかれるワケ」(2011年2月6日放送)で、木村太郎(ジャーナリスト)が韓国政府の国家ブランド委員会について「K-POPをブランド化しようと力を入れている」「広告会社に言って、YouTubeなどに載っている動画の再生回数を増やしている」と主張した。これに対して韓国側は事実誤認と抗議し、フジテレビは3月6日、『Mr.サンデー』の放送中に謝罪した。この問題について、韓国観光大使である宮根誠司が司会を務める番組での発言だったため、「フジテレビに圧力がかかったのではないか」とする説が囁かれた。また、木村の主張の根拠を公表せず、韓国側の言い分の真偽を検証しないフジテレビに対する批判も出た。 2011年3月7日 サザエさんコラボなどではない回で背景に東方神起のポスターが登場。 2011年3月20日 めざましテレビ七夕の日の放送で「少女時代のように足が綺麗になりますように」「KARAのライブに行けますように」などと書かれた短冊を映し、女性アナウンサーらも韓国旅行の魅力をPR。 2011年7月7日 アクセル全開!サンサンと輝くお台場合衆国DO真ん中SPお台場合衆国で一番人気のフードメニューは「冷やし韓国」だと発表した。ちなみに「冷やし韓国」以外のメニューは、冷やし大阪、冷やし中国、冷やしイタリア、冷やしメキシコ、冷やし北海道、冷やしハワイ、冷やし水戸などであった。 2011年7月30日 1年1組平成教育学院番組内企画「海自呉基地!最新潜水艦内部に潜入する」の最後にユースケ・サンタマリアが何の脈絡もなく、「今は少女時代」と叫んだ。このセリフ自体は少女時代の応援掛け声であり、会話の前後関係を無視したセリフを唐突に叫ぶ様子がユースケには以前から見受けられたが、今回は不謹慎であるとして批判が集まった。 2011年7月31日 めざましテレビ韓国歌手数人を連続でイチオシ紹介。 2011年8月3日 それでも、生きてゆくドラマ『それでも、生きてゆく』の一場面に登場した小道具の架空週刊誌に「JAP18 美姿10ショット!」といった表記があった。この雑誌の表紙デザインは雑誌『フライデー』のパロディーであり、「JAP18」はおそらく「AKB48」をもじったものと考えられるが、「JAP」は日本人の蔑称ジャップのことで、「18」は韓国語で「シッパル」と発音し、これに似た発音の「シッバル」が「この野郎」「くそったれ」「FUCK YOU」といった意味を持つため、韓国では「18」をスラングとして使うこともあるので、「JAP18」は「日本人 ファック!」を意味し日本を侮辱するスラングではないかとして問題になった。また、この雑誌の号数はフジテレビ抗議デモと同日の8月21日になっており、デモへの当て付けではないかとの見方も広がった。他にドラマ公式サイトやブログの記載から、スタッフの1人が韓国語に堪能であることが分かり、制作したのはこの人物ではないかとされた。 2011年9月8日 僕とスターの99日2011年10月スタートのドラマ『僕とスターの99日』に韓流女優のキム・テヒが主演することが発表された。キム・テヒは2005年4月30日から5月10日にかけて、スイス親善文化大使としてスイスを訪問した際、訪問先のスイスで日本と韓国が互いに領有権を主張して領土問題となっている竹島(韓国名:独島)に関して、「独島愛キャンペーン」を展開し、物議をかもした。『週刊新潮』が2011年9月8日号で『フジテレビ抗議デモへの回答は独島守護天使主演ドラマ』なる記事を掲載するなど、波紋はすでに広がっている。もともとのタイトルは『彼女はコリアンスター』を予定していたが、一連の騒動を受けて、あまりに露骨すぎるタイトルだとして、急遽『僕とスターの99日』に変更されたと、一部メディアに報じられた。 2011年10月23日 - 12月25日
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