いか・る【怒る】
読み方:いかる
[動ラ五(四)]
→おこ(怒)る[用法]
[補説] 本来、「角立つ」のをいう語。感情が角立てば、腹を立てる意にもなる。この意には、現在「おこる」が用いられるが、これは「起こる」と同源で、勢いが盛んになる意から、気持ちの高ぶるのをいうようになったものらしい。
[可能] いかれる
おこ・る【怒る】
読み方:おこる
[動ラ五(四)]《「起こる」と同語源。感情が高まるところから》
1 不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。「真っ赤になって—・る」
2 よくない言動を強くとがめる。しかる。「へまをして—・られた」
[可能] おこれる
[用法] おこる・いかる——「父親は息子のうそにおこって(いかって)殴りつけた」のように、日常的な怒りが行為や表情となって外に現れる場合には、ほぼ共通して使える。◇抽象的ないかりの場合は「政界汚職にいかる」のように用い、「おこる」はふつう使わない。また、「いかる」は文章語的でもある。◇類似の語「しかる」は、相手の言動やあやまちなどを強い調子で責めること。「父親はうそをついた息子をしかった」のように用いる。
怒り
(怒る から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/12 00:31 UTC 版)
怒り(いかり、英: anger)とは、人間の原初的な感情のひとつで、様々な要因・理由で起きるもの。例えば目的を達成できない時、自分の思い通りにならない時、身体を傷つけられた時、侮辱された時などに起きるものである[1]。憤り(いきどおり)とも言う。特に激しい怒りは憤怒(ふんぬ。忿怒とも)と言われる。用言、動詞的な表現としては「腹を立てる」「立腹」「カッとなる」「頭に来る」とも。また、一部の動物(イヌ、ネコなどの哺乳類、鳥類、その他)も怒りの感情を持つ。
- ^ a b c d e http://www.encyclopedia.com/topic/Anger.aspx
- ^ 『「イラッとくる」の構造』KKベストセラーズ、2014年11月20日、pp.64-69,76-79頁。
- ^ ダニエル・ゴールマン『EQ こころの知能指数』p.98
- ^ 大辞泉【私憤】
- ^ 大辞泉【公憤】
- ^ 『私憤から公憤への軌跡に学ぶ―森永ひ素ミルク中毒事件に見る公衆衛生の原点』1993
- ^ 吉原賢二『私憤から公憤へ: 社会問題としてのワクチン禍』岩波書店、1975
- ^ a b c d e 『EQ 心の知能指数』p.99
- ^ 『EQ 心の知能指数』p.99-101
- ^ “Turn off anger”. Harvard Health Publishing (2015年7月). 2020年2月8日閲覧。
- ^ Publishing, Harvard Health. “Working out while angry? Just don’t do it”. Harvard Health. 2021年1月1日閲覧。
- ^ Neuromodulator and Emotion Biomarker for Stress Induced Mental Disorders (2016)
- ^ Godman, Heidi (2022年1月19日). “Seeing red? 4 steps to try before responding” (英語). Harvard Health. 2022年12月16日閲覧。
- ^ 『EQ 心の知能指数』p.102
- ^ 『EQ 心の知能指数』p.103
- ^ a b c d 『EQ 心の知能指数』p.104
- ^ a b c d 『EQ 心の知能指数』p.106
- ^ a b 『精選版 日本国語大辞典』【腸が煮えくり返る】
「怒る」の例文・使い方・用例・文例
- 烈火のごとく怒る
- もし私がこの家を売ったら,父はとても怒るだろう
- 敵意を抱く,怒る
- かっと怒る
- 小なべはすぐ熱くなる;つまらぬ人間はすぐ怒る
- 怒るな
- 彼女は批判されると怒る
- あなたには怒るだけのもっともな理由がある。
- 時には怒ることも必要です。
- そろそろ、日本人は真剣に怒るでしょう。
- 彼は怒るかもしれないと思う。
- 私には、あなたを怒る理由は何もない。
- 私は、あなたを怒る理由がない。
- 兄は怒ると怖いです。
- なぜ上司は怒るのか?
- もし、あなたが約束を破ったら、私は怒るでしょう。
- もし遅れたら、私は怒るでしょう。
- もし遅延が発生したら、私は怒るでしょう。
- 私は彼を怒る。
- 私は彼女が私に怒ることに慣れている。
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