定番要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 08:08 UTC 版)
「メタルマックスシリーズ」の記事における「定番要素」の解説
自由度 シリーズ最大の特徴の一つ。多くのRPGにある「フラグを立てる」(キーアイテムを入手や特殊モンスターを倒す等の「特定の条件を満たす」事)必要性および一本道の攻略ルートが殆ど無いため、遭遇した敵から逃走を繰り返すなどの手段を用いれば、序盤から遠くの町へ辿り着くことが不可能ではない設計。そのため、セオリーを大きく無視して性能の高い装備を早期から充実させることが可能であったり、仲間を作らず一人でクリアというプレイもできる。 賞金首 自由度の高い設計となっている本シリーズにおいては、ストーリー上で立ちふさがる強敵(所謂「ボスキャラクター」)という存在が少ない。その代わりにプレイヤーが自発的に倒すべき目標に設定されている強敵として、高額な賞金をかけられた指名手配犯が登場する。遭遇方法も多様で、特定の施設にて目に見える形で潜伏しているパターン以外に、通常の敵キャラクター同様の遭遇でいきなりプレイヤーキャラクターの前に姿を見せるなどの例もあり、またそれらは決して珍しいものではなく、場合によっては何の施設とも関係ないフィールド上で突然出くわすこともある。カミカゼ、マッスル系賞金首 ほぼ毎回出てくる定番の賞金首。カミカゼ系は常ににやけた顔をしており逃げ足が速く、たまに自爆してくる。マッスル系は常日頃から究極の肉体を求め人体実験を繰り返している。 犬 後発のファイアーワークスおよび『ゼノ』を除くシリーズ全般に登場。主に捨て犬を仲間にして共に旅をする。戦闘ではコマンド入力ができず、独自の判断により行動を取る。犬が仲間にならない第1作でも、主人亡き後の戦車を守るボスとして「バイオニックポチ」が登場している。 インテリアショップ 主人公の家族・ヒロイン・関係者に家具を送り、部屋を豪華にする。作を重ねるごとに送付対象が増えている。『砂塵の鎖』からは服が追加され、送付対象の建物の居住者にコスプレをさせることができる。 引退エンド シリーズ当初から存在する、自発的に冒険(モンスターハンター業)をやめる選択をするだけで突入するエンディング形式。第1作(および『リターンズ』)ではこの形式のみ存在。『2』からはマルチエンディングとなり、ハンター引退はその中の一つとなった。 緋牡丹シリーズ その名の通り、ネーミングのどこかに緋牡丹と名付けられた武器群。生身で戦闘するための「緋牡丹のドス」「緋牡丹のさらし」および、戦車搭載用の「○○ミリ緋牡丹」「緋牡丹バルカン」「緋牡丹ATM」などがあり、戦車用はドロップアイテムの非売品でシリーズ通じて改造前から攻撃力が高く、非常に軽量であるのが特徴。 材料を集めることで戦車を作る要素 『2』から登場。文明の破壊により本来手に入れることが困難な戦車は、ほとんどのケースにおいては何らかの方法で「見つける」ことで手に入るが、例外的にこの方法では世界のどこかにいる「バトー博士」のもとで材料となる鉄くずを集めれば、性能をあらかじめ指定して理想の戦車を作ることができる。 ドクターミンチ 死んでしまった仲間を復活させるための手段として登場する科学者。ミンチ本人は死体の蘇生を「実験」としているため、何度でも無料で協力してもらえる。 魔法の無い世界 現実世界をモデルにしたこのシリーズにおいては、超能力や魔法といった非現実な能力は登場しない。そうした非現実的な能力が担う役割に見られる「体力回復」「特殊攻撃」「攻撃補助」「状態回復」「ダンジョン脱出」「拠点への瞬間移動」といった役目は、全てアイテムおよび戦車による砲弾が担っており、個人がリソース消費型として修得・所有することは原則的にない。アイテムも一度に携行できる数量が限られているため、多くのRPGに見られる「能力による回復などを駆使した戦線維持による長期戦」が不可能であり、賞金首・ボス等の強敵との戦いも基本的には数ターンで勝敗が決する。したがって、短期間で強敵を打倒できるだけの戦力を整えることのできる施設や要素が各地に存在する。『砂塵の鎖』以降は特技が登場している。また『3』では、メタモーフ細胞を体に移植した変身能力を持つ能力者が登場し、特技も職業に合わせた特技をレベルアップにより覚えることが可能。 衛星レーザー 世界地図を表示できるアイテム「BSコントローラー」を手に入れ、一定の条件を満たすと上空の衛星からレーザーを発射できる。ただし発射に時間がかかる。 機械による転送 戦車に搭載する道具として「ドッグシステム」が登場し、街中や屋外フィールドであれば立ち寄った経験のある街を指定して帰還、ダンジョンなどの敵地では拠点から外への脱出が可能。 街中には「転送センター」が設置されており、戦車から降りて生身で利用するという制限はあるものの、異なる街の間を一瞬にして移動できる。中盤以降は転送事故という要素もあり、本来指定したはずの拠点とはまったく異なる位置の施設へと飛ばされるが、シリーズで原則的に不可能な「戦闘不能となった仲間をその場で復帰可能」という効果の携行アイテムを一度に1つだけ獲得できる。 用途不明のアイテムの組み合わせで効果を発揮するアイテム 単体では使用できず、世界各地に散らばっている「単独使用不能」かつ「ネーミングに共通点がある」という用途不明のアイテムを別個収集し、それらを組み合わせることで効果を発揮する。 レーザーバズーカは生身で携行する武器、LOVEマシンは生身で携行する補助アイテム、ヤキトリ砲は車載兵器。いずれも、パーツ(要素)の組み合わせを変えることで性能が変わる。 育成兵器 入手後、特定のアイテムなどを投入する事で強化する兵器。 ジュークボックス ゲーム内のBGMが何曲か収録されており、設置してあるフロアのBGMをその曲に変更できる。 自動販売機 各種アイテムの購入を、有人の店舗だけでなく自動販売機でも可能にしているシステム。店で販売されていないアイテムが売られていることがあるほか、ダンジョンなどの敵地においても現地の自動販売機で物資補充が可能なこともある。ルーレット付きになっており、買い物をするとルーレットが回り、当たりに止まると景品をもらえる。 お大尽 その町の酒場にいる客全員に一番高い酒を振舞い、酒場を出るまでセリフが主人公に感謝する物に変更されるというお遊びイベント。 おつまみ やきアメーバ、くらげぬたなど、モンスターの体の一部を利用したゲテモノ料理。文明の破壊による影響でこうしたものも食材として酒場などで重宝される。また、食用になりそうなアイテム(ぬめぬめ細胞など)を酒場で売りつけることで小遣い程度のお金がもらえる。場合によっては酒場での食用以外の用途に使われる例外もある。 バーゲン 街に立ち寄った際に開催されていることがあり、開催中は店商品の値段が割引となる。戦車に積載する武器は高額に設定されている傾向にあるため、運よくバーゲンに立ち会えば割引によって購入資金を大幅に節約することも可能。 レンタルタンク 戦車のレンタルサービス。所有しようと思えば困難である戦車を、街の施設で手軽に借りて使用できる。詳細は後述。 ドラム缶押し 『2』から登場。施設にあるドラム缶の一部を押して動かせるというもの。同様の方法で押して動かせるオブジェクトは多数存在するが、『2』のドラム缶については押すことだけを目的としたイベントが存在する。 サルベージ屋[要曖昧さ回避] 『2』から登場。通常は全滅した場合、もし戦車があればその場に置き去りにされるが、特に海上で全滅した場合、移動手段として不可欠な船そのものが『沈没』という扱いになり、そのままでは海上の移動自体ができなくなる。そのため有料で船を引き揚げる施設が存在する。引き上げの際、船以外にも海に沈んでいたアイテムを引き揚げることもある。 蚊 宿で安い料金の部屋に泊まると定期的に起こるイベントで、カトール系アイテム(蚊取り線香)が無いと蚊の攻撃によって1ダメージを受ける。 ロックハッカー どんな扉・金庫でも解錠できる、ピッキングに近い高性能の鍵。 レッドウルフ 唯一シリーズ通して全作品登場の皆勤戦車。第1作目で衝撃的な出会いと結末を迎えた事で非常に人気があるメルカバ型。名前も全て「レッドウルフ」もしくは「Rウルフ」である。 ゲーム進行に影響のないアイテム 「投げやすい石」など、実用的にはまったく意味のないもの。武器や防具の中にも、お遊び要素で実用価値(ゲームを有利に進める効果)のないレアアイテムも存在する。
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