bargain
「bargain」とは、売買契約・特価品を意味する英語表現である。
「bargain」とは・「bargain」の意味
「bargain」とは、主に「売買契約」「取引」「約束」「契約」「協定」「格安品」「特価品」「バーゲン」「格安の」「掘り出し物の」「交渉をする」「駆け引きする」「合意する」「値切る」などを意味する英語表現。品詞は名詞、形容詞、動詞としての用法がある。現在分詞形では「bargaining(交渉、値切ること)」になる。「bargain」の発音・読み方
「bargain」の発音記号は、イギリス英語で「bɑ́ːgən」、アメリカ英語で「bɑ́rgən」である。カタカナ表記すると、イギリス英語で「バーゲン」、アメリカ英語で「バァルゲヌ」のような音であり、最初の「ba-」にアクセントが置かれる。「bargain」の語源・由来
「bargain」の語源は、古フランス語の「bargaine(ビジネス、交渉、取引)」、ゲルマン祖語の「*borgan(誓う、貸す、借りる)」である。元々は、掘り出し物が陳列されている店の地下フロア、特売のために値付けされた品物という意味であった。印欧語根は「*bhergh-(隠す、保護する)」。同じ語源の単語には「borrow(借りる)」「bury(埋める)」がある。「bargain」を含む英熟語・英語表現
「into the bargain」とは
「into the bargain」とは、「おまけに」「さらに」「そこへ持ってきて」という意味の英熟語である。「He's intelligent, funny, a loving husband, and an excellent cook into the bargain.(彼は知的で面白く、愛情深い夫であり、おまけに料理も得意である)」のような使い方がある。
「make a bargain」とは
「make a bargain」とは、「取引をする」という意味の英熟語である。「strike a bargain」も同じような表現になる。「make a good bargain」で「安い、得な買い物をする」の意味。「The management and employees eventually made a bargain.(結局、経営陣と従業員は交渉に臨んだ)」のように使用する。
「bargain is bargain」とは
「bargain is bargain」とは、「約束は約束だ」という意味の英語表現である。武士に二言はない、約束をしたから仕方がない、という意味合いになる。「Bargain is bargain; you know how to make money of nothing, and even more money, of course.(約束は約束だ。あなたは何もないところからお金を作る方法を知っているし、もちろんもっとお金を増やすこともできる)」というような文章に使用される。
「bargain for」とは
「bargain for」とは、「~について交渉する」「~を考慮に入れる」といった意味の英語表現。「格安品」「値切る」などよりも語源に近い使い方である。「They didn't bargain for such a large salary.(そんな高額な給料を交渉したわけではない)」のように用いられる。
「bargain」に関連する用語の解説
「bargaining」とは
「bargaining」とは、「交渉」という意味の英語表現である。「交渉の立場」は、「bargaining position」のような言い回しになる。「You are in a weaker bargaining position if you are a casual, temporary, or contract worker.(臨時雇い、派遣社員、契約社員であれば、交渉の立場は弱くなる)」
「厳しい交渉」は「tough bargaining」で表現できる。「After tough bargaining, the plan has been agreed upon with the unions.(厳しい交渉の末、労働組合と合意した計画だ)」
「bargain-basement」とは
「bargain-basement」とは、「特売の」「掘り出し物の」を意味する英語表現である。「Act now if you want to buy bargain-basement shares.(格安株を買いたい人は今すぐ行動することだ)」のような使い方がある。
「bargain」の名詞とは
「bargain」を名詞で用いる場合、「交渉」「駆け引き」「特価品」といった意味の単語になる。次のような使い方がある。「The airline regularly offers last-minute bookings at bargain prices.(この航空会社では、定期的に直前予約を格安価格で実施している)」「The treaty was based on a bargain between the governments.(この条約は、政府間の駆け引きに基づくものであった)」
「bargain」の使い方・例文
交渉という使い方では、次のような文章がある。「He failed to carry out his side of the bargain.(彼は、交渉を優位に運ぶことに失敗した)」"安い買い物を狙っている人"は、「bargain hunter」と表現する。「The sales had started and the bargain hunters (= people looking for things at a low price) were out in force.(セールが始まり、バーゲンハンター[安い値段で物を探している人]が大挙して押し寄せてきた)」
値切るという言い方では、次のように用いられる。「You can usually bargain with antique dealers.(骨董品屋さんではたいてい値切ることができるだろう)」
格安運賃は「bargain fares」という言い方になる。「In 1955, so-called "bargain fares" from New York to Paris were the equivalent of just over 3,200 dollars in 2023.(1955年、ニューヨークからパリまでのいわゆる"格安運賃"は、2023年でいう3,200ドル強に相当する。)」
バーゲンセール
(バーゲン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 09:36 UTC 版)
バーゲンセール(Bargain sale、単にバーゲンまたはセールとも)は、小売店が商品を定価より価格を下げて大規模に売り出す催しのこと。
概要
バーゲンセールを催すのは単価の高い商品を扱う百貨店、衣料品店、家電量販店、家具店などが多い。これらの店は、季節の変化や新モデルの投入により発生する不良在庫を消化するために、バーゲンセールを行う。反面、スーパーマーケット、ドラッグストア、食料品店など、単価の安い商品や同じ商品を大量に扱う店が行う安売りは、特売または単にセールと呼ばれ、バーゲンと呼ばれることは少ない。バーゲン(bargain)は本来「掘り出し物」の意味であり、英語では単体で催し物を意味することは少ない。
種類
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クリアランスセール
日本語で在庫一掃セールとも言い、商品の入れ替わり時期に開催。衣料品では1月と7月によく行われる。また、この時期は企業や官公庁の賞与または期末勤勉手当の支給直後にあたり、消費意欲の活性化による売り上げの向上も期待される。特に1月は、単価が高い冬物衣料が安売りされることやお年玉により中高生の消費も刺激されることにより、7月より大規模なバーゲンが多く、福袋の販売を含めて、初売りと称する。紳士服店ではクリアランスセールの事を「閉店セール」と称している。
英語のクリアランス(clearance)には「一掃する」という意味の他にこれ単独で「在庫一掃販売」という意味がある。また、カタカナ語として「クリアランス」単体で同じ意味を持つ場合もある。
閉店・改装セール
店舗の閉店や改装に伴う在庫整理のセール。余剰商品は産業廃棄物となり処理コストが高いため、価格を限界まで下げることが多い。しかし、チェーン店では余剰商品は他店舗に回せるため、必ずしもすべて売る必要はない。紳士服店では、この意味を示す用語として「完全閉店セール」を使っており、単に「閉店セール」という場合は前述の「クリアランスセール」を示す。
開店セール
新規店舗が出店時に顧客の獲得のために開催。商戦の激しい地区の家電量販店のものが多く取り上げられ、限定商品には開店前に行列ができることが常である。
記念セール
会社の創立記念日やその他の祝賀行事にともなって開催。関係会社や親会社の所有するプロ野球球団の優勝記念セールなどが有名である。また、スポーツ行事の記念セールのように企画時に勝敗が未定の場合は、もし優勝でなかった場合でも「応援ありがとうセール」などとすることが多い。
各国のバーゲンセール
日本
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日本のバーゲンは東京の銀座にある伊勢與(現:ギンザのサヱグサ)が1914年に用いたものが最初とされる[1]。
百貨店やファッションビルではそれぞれのバーゲンセールに固有の名称をつけることが多い。以下に列挙する。
- 冬市/夏市(西武百貨店・そごう)
- グランバザール(パルコ)
- レッドバザール(阪急百貨店)
- スパークリングセール(丸井)
- イエローバザール(LOFT)
- レッドタグバザール(Wing高輪、上大岡、久里浜)
欧米
フランスではバーゲンにあたるソルドゥ(仏: Soldes)を実施できる期間が法律で定められており、6〜7月と1〜2月の約5週間である[2]。
ブラックフライデー
アメリカ合衆国の小売店では、感謝祭があけた11月第4金曜日から週末にかけて、クリスマスに向けた大規模なセールが行われる。これをブラックセールと呼ぶ。ブラックの語源は、小売店が大幅な黒字を出す(見込む)ことなど諸説。この呼称はイギリスにも及んだほか、2016年からは日本でも意識的に取り上げられるようになった[3]。
脚注
- ^ 泉麻人 (2016年5月25日). “銀ぶら百年 〜イズミ式銀座街並細見〜サヱグサのシックな歴史を学ぶ”. 2022年11月4日閲覧。
- ^ 佐藤正透『暮らしのフランス語単語8000』語研、2014年、8頁。
- ^ 黒字になるから「『ブラック』フライデー」?イオンが11月に超激安セール J-cast News(2016年10月25日)2016年12月31日閲覧
関連項目
バーゲン
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「花のあすか組! BS(ブラックスクール)編」の記事における「バーゲン」の解説
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「バーゲン」の例文・使い方・用例・文例
- この靴はバーゲンセールで買いました
- あれはバーゲンです。
- 商店街のバーゲン
- 私は洋服をバーゲンの時にしか買うことができません。
- その店のバーゲンセールが間もなく終わる。
- 予定より遅れますが、8月のバーゲンセールには納品を間に合わせます。
- 彼女はバーゲンには抜け目がない。
- 最初にデパートのバーゲンにつきあってほしいんだけど。
- 後二日でバーゲンがなくなる。
- バーゲンセールを利用してセーターを3枚買った。
- バーゲンセールを利用してお金を節約しよう。
- スキーシーズンも終わりに近づいて、ウエアとかのバーゲンやっているけど、余り物しかなくて丁度いいサイズのモノがない。
- これはバーゲン商品なので定価よりやすくなっているんじゃないですか。
- このテレビはバーゲンで買ったんだ。
- このTシャツはバーゲンで買った。
- あのデパートはブランド品のバーゲン中です。
- 手がかりを見つけようとする[バーゲン品をあさる].
- 彼女にはバーゲン[詐欺師]をうまくかぎつける勘がある.
- 彼(女)らはバーゲン売り場に殺到した.
- デパートは半期に一度のバーゲンセールをする.
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