夢野家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 07:46 UTC 版)
「おねがいマイメロディの登場キャラクター・人間界の人々」の記事における「夢野家」の解説
夢野 歌 メインキャラクターを参照。 夢野 奏(ゆめの かなで) 声 - 加藤夏希 夢野家の長女で歌の姉。夢ヶ丘学園高校の1年生で、恵一と同級生。 無印ではメインキャラの中で唯一クロミの悪夢魔法をかからなかったが、『くるくるシャッフル』から他のメインキャラ達と同じように悪夢魔法にかかるようになった。 『すっきり♪』では登場はするものの、前作まで奏を演じていた加藤夏希が降板したため、最後まで台詞は無い。 物事に対してはクール。妹たちを気遣い、亡き母親の代わりとして、妹たちに躾をしている。また、人々の夢を吸い取られ、追い詰められても冷静さを崩さない芯の強さも見せていた。 授業中でも化粧をしている。化粧品などを多く持っているため、たまに妹たちに使われ化粧のことで揉めて姉妹ゲンカにもなる。欲しい高級ブランドが多い。夢防衛少女隊に至っては鎖骨辺りと腹部が大きく開いた露出度の高い水色基調のコスチュームだったため、本人は不満に思っていた。胸元にはハートのサングラスがある。 恵一とは小学校からの同級生で歌に助言している。中学で同じクラスだった時に、ラブレターを出すが執事に同じ返事で代筆され、3日かけて作ったバレンタインデーのチョコは職員室のお茶菓子にされ、一緒に学級委員をした事も忘れられる。この事から現在では恵一を嫌っており、真菜と共に恵一を嫌う数少ない女性メインキャラの一人である。恋愛遍歴についてはミーハーでイケメンが好きだった。過去の経験も踏まえ「愛するより愛される」方が良く、理想の男性像は「失敗しても立ち直り、自分の夢に向かって頑張れる人間」と語っていた。そのため、夢を目指す菊池の姿が好きだったが、魔法で失敗に立ち直れない情けない姿を見て別れてしまう(ただし、完全に嫌いになったわけではない)。夢ばかり追いかける男に懲りてしまったようで、「男らしくて、汗臭くない、甘えさせてくれる“大人の人”」が理想の男性像と語っている。 夢野 琴(ゆめの こと) 声 - 八武崎碧(現:悠木碧) 夢野家の三女で歌の妹。夢ヶ丘小学校の4年生。髪を右斜め上(向かって左側)でワンサイドアップにしている。普段はTVゲームで遊び、クラスで好意を寄せている中沢たちと遊んでいることが多い。好きな食べ物はカレーで葱は苦手。真菜の指導により泳げるようになった。夢防衛少女隊の衣装は水色のサロペット。 真菜からは「歌よりしっかりしている」と評され、仲はいい。元気だが正義感があり、いじめられている相手を守り年上の相手でも立ち向かっていく。普段は明るく溌剌だが父に甘えがちなところもある。 父のことが大好きで、父と一緒のときは甘えたり、琴チャージ(抱きついたりして、スキンシップをすること)で疲れを癒してあげている。父が仕事で不在が多く寂しい事を知っているためか、結婚するなら解雇されず土日休みで遊んでくれる公務員と考えている。子供扱いされるのを嫌っていたが、魔法で幼児化した姉たちの相手をしている内に、姉の苦労を知った。 物心ついた時には母(鈴)は他界しており、その温かみを知らなかったため長らく寂しい思いを抱きつつ、姉たちのように母との思い出を持ちたいと願っていた。この願いは、後にサンタクロースの協力を得たマイメロとクロミの魔法でクリスマスに母と出会い、琴から無数のピンク音符が生まれた。クリスマスで再び会えることを信じ、「シアワセの羽」の歌を覚え、聞いてもらうことが夢になっていた。家族で旅行先のスキー場でクリスマスを迎えた。麓の木を飾り付けした大きなクリスマスツリーを見に滑っていくと、雅彦や歌たちが夢で見た崖から落ちてしまう。その時、マイメロとクロミの魔法で雪ウサギに乗り移った鈴が、崖から空中に飛び上がり、自分の白いマフラーを琴に掴ませて空中に引き上げたところを、雅彦に助けられた。助けてくれたのが母だと気づき、夜空を見上げ覚えた「シアワセの羽」を歌い、夢を叶えている。 子供っぽい潤とは対等の立場のように話をする。お互い泳げない事から口喧嘩をし、沖まで泳ぎ溺れてしまい、潤は泳げないにも係わらず助けようとした。そのことにお礼を言いつつ、口喧嘩のことも謝っている。家出した潤が夢野家に厄介になった時に、「マイシスター」と言われた。兄に憧れていたようで、「潤でも、いいな」と言っている。風邪を引いて寝込んだ時、シツジ仮面の言葉で昔のことを思い出した潤が、琴の傍でギターで「シアワセの羽」を弾いた。高熱で苦しんでいたが、「ありがとう」と安心し翌日には治った。 夢野 雅彦(ゆめの まさひこ) 声 - 清水宏 夢野家の父。鈴との出会いは学生時代に自転車登校の途中、彼女に衝突したことだった。その時に聞いた彼女のダジャレが雅彦の心に残り、それから交際が始まり結婚した。琴が赤ちゃんの時に死別しているが、今も想い続けている。この時のダジャレは娘の歌や駆にも使っている。 娘との関係にかなり気を揉んでいる。特に恋愛観に強く介入し、仕事の都合で家にいられないことで苦悩する。娘を大切に想う気持ちは強く、誕生日や授業参観、家族旅行などのためにスケジュールを取り、ダークパワーの力で鶴になり本能のまま空に飛んでいったが、電波塔から落下する歌たちを助けるなど父親としての責任は十分に果たしている。奏が交際していたときの元恋人・菊池を認めず「お父さん」と呼ばれたが固く拒み、別れた事に大喜びした(この時は歌と琴から指摘で止められた)。『すっきり♪』で歌が小暮と交際し始めたことを知った際、猛反対している。納得がいかないところを黒音符に取り付かれ、駆に男の試練七番勝負を挑む。最後の柔道勝負の際、クマくんの投げたバナナの皮により転び駆に庇われるがその弾みでキスをしてしまった結果、ムカムカ玉を出した。琴と中沢に関しては特に介入していない。 紀行ライター。世界各地に出張し、お土産を持ち帰る。仕事に身が入らなくなると、娘たちとのスキンシップを求めるが、奏・歌からは断られている。遅筆なのか編集を困らせるようで、徹夜することが多い。夜は強いが昼は余り強くない場合がある。家族との時間が少なく、「家族と一緒にいたい」という夢を持ったところ音符100個目を狙うクロミの魔法で小説家になり、純愛小説で「芥茶(あくちゃ)川賞」を受賞。魔法騒動後、自分の紀行文にファンがいることを知り、ピンク音符を出し紀行ライターに戻った。 特技はダジャレ。他には手先が器用で、バルーンアートもできる。相手にされないことが多い。分かってくれるのは、マイメロ(ただし意味は伝わっていない)、バク、永代橋先生ぐらい。理由は、「笑いの絶えない家庭にする」という自分の考えや妻との約束を守っているため。日ごろからダジャレ教育を欠かさず行っている。鈴と交際を続けるうちに鈴の父はダジャレ好きということが分かり、ダジャレが言える事が結婚条件の1つにもなっていたようで、ダジャレの腕を磨いた。挨拶当日、結婚を一晩考えたダジャレで認められた。 娘たちに慕われてはいるのだが、母親代わりをするため女装をする変わった所があり、女装して琴の願いをかなえようと、授業参観に参加しようとした。 当初はマイメロを“琴のヌイグルミ”と思っていたが、魔法に掛けられた後にマイメロ一家を紹介され、戸惑いながらも事実を受け止めた。すぐにマイメロパパとは、お互いの苦労を理解し合える仲になった。家事は三姉妹に任せていたが、マイメロが来るまでは部屋の散らかり具合に嘆いていた。正体を知ってからは、マイメロに家事を任せっきりになる。マイメロと一緒にいる時間には、口癖のダジャレで苦労している。 夢野 鈴(ゆめの すず) 声 - 笠原弘子 歌たちの母親で故人。歌たちを見守っている。歌たちから「お星様になっている」と教えられたマイメロは、その言葉を信じているようで、宇宙遊泳しているときに探していた。琴の願いがこもった魔法で一夜限り降臨し、家族と抱き合い雅彦をママチャージで癒してあげた。 次の年のクリスマスに琴の事故に遭う運命を知ってしまい、サンタに琴を助けてほしいと頼み込んだ。サンタの好意で、再びマイメロとクロミの魔法により、雪ウサギに乗り移り琴を助けた。 『すっきり♪』には登場しない。 雅彦と学生時代に出会い交際を始めてからは、結婚できるようにダジャレを聞きその評価をした。ダジャレの才能が上達した雅彦との結婚を父(声:野添義弘)に許される。結婚後も歌たちの前でダジャレを言い、笑いの絶えない家庭を築いた。
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