地球チーム
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レン・カラス (Ren Karas) 声 - 本城雄太郎/チョン・ミスク 本作の主人公。2077年9月生まれ。まほらばタウンに住む好奇心旺盛な12歳の少年。定食屋「Dan」を営むカラス夫婦の一人息子。口癖は、飲料水の宣伝のキャッチコピー「とにかく笑って未来オレンジ!」。興味を示した事には寝食も忘れる程に熱中する性格。反面、興味の無い事にはなるべく関わらないスタンスで、ほぼ他人任せにする場合もある。 後述のキアラやホミと同じく、カー博士によって導かれ地球側のエレメントハンターに任命された少年。その活発な行動力から、ミッション時において地球チームの牽引車となっている。QEXとの戦闘で多く活躍を見せるが、楽観的に分析・判断してしまう傾向がある。又、機械に関する順応力が高く、仕組みや理屈は分からずとも巧く操作を行う事を得手とする。 ネガアースにて公式のエレメントハンター(コロニーチーム)の面々と度々顔を合わせる事になり、彼らに対し常に競争意識を燃やしている。しかし、テストで13点を取ったことがある。任務にかまけて成績が落ちてしまい両親に叱られるが、「やるべきことはやる」と約束し許してもらっている。作中、コロニーチームリーダーであるアリー・コナリーと接する中で彼女の善さ・優しさに触れ、なにかと気遣うようになった。ミッション中に二人で洞窟に落ちてしまった際、互いのささやかな秘密を教え合ったりなどをきっかけに対話し、親しくなった。又、ミッション中にてQEXオウジュに考え無しに突撃した際にアリーに助けられ、代わりに爆発を受けた彼女を死なせてしまったと思い(コロニー側も殉職と発表していた)深い心的外傷を受けた事がある。以降、思考する余裕があるならば慎重に、というスタンスも執るようになり、精神的な成長が見られるようになった。アリーとは互いに恋心に近しい感情を抱いていると思われる描写がある。 父は定食屋の旦那であるダン・カラス。母はその妻であるアン・カラス。作中既に故人として登場した祖父ジュン・カラスは宇宙飛行士であり、カー博士の研究の仲間であった。 物語後半はカー博士により自分達三人の脳内にナノポータルなるものが存在する事を明かされ、対ネオQEX戦やシェイプシフターとの意思疎通の為に奮闘。ある飛行型QEXの元素回収任務では勉強の成果が発揮され(キアラとホミが驚愕し思わず正気を疑う程)、迅速に対策を提案した。 又、理解力に関しては釈然とせず、キアラが強引と評したトムの解説には何の問題も無く理解を示した為呆れられている。11次元におけるジゲンノリュウとの決戦では、その強大な力に対し自らを巨大化するイメージをとり、文字通り10mを超す巨人となって応戦した。元素消失解決後はアリーや仲間達と連絡を取り合いつつ、両親と相変わらず元気な日常を送っている。 ちなみに小学生の頃は「極秘忍者部隊エレメントファイブ」というテレビ番組を毎回キアラの家に通って観ていた。 キアラ・フィリーナ (Chiara Ferina) 声 - 榎本温子/ソ・ジヨン 2077年8月生まれ。まほらばタウンに住む12歳のおてんばな女の子で、日本語版における口癖は「あたしが正義よ!」。オレンジ色のロングヘアに水色のリボンを付けている。色白で瞳は薄いブルー。水色のパーカーの下に黒とピンクのシャツを着ており、白いデニムスカートにレギンスを組み合わせたファッション。女優の母を持つが、常に仕事で家にいないため、失業中の父と2人暮らし。家事はすべて彼女がやっている。おしゃれ好き。タコなどの軟体動物が苦手。一見、気が強くて自己中心的に見えるが、実は仲間思いで優しく、繊細な一面もあるしっかり者。思ったことは何でもはっきり口にし、道徳的な概念や自分でやると決めたことは貫くタイプ。誰よりも率先してミッションをこなそうとする。離れて暮らしている母には反発しつつも応援している。序盤ではレンがアリーを意識しているのが気に入らない様子だったが、17話以来自分への態度が劇的に変わったロドニーを意識するようになる。最終回で、11次元出発前の告白の返事通りロドニーと2人でケーキ屋に向かおうとする。が、その途中で連絡を受け廃墟ホテルの取り壊し現場に行き、結局初デートはそのまま全員でレンの家に行くことになりお流れになった。 ホミ・ナンディ (Homi Nandie) 声 - 桑島法子/オ・インシル 2077年10月生まれ。11歳(8話から12歳)。まほらばタウンに住む。レン、キアラの友人。2人と違い控えめな性格で、常に集団の中で中立を保ちたがる防御型の草食系。いつも喧嘩になる2人のなだめ役。口癖は「何と申しましょうか…」。2人と意気投合するまでは、なかなか学校へ行けず家にいることが多かった。身体が弱い反面、優秀な頭脳を生かし実戦では参謀として不動の地位を築く。優しく穏やかな性格で、怒るということは絶対にない。幼い頃、検査では次元フィルターローブが十分にあった為、コロニーで暮すことの出来る資格を持っていたが、心臓疾患であったため地球で里親に育てられることになった。現在は養母と飼い犬のセナと暮らしている。学者タイプで夢中になると周りが見えなくなりやすい。 ネオQEXに攫われた際入手したハンナの髪の毛のDNA鑑定から、彼女とは兄妹であることが発覚。最終回ではハンナの付き人となり彼女を傍で支えている。 エイミー・カー (Aimee Carr) 声 - 真山亜子、江里夏(少女時代)/ユン・ソラ 2024年生まれ、2086年死亡。62歳。レン達3人をエレメントハンターに任命した女性。肉体的には既に死亡しており、現在はホログラムとして存在している。政府首脳部に警戒されている。既に元素消失の真相を握っているらしく、自らの持てる情報をアリーにのみ話した。 5歳の頃に両親を津波で亡くしており、その原因が地球のせいだと思い込み、「地球なんか無くなっちゃえ!」と叫ぶ。それが十一次元に棲む存在(時空虫)が覚醒・感知し、地球の「元素消失」を引き起こした。大人になったカー博士はポータルをネガアース調査に利用しようとするが、レンの祖父ジュン以下多くの犠牲者を出し、地球へ追放されてしまう。独自の理論からポータルはまだあるはずと見たカー博士は、一生を費やして第二のポータルを捜索し、発見した第二のポータルを使って地球を救える「真の」エレメントハンターを捜すため、己の肉体を捨てて精神をネットに転移した。 最終話では11次元に記録された過去の自分の残像を説得する為にレンたちの力を借りて11次元に実体化する。それと同時に地球のネットワークから自分のデータを消去し、残像と共にこの世を去ることで、自分が引き起こした元素消失という惨事への「落とし前」をつけた。 ユノ (Juno) 声 - 中山さら/パク・チユン カー博士が作った、有能なアンドロイドの少女。カー博士の記憶がそのままコピーされている。レン達のサポートにあたる。泣くことに憧れている。35話では、ネガアースに取り残されたエレメントハンター6名を救い出す為の最終手段として、体内のサブアトミックチップに必要情報を書き込み、彼女を地球のコアへと送り、元素消失の流れにのせて情報をネガアースまで送り込む計画のために自らを犠牲にした。その消滅直前、夢であった「涙を流す」行為を実現している。 消滅後もホログラム録画映像や11次元でのイメージの具現化などによってたびたび登場した。最終話の最後のシーンでは彼女のバックアップ機らしき少女が登場している。
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