双子座のサガとは? わかりやすく解説

双子座のサガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 06:52 UTC 版)

黄金聖闘士」の記事における「双子座のサガ」の解説

双子座ジェミニ)サガ 年齢28歳身長:188cm。体重:87kg。誕生日5月30日血液型AB型出身地ギリシア修行地:ギリシア聖域。 技:ギャラクシアンエクスプロージョン、アナザーディメンション、幻朧魔皇拳(げんろうおうけん) 声:曽我部和恭TV版、カセットコミック版)、野島昭生TV版黄金十二宮編 / 善)、関俊彦(カセットコミック版・黄金十二宮編 / 善)、置鮎龍太郎OVA聖闘士星矢 冥王ハーデス編以降関連作品)、山寺宏一LEGEND of SANCTUARY双児宮守護するカノン双子の兄。黄金聖闘士中でも随一実力持ち主。その拳は銀河星々をも砕くといわれ、聖衣を纏わずしてアイオリアでさえ見切れない拳を放ち相手意のままに操る精神攻撃も得意とするなど、あらゆるシリーズにおいて「最強黄金聖闘士」と称されている。 「神の化身」と称されるほど優しく清らかな心の持ち主といわれ、アイオロス除けばサガこそが新教皇に相応し人物誰からも認められていた。前教皇シオン仁・智・勇に優れたアイオロス教皇の座を任せたことを契機に、心の奥底眠っていた悪の人格発現。神のような人格悪魔のような人格二重人格苦しむ事になる。アイオロスこそ教皇相応し聖闘士として協力惜しまず一命をかけて尽くすことを誓うが、シオンに悪の人格潜んでいることを看破されたことで半ば逆上してシオン暗殺し、自ら教皇成り済ます。更に地上支配するため、まだ赤子アテナ殺害すべく黄金の短剣振り下ろすアイオロスによって阻まれアテナ救出して教皇の間から逃走した彼にアテナ暗殺濡れ衣を着せシュラ討伐実行させた。以後聖域では、サガ本人聖域から姿を消したものと思われていた。 アニメでは悪の人格発現し直接の原因カノンによる悪の誘惑とされるアテナ降臨後にシオンの弟アーレス殺害して自らアーレス成りすまし銀河戦争と時を同じくしてシオンをも殺害し教皇の座に就いて聖域全権掌握するに至る。『アニメ・スペシャル2』掲載小説サガ野望序曲」では、サガポセイドン軍の動向を探るために聖域離れたという名目とされた。アニメでは善の人格時の髪の色は青、悪の人格の時は灰色描かれるまた、アニメ版では瞳の眼球の色が悪の人格時の赤く染まる。 アテナ不在となった聖域では彼が教皇として実質的な支配者となり、居るはずのないアテナ聖域最奥アテナ神殿にいるかのように振舞っていた。善の人格の際の教皇として挙動正に神のようで、聖域のみならず近隣の住民からの尊敬集めていた。しかし一方で教皇仮面隠され素顔見た者は悪のサガ殺され、その噂が立つにつれて聖域でも徐々に教皇対す不審募っていた。 城戸沙織アテナ)が銀河戦争起こした際、私闘繰り広げた星矢達の制裁動いた最初氷河送り込むが、氷河星矢達に同調して使命放棄した上、一輝率い暗黒聖闘士との私闘まで行われたため、もはや黙認しておけぬと次に白銀聖闘士向かわせる。彼らには星矢達の抹殺及び銀河戦争会場グラードコロッセオの破壊のみをさせるつもりだったが、偽物見せかけ射手座の黄金聖衣が実は本物だった事と城戸沙織アテナである事に途中で気づき射手座の黄金聖衣及び城戸沙織連れ去るよう命じる。白銀聖闘士ことごとく倒されると、遂に黄金聖闘士アイオリアまで日本向かわせる。しかしアイオリア城戸沙織真の女神であり、教皇女神殺害図った邪悪化身であるという真実知り星矢たちの抹殺をせず聖域戻ってくることになったアイオリア女神神殿には女神などおらず、女神13年前に教皇殺害をしようとしたところをアイオロス救われ日本のがれていると指摘されると、髪の色変わって邪悪本性あらわしアイオリア殺害図ろうとする。さらにシャカ対峙させている隙を狙って幻朧魔皇拳を繰り出しアイオリア悪鬼変貌させ、十二宮編でもその洗脳利用したまた、童虎抹殺のためデスマスクを五老峰に向かわせた。 十二宮編では星矢達が双児宮到着しても、教皇扮し玉座座したまま教皇の間を動くことはなく、その場から遥か先にある無人双児宮へ、メディテーションにより小宇宙送り込み星矢達を幻覚空洞双子座聖衣翻弄したが、失明しており視覚囚われなかった紫龍と、瞬は星雲鎖反応しなかった事で、実体がない事を見破ることに成功し双児宮突破契機となる。この時点で既に、紫龍からは遥かな空間超えた小宇宙攻撃使い手として恐れられており、瞬もこの小宇宙使い手こそを聖域闘い鍵を握る者と直感していた。 十二宮突破された後は、教皇の間辿り着いた星矢の前では、一度善の人格星矢労い自らの悪事悔い星矢女神を救う本当方法(アテナの像の盾をかざす)を伝授するが、ほどなく悪の人格発現させ、自ら双子座黄金聖闘士である事を暴露し双児座の聖衣装着し初め正体明かすまた、シャカムウにより異次元から生還し合流した一輝とも激闘繰り広げつつ、前教皇シオン殺害した事も自ら聖域全体に響くほどの心の声暴露した圧倒的な力で一輝を倒すも、奇跡により究極まで小宇宙高めさらに仲間達小宇宙受けて再起した星矢渾身のペガサス彗星拳受けて敗北最後に星矢かざしたアテナ閃光で悪の心が浄化され、善の人格戻り生還したアテナの前で自分心臓貫き自害したテレビアニメ版では、アテナ神殿にたどり着いた瀕死星矢アテナの盾をかざすことを阻止するために渾身の光速拳を放ち星矢倒れ火時計最後の火が消えタイムリミット迎えたため、自身勝利したものと確信した。しかし実際には、星矢かざしたアテナの盾の閃光は、十二宮入り口横たわるアテナに刺さる黄金の矢捉えており、タイムリミット瞬間黄金の矢跡形もなく消え去りアテナ生還していた。そして、勝ち誇っていたサガは、死んだ思っていた紫龍達や生き残った黄金聖闘士と共にアテナ神殿辿り着き生還したアテナの姿驚愕し、悪の心のまま襲い掛かる。しかしサガの善の心が目覚めかけているのを感じ取った双子座聖衣が、サガ見守るために自らの意思離れた事をアテナから告げられ迷い生じるが、なおもアテナ殺そう最後一撃放つ。しかし寸前に善の心が打ち勝ちアテナの手にしていた黄金の杖自身突き立て自害し邪悪な存在消滅したアニメでは最後にジェミニ聖衣ヘッド部分の悪の表情が善の表情変化しサガの悪が浄化された事を表現している。 北欧アスガルド編では、ヒルダニーベルンゲン・リング魔力のため、崖に落ち絶望しかけた星矢前に残留思念となって現われ希望捨てずアテナを救うのだ、と叱咤激励行ったハーデス編ではシオンと共に復活し教皇仕え黄金聖闘士という本来の立場戻った姿が描かれた。戦場出て戦っているため、宮の異変に驚愕するなど感情露にする描写増える冥闘士キューブ小宇宙絶った状態で倒す、ギガント動き小宇宙だけで封じるカノン教皇の間から双子宮作り出した幻影遠隔攻撃放ち打ち消す、自分達を精神攻撃によって篭絡するシャカ衝撃波放ち処女宮大破させる 等、その行動端々実力強大さが表れている。 『EPISODE ZERO』では、悪の人格苦悩するなか、アイオロスから自分教皇推す事を伝えられるアイオロスの方が相応しいと否定している。アテナ暗殺凶行アイオロス止められ彼がアテナ抱え逃亡した後、アイオロスだけには自身の悪の心を見られたくなかったと涙を流したアイオロス双児宮通過しようとした際は、双子座迷宮迷いこませ異次元送ろうとするも善の人格により寸前止められた。その後心中アテナ自身の命で詫び決意をする。 『ORIGIN』では告知星の流星落ちた双児宮カノンと共に赤子の姿で現れた。ケール放ったレムール憑依される。教皇殺害した直後罪悪感から自害しようとするケールによりアテナ殺害役目理由防がれた。 『DESTINY』ではコキュートスケールからアテナの首を取って来るのと引き換えハーデス頼み永遠の命与えよう持ち掛けられる。デスマスクアフロディーテ承諾する以前に他の3人が既に了承している事を知ると自らも了承するコキュートスから出され冥衣を纏った後、聖域に向かう。 映画真紅少年伝説』では、アベルの力によってる。アトラス敗れた上にアテナ見捨てられ放心状態だった星矢対し第七感セブンセンシズ目覚めさせるために自らを犠牲しながら活を入れる。その後ジャオウ道連れにギャラクシアンエクスプロージョンを繰り出しジャオウ倒して自らも絶命する。この時は善の人格で、教皇であった当時とさほど変わらぬ超然とした態度見せた映画Legend of Sanctuary』では、41歳双児宮守護する清廉な心を持つ有徳人物であるが、同時に自尊心の強い野心家という二面性も持つ。アイオロスとの次期教皇指名争い敗れた嫉妬心から16年前アイオロス反逆者としてシュラと共に追撃したアイオロス組み付き自分もろともシュラ聖剣を撃たせ墜落死亡したとされたが、偽アテナ擁し教皇として君臨していた。しかし最後アイオロス意志受けた星矢らに討ち果たされた。 名の由来は「性(さが)」。 双子座ジェミニ)空洞体(謎の男) 声:森功至TV版)、置鮎龍太郎ゲーム版十二宮編双児宮星矢達を待ち受けていた、マスク素顔隠した謎の男正体サガが操る中身空洞双子座聖衣。瞬の起死回生攻撃サンダーウェーブ)で中身空洞だと暴かれたため、教皇の間教皇サガ)が双子座聖衣纏うまで、双子座聖闘士最初から存在しなかったと思われていた。 聖衣のみで動いているため、聖衣以外の箇所(主に口元などの露出した肉体)への直接攻撃物理的に不可能で、星雲鎖での攻撃すら無効だった。 ハーデス編では、双児宮突破せんとするサガ達の足止めとして、改心したカノン同様に双児宮送り込んだゲームでは「双子座???」と表記される

※この「双子座のサガ」の解説は、「黄金聖闘士」の解説の一部です。
「双子座のサガ」を含む「黄金聖闘士」の記事については、「黄金聖闘士」の概要を参照ください。

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