作中の惑星・宙域および生物
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「伝説巨神イデオン」の記事における「作中の惑星・宙域および生物」の解説
ソロ星 登場話:第1 - 7話。接触篇 地球から250万光年、アンドロメダ星雲内にある惑星。劇中の第1話の時点では地球人類が植民して2年、第三次移民団が到着したばかりとして設定されている。地球側の呼び名は「アンドロメダA-7ソロ星」。バッフ・クラン側の呼び名は「ロゴ・ダウ」。地球とバッフ・クラン本星とのほぼ中央に位置している。恒星系に惑星はソロ星1つだけで、ソロ星は衛星を2つ持っている。首都名は「ニューロピア」。グレン・キャノンの試射目標となった山の名は「フジヤマ」。恒星スペクトルの関係で空が地球より緑がかっている。ソロ星の所在はアンドロメダ星雲とされているが、監督の富野はこう特定したことについて「ミスだったかも知れない」と雑誌インタビューで語っている。ソロ星の生物 ソロ星の原生生物はそれに類似の地球の生物の語尾に「ラシキ」を接尾して俗称されることが多い。リスラシキ リスに似たソロ星原産の小動物。双尾。色は薄青。地球のシマリスに似た縞(青色)がある。デクがペットとして飼っており、その個体の名前は「ラパパ」で、専用の宇宙服まで与えられてイデオンに同乗していた。 トビガエル カエルに似たソロ星の両生類。脇の下に膜があって飛翔する。ソロ・シップ内ではシェリルに懐いた個体があったが、シェリルは嫌っており、いつも「しっ、しっ」と追い払われていた。 オヒル ソロ星の密林に生息する、ピンク色のヒルに似た生物。密林内を進むと血を吸うために樹上から降って来る。だが、陽の光が弱点らしく、直射日光を浴びると蒸発して消滅してしまう。 トット・ト ヤヤメガネザル ゴクチョウ ドモンジ・グワ タンチョウカ フトカンムリ・チョウ スズメラシキ ソロピン タカラシキ カメレオンラシキ ヘビモドキ トカゲモドキ ソロトンボ ザウルス・スター 登場話:第7 - 9話 ソロ・シップがアバデデ隊の攻撃から逃れてたどり着いた惑星。大気は人類、バッフ・クランともに呼吸可能。ザウルス・スターの生物 地球の恐竜時代の生物に似たものが多い。ソロ・シップとバッフ・クランの戦闘に巻き込まれ、幼竜が死んだ親に鳴き続けるシーンがある。フトネルス 祖剣竜 ネッシーラ 祖雷魚 クリスタル・スター 登場話:第9 - 10話 ソロ・シップがアバデデ隊との2回目の亜空間戦闘から逃れてたどり着いた、バッフ・クラン側がガイラ星域と呼ぶ星域の惑星。惑星のほとんどが金属でできているためか、シリコン生命体が繁栄しており、惑星表面には繁茂した金属植物で構成されていると見られる外殻が存在する。大気は人類、バッフ・クランともに呼吸に適していない。 数年前にアバデデのガイラ星域調査隊が発見した星で、バジンを攻撃してしまったために、全滅に等しい損害を受けた。クリスタル・スターの生物 身体が金属で構成されており、イオノクラフトで空中を飛翔する種類も存在する。バジン 第11話冒頭のナレーションによると、クリスタル・スターの「巨大な蜂」と説明されている。ハチ同様、攻撃されると集団で反撃に出る。長く伸びた尾の先端が削岩機のように振動し、重機動メカの装甲すら貫いてしまう。 クサクサゲラ イオノクラフトでゆらゆらと空中浮遊する、クラゲもしくはキノコ型の生命体。 モノグサ・ケイソン クリスタル状の金属植物。 ルインズ・スター 登場話:第11 - 13話 ソロ・シップが着陸した付近の惑星表面には広範囲にわたって廃墟が存在していたが、生命らしきものは発見されなかった。大気は人類、バッフ・クランともに呼吸可能。ルインズ・スターの生物 イワラシキ ハーピング・ストーン スターダスト 登場話:第13話・第35話 大小多数の小惑星や隕石が流れるアステロイドベルト。その多くの隕石が激しい気流で流されるために、宇宙船が航行するには危険すぎる宙域である。 イデオンとソロシップのイデオナイト合金のスペアもここで採取される。 ブラジラー 登場話:第14 - 15話 アンドロメダ星雲に移民を開始した地球連合軍の前線基地で、ソロ・シップが逃げ込んだ時点の基地司令官はカミューラ・ランバン。口を開けた二枚貝のような形状の小惑星の中にドーム型のレクリエーションセンターなどを備えた居住区を持つ。周囲にカルテットのステーションであるクイントを「規定の数」配置して防衛していたが、ジルバル・ドクの隊によって壊滅させられる。 ダボラスター 登場話:第15話 数年前から植民が開始された、地球の移民星。ジルバル・ドクは「ダボラスターがソロ・シップを受け入れる」との偽りの通信を流し、だまされて逃亡した脱走者を人質として使用する作戦を行った。名前だけ登場。 猿人の星 登場話:第16 - 17話・39話・発動篇 ソロ・シップが着陸した付近の惑星表面は、常に夕暮れのような赤い空の色の下に荒涼とした大地が広がっていた。猿人の星の生物 猿人 骨製の棍棒を持って吠える猿人。ソロ・シップとバッフクランの戦闘に巻き込まれた被害者。テレビシリーズ最終話と劇場版発動篇の最後にも、モブとしてドウモウと共に登場する。 ハイエナフウ アンドロメダA-92 登場話:第17話 カーシャの出身星で夏と冬しかない過酷な環境の植民星であるらしく、それに比べれば開拓が始まったばかりのソロ星でも「天国」だったと語っている。カーシャの台詞でのみ登場。 アジアン星 登場話:第18話・第37話 地球人類の植民星。かなりの人口規模を誇っていたようだが、バッフ・クランのギジェ隊による準光速ミサイルの攻撃を受けたために惑星表面はほぼ壊滅。第37話で再度ソロ・シップが立ち寄った際、人口は10万人まで減少していた。アジアン星の生物 プラネット 第18話でアジアン星住人が飼っていた犬らしき生物(地球産そっくりな異星生物も存在するので、犬であるとは特定出来ない)。ジグ・マックの加粒子砲で飼い主の少女もろとも焼き尽くされる。 フラッグ・スター 登場話:第19 - 20話 ほとんどが水でおおわれており、陸地の存在は描写されていない。惑星表面を覆っている水は比重がかなり高いらしく、人間が難なく浮かぶ。大気は人類、バッフ・クランともに呼吸可能。フラッグ・スターの生物 シスネイク・ロング デクが釣り上げた白い海蛇に似た生物。コスモのナイフ投げで退治されて、海へ捨てられる。 ギロンフィ かなり獰猛(どうもう)な肉食魚。爆撃でソロ・シップから水面へ吹き飛ばされたクルーを、群がって食い尽くす。 ガラドニア・ログ・No24エリア 登場話:第21話 背景の赤い水性調の配色の宇宙が特徴的な、バッフ・クラン側が名付けた宙域。DSアウトしたドロワ・ザンとソロ・シップが、至近距離で白兵戦を演じる。 キャラル星 登場話:第23 - 25話 地球人類の植民星。山岳の地下には軍事基地「スタグラ」が設置されている。アジアン星と同様、オーメ財団のダラム私設軍隊による準光速ミサイルの攻撃を受けて壊滅するが、「スタグラ」は無事だった。 (主人公側の)地球 登場話:第26 - 32話 コスモたちの所属する地球人類にとっての母星。異星人に母星と悟られぬよう、地下や海中に戦力を隠している。「月」と呼ばれる衛星を一つ持つ。恒星系には6つ以上の惑星が存在する。最後にイデが生み出した流星の落下により全滅する。 第六惑星 登場話:第32話 地球と同一星系内にある、輪を持った巨大な惑星。ルクク艦隊との決戦で、発射された波導ガンによって輪が破壊される。モエラが戦死して宇宙葬が行われた宙域である。前話の次回予告中では「土星」とナレーションされているが、実際に作中で呼称されてはいない。 バッフ・クランの地球 登場話:第28話・第34話・第36話・発動篇 「バッフ・クラン」は民族名に過ぎず、彼らは自分達の母星を単に「地球」と呼んでいる。主人公側の地球とよく似た青い惑星であり、ひとつの衛星を持つ。やはり流星の落下により壊滅し、遂には真っ二つに割れてしまっている。 ワフト空域(ワフト・エリア) 登場話:第33話 エネルギー吸収生命体・ヴァンデが無数に生息する宙域。発光星雲に存在していたためか、付近の宇宙の色は大変明るい。ワフト空域の生物 ヴァンデ 暗緑色の岩そっくりな鉱物生命体。重機動メカをも捕食してしまう。途中まではイデのバリアーをも喰らって成長するが、無限力には耐えられない。 ドウモウ・スター 登場話:第34話・発動篇 辺境の惑星。全長数キロメートルにおよぶ巨大な環形動物ドウモウが多数生息する惑星。ソロ・シップが降下した付近の惑星表面には、荒涼たる大地と泥のような水をたたえた海が広がっていた。ドウモウ・スターの生物 ドウモウ ドウモウ・スターの惑星表面大半を覆う海洋に生息している、褐色のミミズ状巨大生物で、体長は数キロにもおよぶ。ドウモウ・スターの数少ない陸地の洞窟の中に卵を産む。調査隊による報告を聞いていたカララによれば、性格はおとなしいという。ソロ・シップとバッフ・クランの戦闘に巻き込まれる。発動篇の最後にもモブとして、猿人と共に登場する。 ナイト・スター 登場話:第35話 惑星上空を小惑星(スターダスト)がびっしり覆っているため、まるで小惑星の外殻を持っているような構造を有する。大量のスターダストのために、惑星表面には恒星の光は届かない。大気の存在は不明だが、あってもかなり希薄なようで、戦闘でソロ・シップの窓が破損した際、乗員が気圧差のため船外に吸い出される描写がある。スターダストの中に浮かんでいるように見える巨大な衛星を一つ持つ。 ステッキン・スター 登場話:第38話。発動編 辺境の惑星。 ソロ・シップが着陸した付近の惑星表面には高さ数キロメートルに達する巨大な植物ソウソウが生い茂っていた。ギジェが戦死し、イデオン・ソードによって星は両断されて崩壊する。ステッキン・スターの生物 ソウソウ アディゴすら捕獲する、粘着性の樹皮に塗れた巨大植物。コスモらは「べとべと葉っぱ」と呼んでいる。 因果地平 登場話:第39話。発動篇 ギジェが宇宙の果てと言っていた宙域。劇場版ではイデの発動後、地球、バッフ・クラン全ての人々の魂が集う場所となる。 彗星 登場話:発動篇 重機動メカ数百機をおとりに、ドバがソロ・シップへ衝突させようとした彗星。だが、イデオン・ガンとイデオン・ソードで破壊され、その目論見は失敗した。 タウ・クスイ・クオリ 登場話:発動篇 バッフ・クランの最終兵器「ガンド・ロワ」のエネルギー源となる超新星。この付近の宙域でソロ・シップとバッフ・クランの最終決戦が行われ、二つの知的種族の終焉(しゅうえん)の場となる。 新惑星 登場話:発動篇 地球に似た青い惑星で二つの衛星を持つ。メシアに導かれた人々の魂が到達し、再び生命の進化が始まる。
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