準光速ミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 01:07 UTC 版)
亜空間飛行解除時、宇宙船を十分に減速しないで通常空間に戻ると船体に大きな負担がかかる。しかし、そのダメージを覚悟の上で、光速よりわずかに遅い速度(準光速)で通常空間に戻ってミサイルを発射すると、物体の質量は速度に比例して増大するため、巨大な質量兵器「準光速ミサイル」として使用できる、という設定だった。母星「バッフの地球」が同じ方法で報復攻撃されることを恐れて、敵惑星の殲滅を前提として使用していた。小説版ではバッフ・クラン宇宙軍の最高機密との記述がある。第18話でギジェ隊がアジアン星に、第23話でダラム隊がキャラル星に対して使用、それぞれの惑星表面は大被害を受け、ほぼ壊滅状態となった。ハンニバル・ゲンが地球連合軍のマーシャル・フランクリンと共同作戦を行った第35話では、フランクリン艦隊のクラップ級巡洋艦が、ナイト・スターの衛星に対して使用したところから、地球側でも実用化されており、バッフ・クラン固有の兵器技術ではなさそうである。宇宙船のような小さい目標を照準することはできないようで、物語中で使用されたのは上記の3回だけで、イデオンやソロ・シップに対する直接攻撃の手段としては使われなかった。衛星軌道上に多数のミサイル衛星を配備・使用すれば、準光速ミサイルから惑星を防衛することが可能らしい(第30話)。
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