地球連合軍の戦闘艦など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 04:45 UTC 版)
「伝説巨神イデオンの登場兵器」の記事における「地球連合軍の戦闘艦など」の解説
地球連合軍の艦艇は亜空間戦闘よりも、通常空間での艦隊戦を前提に設計されているのでノーマルエンジン(AFおよびCRエンジン)の出力が高く、ビーム砲の威力に限れば、バッフ・クランの艦艇よりも強力である。 艦載機の航続力が短いのでバッフ・クラン側より比重は少ない。 諸元ムサッシ分類 大型戦艦 所属 地球連合軍 設計 地球連合軍 開発 地球連合軍 建造 地球連合軍 全長 479m 重量 88,000t エンジン出力 210,000t/df×4(ノーマルエンジン) 武装 3連装大型ビーム砲×10基2連装対空ビーム砲×22基ミサイルランチャー×12門 艦長 フレンダリー・リミッターレクラン(ゴーリキィ) 搭載数 40機 主な搭載機 カルテット ムサッシ級戦艦 地球連合艦隊の大型戦艦。ムサッシは第28話で初登場。フレンダリー・リミッターが座乗。上下対称で艦橋と砲塔がシンメトリーに並んでいる。汎用戦闘機を40機搭載し、艦首上下の発進口から発進させる。月面でダラム・ズバのゲロワ・ザンと交戦,乗務員を動揺させるほどダメージ(中破)を与える。だが,その損傷をえさに引き付けられて,ゲロワ・ザン艦橋後部の加粒子砲を上部艦橋基部に受けて大破した。船体の色は濃い青だったため画面上で大変見えにくかった。 第32話にてゴーリキィは土星宙域でバッフ・クランと交戦し、ルクク艦隊のサディス・ザン級戦艦マジス・ザンとグラム・ザン級巡洋艦ジム・ザンを斉射で撃沈している。対艦戦闘では優秀な艦だったが、重機動メカによるミサイル一斉攻撃には対処できなかった。艦長はレクラン。 本級は頑強で、ムサッシはゲロワ・ザンの攻撃によって月面に大破着底したもののブリッジ以下、戦闘システムは破損しておらず、その後イデオンとソロシップに向けて主砲を八つ当たりで斉射した後に爆沈している。同型艦のゴーリキィも、アディゴ隊の度重なるミサイル斉射を上部艦橋に浴びたが、艦体下部の主砲はしばらく砲撃を続けており、完全な爆沈はされていない。 [先頭へ戻る] 諸元スカラベリィ分類 中型戦艦 所属 地球連合軍 設計 地球連合軍 開発 地球連合軍 建造 地球連合軍 全長 436m 重量 80,000t エンジン出力 320,000t/df×2(ノーマルエンジン) 武装 2連装中型ビーム砲×5基2連装対空ビーム砲×24基 艦長 マーシャル・フランクリン 搭載数 30機 主な搭載機 パッファカルテット スカラベリィ 地球連合艦隊の中型戦艦。第34話で初登場。マーシャル・フランクリンが座乗。艦首左右舷側に射出口があり、パッファおよびカルテットタイプの戦闘機30機搭載可能。船体の色はライトブルー。対艦砲撃戦闘能力を重視したムサッシ級戦艦に比べて、大気圏内機動戦闘を重視した設計になっており、惑星上の地形を利用して巧みな回避をあわせた戦闘を得意とする。 第36話でガルババ艦隊のサディス・ザン級戦艦一隻を撃沈したあと、本艦も撃沈された。 小説版ではハンニバルのバッフ・クラン艦隊とファーストコンタクト。地球艦として初めて交渉の場として使われる艦となった。その際ハンニバルは本艦の平たい艦形から、重機動メカなら数機も積めない構造であると観察して安心している。 [先頭へ戻る] 諸元ガトマン分類 旧式戦艦 所属 地球連合軍 設計 地球連合軍 開発 地球連合軍 建造 地球連合軍 全長 386m エンジン出力 520,000t/df(ノーマルエンジン) 武装 単装大型ビーム砲×1門2連装対空ビーム砲×9基 搭載数 40機 主な搭載機 カービアン・クロッサス ガトマン 地球および植民星の大気圏内で使用された旧式戦艦。種別の上では戦艦と分類されているが、未開拓惑星でも運用ができるように配慮された水上に浮く船体や、艦隊戦をまったく意識していない武装(大型単装砲一門と対空砲)、航空戦力運用能力を考えると、戦艦というよりも植民惑星での治安維持のための指揮司令艦といったところであろう。第18話で初登場。広大な飛行甲板を持ち、右舷の大型単裝主砲状の物は離脱式中型戦闘艦で、本体がやられても分離して単艦独立運用が可能である。カービアンタイプ戦闘機40機搭載可能。船体の色は淡緑色。 第18話および、第30話に登場するが、バッフ・クランの猛攻の前に為す術もなく撃沈された。 [先頭へ戻る] 諸元キャリオカ分類 旧式巡洋艦 所属 地球連合軍 設計 地球連合軍 開発 地球連合軍 建造 地球連合軍 全長 135m 重量 25,000t エンジン出力 280,000t/df(ノーマルエンジン) 武装 2連装ビーム砲×4基大型ミサイル発射管×6門小型ミサイル発射管×4門 搭乗者 フォルモッサ・シェリル キャリオカ 主に植民星に配備される旧式巡洋艦。巡洋艦に分類されているが実際には辺境での警備艦の役割を果たす。第15話で初登場。全長135mと駆逐艦サイズなのに対し、重量は25,000tと重い。運動性も火力も低く、バッフ・クラン側の艦船や重機動メカには対抗できなかった。小型ながら、亜空間飛行が可能。船体の色は淡褐色。ソロ・シップにも搭載可能な程の船体で、第15話でシェリル達が脱走に使用するものの、ジルバル・ドクの罠に嵌り、拿捕されてしまう。第18話アジアンの守備軍や第25話のキャラル残存軍でも登場。特に第25話ではソロ・シップとの共同戦線で3隻が参加、その後、ダラム・ズバ率いる部隊との決戦の際に全艦撃沈された。 [先頭へ戻る] 諸元クラップ分類 巡洋艦 所属 地球連合軍 設計 地球連合軍 開発 地球連合軍 建造 地球連合軍 全長 260m 重量 48,000t エンジン出力 480,000t/df(ノーマルエンジン) 武装 3連装ビーム砲×7基大型ミサイル発射管×6門小型ミサイル発射管×12門 地球連合艦隊の新型巡洋艦で、まだ植民星には配備されていない。艦首を二つ持つ平たい形状の双胴艦で、ビーム砲は上甲板の三基とそれ以外の四基とは形状が異なる。第28話で初登場。同型艦にユキカゼ、ファーボロイほか多数。キャリオカに比べてかなりの火力を持ち、それなりにビーム弾幕を張って善戦する様子が確認できるが,重機動メカによるミサイル一斉攻撃には対抗できなかった。第35話でバッフクランと共同戦線を張った際には、ナイト・スターの衛星に対して巡洋艦ファーボロイが準光速ミサイルを使用し,一時はソロシップクルーを絶望に追い込む活躍をした。同話でフランクリン艦隊所属の1隻をイデオンが鹵獲、第36話でソロ・シップを放棄しようとした際に代替艦として使用していあるが、キャリオカの時と同じく、結局ソロシップに戻る結果となってしまった。 船体の色は緑。ソロシップ側が拿捕した艦は、その後でスカラベリィからの生存者が離れるのに使ったか、または放置されたか、修復部品用に解体されたのかは描写がない。 [先頭へ戻る] 諸元コングラチュレーション分類 輸送船 全長 480mシャトル部:210m反物質エンジン部:270m 武装 なし コングラチュレーション 第18話に登場した輸送船。艦首ブロックは重機動メカも搭載可能な大型の貨物ブロックになっていて、大気圏内ではセンター部同様、後部AMエンジンブロックを大気圏突入時には切り離し、前部だけで突入する。 アジアン星に向かう亜空間飛行の途中、ギジェのギロ・ザンと遭遇して拿捕された。その後、ギジェ隊のジグ・マック3機がアジアン星に侵入する際の隠れ蓑にされた。船体の色は水色。 [先頭へ戻る] 諸元イカジシン分類 宇宙調査船 所属 科学アカデミー 全長 365m 武装 なし 搭乗者 キラニン・コルボックフォルモッサ・シェリル 主な搭載機 専用内火艇 イカジシン 第27話に登場した科学アカデミーの宇宙調査船。無視を決め込む地球連合軍よりも先に、地球圏に来たソロ・シップと接触した。キラニン・コルボック以外の乗員は不明で、コルボック移乗後の行方も不明である。 船体の色は淡褐色。池原しげとにコミカライズされた漫画版では地球連合軍の軍艦扱いになっている。 [先頭へ戻る] 諸元サザンクロス分類 移民船 全長 不明 武装 なし サザンクロス 第1話から登場した大型移民船。ソロ星へ第三次移民団を運んで来たが、続く第2話でソロ星宇宙港に停泊中、バッフ・クランのガダ・タイプ大型ミサイルを受けて大破してしまう。しかし、搭載していたBHG(ブラックホールギャラクシー)通信機は回収され、ソロ・シップに搭載されることとなる。 1200名搭乗可能。居住区は12ブロックに別れており、被害時には救難艇としてそれぞれ独立して行動が可能。下部にメインエンジンがある。 [先頭へ戻る]
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