マイケルレドモンドとは? わかりやすく解説

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マイケル レドモンド

マイケル レドモンド

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マイケル・レドモンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/03 18:04 UTC 版)

 マイケル・レドモンド 九段
マイケル レドモンド
名前 マイケル・レドモンド
生年月日 (1963-05-25) 1963年5月25日(61歳)
プロ入り年 1981年
出身地 アメリカ合衆国カリフォルニア州
所属 日本棋院東京本院
師匠 大枝雄介
段位 九段
概要
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マイケル・レドモンドMichael Redmond, 1963年5月25日 - )は、日本アメリカ囲碁棋士九段。アメリカ・カリフォルニア州出身、日本棋院アメリカ囲碁協会所属、大枝雄介九段門下。数少ないアメリカ出身のプロ棋士で、非アジア人として初めて九段に昇段した。新人王戦準優勝など棋戦でも活躍。妻は中国囲棋協会の牛嫻嫻三段。牛栄子四段は姪であり、かつ、弟子。

経歴

カリフォルニア州サンタバーバラで生まれ、10歳の頃に物理学者の父に教えられて囲碁を始め、3年ほどでアマチュア4段の実力になる。子供の頃の趣味はフルート。1976年に来日、翌1977年、14歳のときにプロを目指し再来日し、日本棋院の院生となった。1978年に大枝雄介の内弟子となる。1981年18歳で入段。1984年、大手合第二部で全勝優勝。1985年、大手合18連勝を記録、若手棋士トーナメントの留園杯で優勝、五段。1992年新人王戦決勝に進出し、小松英樹に0-2で準優勝。2000年9月に欧米人としては初めて九段に昇段。2009年4月、史上85人目、欧米出身棋士としては初めて公式戦通算500勝達成(331敗2ジゴ)。2018年には通算600勝を達成。[1]

富士通杯などの国際棋戦ではアメリカ代表として出場し(2000年の第13回富士通杯には日本代表として本戦出場)、北米のトーナメントにも出場する。1994年にはアメリカで青少年向けトーナメント「レドモンド杯」を創設。

日本語も極めて流暢であり、テレビの囲碁番組ではたびたび解説者に起用され、彼の解説はとても人気があると紹介されることも多い。NHK囲碁講座では、2000年度上半期(「攻めの基本守りの基本」)、2008年度上半期(「レドモンドの基本は格言にあり」)、2018年度下半期(「ワンランクアップ! 戦いの手筋」)で講師を務める。

文藝春秋の月刊誌「文藝春秋」の2012年1月号に作家の宮城谷昌光と対談、宮城谷昌光のファンである[2]

2016年3月のアルファ碁対李世乭では英語での解説を務めた。

主な棋歴

著書

  • マイケル・レドモンドの攻め・守りの基本(日本放送出版協会、2001年6月)
  • 星の定石 その後(毎日コミュニケーションズ、2003年5月)
  • 序盤でリードする戦いの布石 これであなたも力戦派(日本放送出版協会、2006年7月)
  • コウが1から10まで分かる本(毎日コミュニケーションズ、2008年7月)
  • レドモンドの基本は格言にあり(NHK出版、2008年11月)
  • 直感力 私が囲碁から学んだ生きるということ(海竜社、2012年4月)
  • 黄龍士 中国古碁・最強棋士対局集 薛至誠著、牛仙仙訳、マイケル・レドモンド監修・解説(清流出版、2012年8月)
  • 基本定石の正しい使い方 星編(マイナビ、2014年1月)
  • 基本定石の正しい使い方 小目編(マイナビ、2014年4月)
  • 石の方向 養成トレーニング(マイナビ、2015年2月)
  • 棋士マイケル・レドモンド(出版芸術社、2015年8月)

参考文献

  • 木野狐「M・レドモンド四段 アイドルから闘士へ」(『棋道』1985年11月号)

脚注

  1. ^ マイケル・レドモンド9段が通算600勝達成!
  2. ^ 「米国人囲碁九段「楽毅」に耽る 碁盤上に宇宙が見える?迫真の文明論対局 マイケル・レイモンド/宮城谷昌光」、『文藝春秋』(2012年1月号)、文藝春秋 pp. 184-192

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