彦坂直人とは? わかりやすく解説

彦坂直人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/03 23:21 UTC 版)

 彦坂直人 九段
名前 彦坂直人
生年月日 (1962-03-17) 1962年3月17日(63歳)
出身地 愛知県名古屋市
師匠 馬場滋
段位 九段
概要
タイトル獲得合計 2
七大タイトル
十段 1期(1998)
テンプレートを表示

彦坂 直人(ひこさか なおと、1962年昭和37年〕3月17日-)は、日本囲碁棋士名古屋市出身、酒井利雄八段門下、日本棋院中部総本部所属、九段。

第36期十段位棋道賞優秀棋士賞受賞。世界囲碁選手権富士通杯4位など。中央を重視する奔放な碁風。一方で「ポカ」が多いとも自認している。

中部総本部の棋士として史上2人目の七大タイトル獲得者である。

経歴

父親はアマチュア六段だった。小学校5年ごろから囲碁に興味を示し碁会所に通うようになる。

1974年に酒井七段に入門。1976年初段。1982年、留園杯争奪戦(非公式戦)優勝。1983年、六段21歳で天元戦挑戦者決定戦に進出、淡路修三と対戦するが、36手目の見損じにより43手投了で敗れる。

1992年九段。1996年に本因坊リーグ入りし、4期残留。

1998年に十段戦で、敗者戦トーナメントを勝ち進み、挑戦者決定戦で趙治勲を破りタイトル初挑戦。挑戦手合5番勝負で加藤正夫に3-2で勝利し、中部総本部では羽根泰正以来のタイトル獲得となった。翌年は小林光一に0-3で敗れる。

1998年の世界囲碁選手権富士通杯では曺薫鉉らを破るが、準決勝で李昌鎬(この時の対局では、後に流行する、星へのコゲイマかかり・コゲイマうけに対する、ツケの新手を放っている)、3位決定戦で劉昌赫に敗れ4位。賞金ランキングで自己初のトップ10入り(7位)。

1999年に棋聖戦挑戦者決定戦に進出するが、王立誠に0-2で敗れる。同年の本因坊戦リーグでは5勝2敗の成績でプレーオフ進出するが、趙善津に敗れた。同年、碁聖戦でも挑戦者決定戦に進出するが、小林光一に敗れた。賞金ランキングで2年連続の7位。

2000年、第25期棋聖戦リーグ入り。2001年、第27期名人戦リーグ入り。2007年、第32期名人戦リーグ入り。

2012年、第37期碁聖戦でベスト4。

2016年8月18日、日本棋院史上19人目の公式戦通算1000勝達成(544敗3持碁1無勝負)。54歳5ヶ月・入段から40年4ヶ月・達成時勝率.648での達成。[1]

2025年にはテイケイグループ杯レジェンド戦で優勝

人物

ファッションの派手さでも、棋士の中で際立っている。

若手時代、依田紀基の紹介で、藤沢秀行の秀行塾に参加していた。

1980年の名人戦の、大竹英雄名人と趙治勲八段の挑戦手合第4局で無勝負となった際の記録係を務めていた。2002年の十段戦予選の依田紀基戦で、三コウ無勝負を記録(再試合では彦坂勝ち)。

タイトル歴

その他の棋歴

国際棋戦

国内棋戦

受賞等

  • 土川賞 1997年

脚注

外部リンク


「彦坂 直人」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「彦坂直人」の関連用語

彦坂直人のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



彦坂直人のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日本棋院日本棋院
Copyright © 1996-2025 Nihonkiin all rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの彦坂直人 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS