タネン家
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「Back to the Future: The Game」の記事における「タネン家」の解説
ビフ・タネン ● 声 - アンドルー・チェイキン、トーマス・F・ウィルソン (30周年版) ドクの遺品セールに客として訪れている。表向きの人当たりは良いが、根は横暴。映画版同様、ジョージには頭が上がらない。Episode3では、エドナの「シチズン・プラス」計画により、礼儀正しく穏やかな性格に強制的に変えられマーティにも好意的に接しているが、事実上の洗脳であり、終盤エドナの命令によりマーティに襲い掛かる。エドナによると、本名は「ビフ・ハワード・タネン」。 アーヴィング・"キッド"・タネン 声 - トーマス・オーエン、トーマス・F・ウィルソン (30周年版) ビフの父。表向きは慈善食堂「スープキッチン」の経営者であるが、実態は闇酒場ビジネスで儲けるギャング。タネン一族の例にもれず、横暴な性格。ザイン、キューボール、マッチスという名の三人の手下を従える。 ボールガード・タネン 声 - トーマス・オーエン、トーマス・F・ウィルソン (30周年版) キッドの曽祖父。映画『PART III』に登場したビュフォード・タネンの父。タネン一族の例にもれず、横暴な性格。1876年にヒルバレーにやって来て町の土地を購入し、そこに酒場を建設している。 ※この他、1986年のエドナが拡声器で「ティフ・タネン」なる人物に向かって怒鳴りつける場面がある。綴りが近いためビフの表記間違いの可能性もあるが、台詞のみで姿はないためビフとの関係は不明である。
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タネン家
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「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズの登場人物」の記事における「タネン家」の解説
全編を通しての悪役。マーティの代(1985年時点)を除き、マクフライ家とタネン家は各世代(1885年のビュフォードとシェイマス、1955年のビフとジョージ、2015年のグリフとマーティJr.)で絡むことが多く、基本的にマクフライ家がタネン家にカモにされている。ビフの孫であるグリフが登場しているが、ビフの子供(グリフの親)にあたる人物は登場せず、シリーズを通して全く触れられていない。 ビフを初めとするタネン家の人物はPART1、PART2、PART3でそれぞれ肥やしまみれになるという災難に遭っている(PART1・PART2では1955年のビフ、PART3では1885年のビュフォード)。 ビフ・ハワード・タネン (Biff Howard Tannen) 演 - トーマス・F・ウィルソン 吹き替え - 谷口節 / 玄田哲章 / 斎藤志郎(PART3) / 島香裕(PART1) / 新垣樽助(PART1 - PART3) ヒルバレーに住む不良で、ジョージやロレインとは高校時代の同級生。粗暴で自分勝手で頭が悪い。ロレインに気があり、絶対に自分のものにしようとしているが、一部の時代を除いてロレインはジョージの妻になっているため、あきらめている。一方でロレインの親族に対しては「ロレインによろしく」と愛想良く述べて立ち去るのがお約束となっている。 シリーズを通して、相手をなじる時に、頭をコツコツと叩きながら「Hello, hello, anybody home?」と言ったり「Think Mcfly, think!(考えてもみろ!)」と言ったり、「靴紐がほどけてるぞ」などと言って相手に下を向かせて叩いたりする。口癖は「Butthead.」と「Why don't you make like a tree and get outta here?」。頭が悪いため後者は用法を間違えており、本来は樹のように葉を出す(=leave=消え失せろ)という意味で「Make like a tree and leave.」と使うべきところを「get outta here」としている。PART2では若いビフが老人ビフにこの間違いを指摘されている。また、ロレインに対して「That's as funny as a screen door on a submarine.(潜水艦に付いた網戸みたいに馬鹿馬鹿しい)」と言うべきところを、「That's as funny as a screen door on a battleship.(戦艦に付いた網戸みたいに馬鹿馬鹿しい)」と言い、直後にマーティに訂正される場面もある。 当初の1985年では会社員(ジョージの上司)で普段から面倒な仕事は全てジョージに押し付けて自分がやった様に仕向けており、マーティの帰宅時にジョージの車で飲酒運転して事故を起こし「死角があった」と難癖をつけジョージをなじるなどしている。1955年当時は高校生で、手下を三人引き連れて1946年型フォードを乗り回し、当時から町や学校で暴虐を働いており、特にうだつの上がらないジョージを85年と変わらない様子で虐めていた。 PART2では、PART1の一件で肥やしまみれになった愛車の修理工場に着いたとき、車は修理されていたが、その修理代300ドルを踏み倒した。 PART2でマーティが電話帳でタネンの住所を調べたところ、ガートルードという名前の祖母と同居している事が判明している。 マーティの介入によって歴史が改変され、1955年の「魅惑の深海パーティ」でジョージに殴り倒される(ジョージとロレイン曰く「彼の存在も恋に落ちるきっかけ」)。これによって自信をつけたジョージに頭が上がらなくなり、1985年では自動車整備業を営み、すっかり丸くなってしまっている。 PART2の2015年では老人として登場しており、年齢のせいか、かなり捻くれた性格になっている。また、孫のグリフには頭が上がらないらしく、こき使われてしまっている。しかし若い頃の頭の悪さや改変後の1985年での丸い性格は消え失せ、むしろ狡猾で悪知恵の働く老人となっていた。マクフライJr.が2人いるのを目撃した(片方は85年のマーティ)事に疑問を持ち追尾、その結果ドクとマーティの話を盗み聞きしてデロリアンがタイムマシンである事を知り、デロリアンを盗んで1955年の自分にスポーツ年鑑を手渡し富豪となることを目論む。その結果1985年を改変してしまい、(1985年Aの)ビフはアメリカ一の富豪としてヒルバレーを牛耳り、ジョージを射殺、ロレインと結婚し豊胸させるなど暴虐の限りを尽くしていた。ビフが歴史を変えてしまったことを知ったマーティとドクが、1955年のビフの手から年鑑を取り戻すために「娯楽のパラダイス」でいきさつを聞いたあとで、ビフはS&W M60を出してマーティを撃とうとしたが、恒例のだまし討ちで灰皿を投げつけられ失敗。それでも避けることには成功し、銃を連射してマーティを屋上に追い詰めるが、駆けつけたデロリアンのドアで殴り倒される。1955年、ビフの愛車を追跡して来たマーティが車上で年鑑の争奪戦の末、マーティが勝って建設予定地の裏で年鑑を焼却したことで1985年は元に戻り、再び愛想のいいビフとしてPART3のラストに登場した。 「バック・トゥ・ザ・フューチャーの秘密」で没シーンとして公開された部分では、2015年の老人ビフは過去を改変して2015年に戻ってきた直後に消滅してしまっている。これは、改変された1985年以降にロレインによって富豪のビフが射殺されたため2015年まで生きられなかったというタイムパラドックスが発生した結果である。PART2本編での2015年へと戻ってきたシーンをよく見ると、ビフが苦しみながらデロリアンから降りているのがわかる。なお、ボブ・ゲイルは同作のブルーレイの副音声の中で、「1990年代にビフはロレインに殺された」とはっきり明言している。 脚本を手掛けたボブ・ゲイルによると、PART2で富豪として登場するビフは実業家で、後に第45代アメリカ合衆国大統領となったドナルド・トランプから着想を得ていたとインタビューで明かしている。 アメリカでは2017年に、ビフが年鑑を手に入れ、マーティーとドクが未来を変える前のストーリーとして、"Biff to the Future"というコミックが発売されている。 グリフ・タネン (Griff Tannen) 演:トーマス・F・ウィルソン 吹き替え - 谷口節 / 玄田哲章 / なし / なし / 新垣樽助(PART2) 2015年のビフの孫。町の不良で、マーティJr.に強盗を働かせた張本人。顔は若い頃のビフとそっくりである。ビフ以上に横暴さと頭の悪さが目立ち、手加減を知らない。ドク曰く「頭の回路がショートしている」そうである。マーティに騙し討ちされそうになったが、左手首に付けている相手のパンチを察知する機械のおかげで引っかかることはなかった(BD-BOX特典のトリビアより)(しかしその直後、力いっぱい金的を蹴られて逃げられる)。その後、ホバーボードで逃げるマーティを自分の車(BMW 633CSiベースの改造オープンカー。もちろん空を飛ぶ)の後ろで待ち構えてバットで殴ろうとしたが、テールランプを壊した。ホバーボードをトランクから出して全員でマーティを追い詰めようとしたところ、勢い余って裁判所に突っ込み、建造物損壊罪で逮捕された。このおかげでマクフライJr.の逮捕も歴史改変された。祖父であるビフからは何かとこき使うため嫌われており、逮捕されても「間抜けが」と吐き捨てられていた。 頭に被っているヘルメットの形は1955年のビフの髪型を再現したものである。 ビュフォード・タネン (Buford Tannen) 演 - トーマス・F・ウィルソン 吹き替え - 谷口節 / 玄田哲章 / 斎藤志郎(PART3) / なし / 新垣樽助(PART3) 1885年のビフの先祖で、ヒルバレーを根城に暴れまわっていた札付きの悪党。早撃ちの名手で、インディアンと中国人を除く12人を射殺していると自称している。よだれを垂らす癖があることから“Mad Dog”(マッド・ドッグ、狂犬)とあだ名されるが、本人はこのあだ名を嫌い、そのあだ名で記事を書いた新聞記者を射殺した。凄もうとして言った簡単な慣用句を間違えたり、マーティをおびき出す際のテンカウントもままならなかったり、マーティの「また今度」と言う言葉の意味がわからなかったりと頭が悪いのもタネン家共通。マーティの足元に銃で撃って踊らせた上、投げ縄で捕らえて馬で引きずり回し、更にそれを首に巻きつけて絞殺しようとするなど、時代背景を考慮しても、タネン一族のなかで最も粗暴かつ非道な男である。 料金を支払わなかった蹄鉄が外れて振り落とされた際に上物のケンタッキー・ウイスキーの瓶を割り、その際怒りで馬を射殺したとして合計80ドルの慰謝料を請求し、拒否したドクを町のフェスティバルでデリンジャーを使い背後から射殺した。だが、マーティが介入したことで、あらかじめ自分が射殺されることを知ったドクの反応が変わり、正面から撃つという展開になった。さらに、マーティにパイ皿をぶつけられて1発しか無かった銃弾を外され、マーティを挑発して決闘に持ち込む。決闘で戦う気のないマーティを撃ったが、偶然小屋で見つけたストーブの蓋による即席防弾チョッキで弾を防がれており、銃を蹴落とされる。直後にマーティにボディブローを噛ますが、防弾チョッキの上から殴ったため拳を痛めてしまい、最後はマーティに徹底的に殴り飛ばされて肥やしを積んだ荷車に倒れ込み、駆けつけた保安官に馬車強盗の容疑で逮捕された。
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