没シーン
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「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」の記事における「没シーン」の解説
上記の通り絵コンテの内容が膨らんだ影響もあり、尺や製作期間の都合でカットされたシーンが存在している。冒頭のバンデベル艦隊の戦闘シーンや前半のデスバテーター隊の奇襲にヤマトが対抗するシーンなどにも、もっと多くのカットが存在したが、制作が間に合わないため細かい描写のカットは極力省かれている。それ以外にも丸ごとカットされたシーンもあり、『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-Vol.3&脚本集』で確認できる。以下はカットされた主なシーン。 イスカンダル星とガミラス星のシーン スターシャがヒスと通信し、地球との暫定協定について会話する。その後、ガミラス本星の現況が描かれ、ガデル・タランが音信不通の艦隊へヤマト攻撃禁止命令を伝達するため、警務艦隊を派遣させる。 これらは小説版ではカットされずに描かれている。また、前者のシーンは後述のピクチャードラマの案の1つとして挙げられたが、企画コンセプトに合致しないため没となった。 序盤の桐生の語りシーン 本編では航空隊の様子のみが無声で流されているが、シナリオ段階ではそれ以外にも艦内各所の現況が描かれていた。この一連のシーンは早い段階で絵コンテが上がっていたため、作画に入った後にカットされた。なお、シナリオ段階では南部が波動砲封印に対し懸念を示すシーンも桐生の語りに含まれていた。岩田と遠山の将棋シーン 劣勢の岩田が「UFOがいる」という時代錯誤な方法で遠山の視線をそらして不正を働こうとし、榎本にツッコまれる。 島が太田のカメラを没収するシーン 太田が航海科女子に盗撮まがいの行為を働こうとし、島にカメラを取り上げられる。本編で島が使用したカメラは、このシーンで没収された太田の私物である。 上記の通り、作画段階に入った後でカットされたため、劇場公開前にネット上で公開された新作場面カットにはこのシーンのカットが存在していた(島と大島夏樹ともう1人の航海科女子クルーが映っているカット)。 相原と佐野が遠距離超空間通信のシステム開発を思案するシーン 本編ではカットされたが、公式サイトや劇場パンフレットでの相原のキャラクター解説で触れられている。後にテレビシリーズ最終話の超空間リレーへと繋がる。 平田の茶道シーン 左舷展望室で茶会が開かれ、平田がクルーに茶を点てている。『全記録集・脚本集』のシナリオ決定稿には記載されていないが、『全記録集Vol.3』で「幻の茶道シーン」として設定画と絵コンテが掲載されている。設定監修は表千家の名取りでもあるむらかわが行っており、当人曰く「宇宙一正確なアニメでの茶道シーン」再現のため、作法や道具などに関して非常に詳細かつ丁寧な設定画が作成されていた。 本編で古代と玲が会話するシーンで映ったエレベーターホールのモニターの映像の紅葉と桜のうち紅葉のシーンは、本来このシーンでの展望室のモニターの映像だった。
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没シーン
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ホールデンは映画の制作上は死亡しておらず、病院に入院した彼をデッカードが見舞うシーンが脚本に存在し(脚本段階ではデッカードは複数回見舞いに訪れている)、撮影も行われているが、スコットの判断で削除され、本編には使われていない。このシーンのためにシド・ミードはカプセル型の治療用ベッドをデザインしたが、「未来的にすぎる」として却下され、デッカードの自宅のセットを流用したものが美術スタッフによって製作された。 レプリカント眼球職人のチュウのその後については劇中では触れられていないが、脚本ではバッティとリオンによって防寒コートを破壊され、極低温下の工房内に閉じ込められて放置されたために凍死しているところをデッカードと警官隊に発見される、となっていた。発見された際に倒されてしまい、完全に凍っていた遺体は粉々に砕け散るという場面設定であったが、撮影されなかった。 企画段階では、踊り子として地球に潜伏していたゾーラは作中にてデッカードの捜査が入る前に、舞台で「reptile dance(レプタイル(爬虫類)・ダンス)」を踊る予定で、ステージのセットも製作が進められていたものの、プロデューサー陣の賛同が得られず、撮影が行われる事は無かった。2012年12月、ゾーラ役のジョアンナ・キャシディは当時のダンスを再現した動画をYoutubeで公開した。 脚本段階では、タイレルは死病に侵されたために冷凍睡眠に入っており、登場するのは本人の記憶を移植されたレプリカントである、という設定であった。脚本ではタイレルを殺害してこの事に気づいたバッティは改めて「本物の」タイレルのところに案内するようにセバスチャンに要求するが、冷凍睡眠に入っていたはずの彼は既に装置の故障によって死亡しており、延命の望みが完全に絶たれたことに動揺したバッティはセバスチャンをも殺害して立ち去る、という流れになっており、タイレルが安置されている部屋と冷凍睡眠装置もミードによりデザイン画が起こされていた。このシーンは撮影準備の段階で断念され、セバスチャンの死も警察無線の音声で触れられているのみである。
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