ギャラクシーポリス/アカデミー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 16:08 UTC 版)
「天地無用!シリーズの登場人物」の記事における「ギャラクシーポリス/アカデミー」の解説
柾木アイリ〔まさき あいり〕 声 - 玉川紗己子 銀河アカデミー理事長兼、GPアカデミー理事長であり、哲学士、遙照の内縁の妻にして2児の母。つまり天地の祖母ということになるのだが、「おばあちゃん」と呼ばれると怒る。樹雷と対立していた宗教国家アイライの教主の娘である。およそ700年前に銀河アカデミー留学中に案内役の上級生であるアイリ・マグマとして遙照と出会う。政略結婚のためにアイライに帰国させられたものの破談、遙照との子を妊娠していたことが発覚する。その後、ウィドウーによる反乱信徒の集団自決事件を契機に娘の水穂をつれて故郷を捨ててアカデミーへ戻ってきていたらしい。遙照が水穂の存在を知るのは、遙照が地球に失踪してから百数十年後に霞の死の前後に地球人より長寿な正木姓の子供たちの将来を憂えてアカデミーの友人に連絡を取ってアイリの消息を知ったときである。それを契機に極秘裏に遙照と内縁関係になったらしい。その後、清音を出産している。公的には遙照が失踪したままであるため公には結婚しておらず、柾木家の養女として柾木姓を名乗っている。OVA第3期後に鷲羽に弟子入りした模様。 鷲羽をして「お見事」と言わせる『アカデミー神拳』の使い手であり、ガンつけ、徒手格闘はお手の物である。 非常に押しが強い直情型の性格をしている。いわゆる「会話より鉄拳」のヒトで、政治的折衝や腹芸は好きではない(が、苦手でもない)。かつて瀬戸に勧められて料理を趣味とするようになり、今では学生時代からの馴染みで調理を手伝っていた定食屋「ナーシス」を譲られて経営するまでに至っている。 小説版『GXP』では、かなりぶっとんだ行動をすることが多く、西南以下クルー達に迷惑な思いをさせている。福からはNBを介してだが、完全に敵視されている。鷲羽がアカデミーにいない現在、一番「質(たち)の悪い」哲学士とのことだが、その裏表のない性格から嫌われてはいない模様。 九羅密美守〔くらみつ みかみ〕 声 - 杉田郁子(GXP、OVA第3期)/沢海陽子(OVA第4期) GPアカデミー校長。九羅密家の長子であるため本来なら当主になるべき人物だが、家督相続を拒否した。が、実質的に九羅密家の最高権力者であり、当主である美瀾ですらまったく頭が上がらない存在。九羅密家の中では数少ない常識人。美瀾の姉。 普段は老女の姿をしているが、実際は擬態であり、本来の姿は短髪で非常に若々しい美女である。西南の確率ベクトルを逆転させる四人一組のうちの一人。 泰馬、夏羅世一の失脚後、GP軍臨時総司令、そしてGP軍総司令の任に就く。 九羅密美瀾〔くらみつ みなみ〕 声 - 松岡文雄 OVA第1期から第3期途中までのGP長官。美兎跳の父であり、美星の祖父。美守に代わって九羅密家の当主を務めているが、実際には美守にまったく頭が上がらない。 極度の孫バカで、美星にGP標準外の装備を勝手に与えるなどしていた。天地の家に留まり続ける美星を連れ戻そうとして、樹雷の直轄地である地球を美咲生に侵攻させ、返り討ちに遭ったため、美守に整備部主任に降格させられた。 美雲死去後、泰馬の失脚により、世二我本星長老会会長の任に就く。 九羅密吟鍛〔くらみつ なきた〕 声 - 諏訪部順一 GP第一軍司令(?)。美兎跳の夫であり、美星と美咲生の父。義父・美瀾が美咲生に地球侵攻させたことを糾弾した。特殊(マイペース)な人が多い九羅密家において、美守と並ぶ理知的な人物である。GPに巣くう黒幕たちと何らかの繋がりがある。 泰馬の引退とともに一線を引くが、吟鍛子飼いの実働部隊はGP軍最強を誇る。 九羅密美兎跳〔くらみつ みとと〕 声 - 水谷優子/ 富沢美智恵(OVA第4期) GP清掃局員。美星の母。美星に匹敵する確率変動の偏りを持ち、掃除に夢中になっているうちに何時の間にか軍艦や海賊船などとんでもないところに移動し入り込んでいる(その縁で知り合いやファンが非常に多い)。確率変動の偏りのせいで知らないものが多いが、実は超一流のオペレーション能力の持ち主。古物などにも詳しいらしく、クレーが宝物にしていたものをただのレプリカだと見抜いた。 美兎跳の清掃部は「第2の情報部」とも呼ばれ、本家である情報部以上とも言われる。 九羅密美咲生〔くらみつ みさお〕 声 - 緑川光 GP隊員。美星の弟。異常なくらいの姉思い(シスコン)で、美星からのメールが全て「天地」絡みであったため、美瀾と結託し、天地を抹殺するために惑星規模戦艦「ちょび丸」で出撃するも返り討ちに合う。マシスの想いを受け入れ、結婚する。 雪乃丞[ゆきのじょう〕 声 - 梅津秀行 美星の船のサポートユニット。 九羅密マシス 声 - 小野寺啓子 GP隊員。美咲生の部下。旧名:マシス・マキビ。美咲生に想いを寄せており、天地抹殺という暴走にも協力しようとしたが砂沙美に負けてしまう。その後、美咲生に告白、両思いに。美瀾から「格が合わない」と反論されたが、美兎跳の活躍(?)と瀬戸が養女にしたなどの理由により、九羅密家に認められた。GXPでは、樹雷所有となったちょび丸の艦長として登場する。 藤正〔ふじまさ〕 声 - 宇垣秀成 GP隊員。マシスの部下。バイオボーグを使い、阿重霞を襲うものの、バイオボーグを魎皇鬼におもちゃにされ、気絶させられて失敗。 ソルナール 声 - 小西克幸 GP隊員。マシスの部下。サイバーマリオネットを使い、魎呼を襲うものの、C級はあっという間に撃破され、続けて出した10体もあっという間に撃破され失敗。 バグマ 声 - 園部好徳 GP隊員。マシスの部下。S級エスパー能力及び肉弾戦で鷲羽に挑むも返り討ちに。ちなみに、彼ら三名の奥方も元同僚らしく、マシスの想いに関しては聞かされていた。 天南静竜〔てんなん せいりょう〕 声 - 真殿光昭 天南財閥の御曹司でGPアカデミー講師。初登場はOVA第13話で、阿重霞の婿候補として天地と決闘するが美星の乱入によって惨敗し、以来地球人を目の敵にしている。また雨音の幼馴染でもあるが、彼女にはまったく相手にされていない。そんなこんなで西南をアカデミーから追い出そうとするが、ことごとく裏目に出る。雨音曰く、「脳天気の天才」。基本的にはギャグキャラであるが、剣術の実力は本物で、タラントを一瞬で切り伏せたほど。特技としてライトセイバーで峰打ちが出来る。GXP最終話でコマチ・キョウに誕生日プレゼントとして指輪を送り、後に結婚。二児をもうける。 小説『天地無用! GXP』6によると体はナノ・サイボーグ化されており、そのお陰であれだけひどい目にあっても無事だという。 静竜の性格、言動等々から「天南特例」というものが設けられており、彼に何が起こっても天南家は関知しない、黙認、無視との態度を執っている。その実例として、ダ・ルマーの人質にされた時に天南家は身代金を値切り、結局、海賊入りし身代金が浮いて喜んだ。 ダ・ルマーの逮捕後、ギルドでの存在意義を不要と考えた親族により瀬戸に連れ戻してほしいと依頼があり、西南との決闘が企画され、アランに幸福艦を委ねてコマチとともに艦を離れる。決闘では西南に敗れ、幸福艦はアランが瀬戸に派遣されたクイス・パンタとのギャンブルで借金の形として取られてしまう。 カーサ・イグリエ 定食屋「ナーシス」の女将。料理に関する造詣が深く、彼女が納得しない者は厨房に入ることができない。アイリの料理の先生でもある。GXPでアイリが趣味でやっている店が「ナーシス」だが、カーサは登場しない。 四加一樹〔よつが かづき〕 声 - 室園丈裕 GP隊員。樹雷皇阿主沙の父。GP職員が樹雷に赴任するには、気概を示すための儀式を行わなければならない。この時、ちょっとした手違いから儀式ではなく、本物のトラブルに巻き込まれているところを阿麻芽に助けられる。 『デュアル!ぱられルンルン物語』の主人公と同姓同名であることからパラレルワールドにおける同一人物の可能性もある。 四加阿麻芽〔よつが あまめ〕 GP隊員。樹雷皇阿主沙の母で元柾木家皇族。一樹が儀式ではなく本当のトラブルに遭遇した所を助け、以後、武術を教えたりとおつきあいを始める。一樹が樹雷から転属する際、皇族を捨てついて行き、結婚した。 朱螺凪耶〔あから なじゃ〕 鷲羽の親友。哲学士。鷲羽と共に銀河アカデミー創設の立役者の一人。鷲羽より3年年長。凪耶の現在の姿が神木瀬戸樹雷であることが明らかにされている。 鷲羽よりも裏方の仕事が多かったため、鷲羽よりも知名度は劣るが、能力的には鷲羽と同等の能力を持つ大人物。 性格的には瀬戸(本人である)やアイリに非常に似ており、二人に輪をかけてお茶目で軽い。鷲羽と共に学生には非常に恐れられた。 夷隈〔いくま〕 銀河アカデミー哲学科教授で、鷲羽と凪耶の恩師であり、二人の父親ともいうべき人物。かなり大人な傑物。 山田西南〔やまだ せいな〕 声 - 茂木滋(GXP, OVA第4期)/野島裕史(OVA第伍期) 柾木天地の幼馴染。『天地無用! GXP』の主人公。 天地無用! GXP#主要人物を参照。
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