ガル=ダとは? わかりやすく解説

ガルダ【ガルダ】(草花類)

登録番号 第5891号
登録年月日 1997年 12月 5日
農林水産植物の種類 ほうせんか
登録品種の名称及びその読み ガルダ
 よみ:ガルダ
品種登録の有効期限 15 年
育成者権の消滅 1998年 1月 5日
品種登録者の名称 ジークフリード クレム
品種登録者の住所 ドイツ連邦共和国 70378 シュツットガルト ハンフェッカー 8
登録品種の育成をした者の氏名 ジークフリードクレム
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は,出願所有系統どうしを交配し育成されたものであり,花は一重の鮮赤の単色花で,鉢植え向きの品種である。 型は中間型草丈中間性,長さは中,太さは太,色は濃褐,節部の着色は無,分枝性は強である。のつき方は輪生全形は長楕円披針形先端の形は鋭先形,葉長は長,幅は中,葉縁の形は浅鋸歯表面地色は暗緑(JHS カラーチャート3716),斑の有無は無,裏面地色は暗赤(同0410)である。花序は単生,花の向き上向き一重八重の別は一重花弁数は5一重咲き花形Ⅲ型花弁切り込みは中,花冠の縦径及び横径は5.16.5㎝である。単色・複色の別は単色花弁地色は鮮赤(同0706),基部の色は鮮紅(同0107)である。距の長さ5.1以上,曲りは強,色は濃赤(同0409),花柄長さ4.16.0である。開花早晩性は中である。  「キシス」と比較して葉縁の形が浅鋸歯であること,斑が無いこと,の裏面の色が暗赤であること等で区別性認められる
登録品種の育成経過概要
この品種は,1989年出願者の農場ドイツ連邦共和国)において,出願所有系統どうしを交配しその実生から選抜したものであり,以後栄養繁殖増殖繰り返しながら特性調査継続し1991年にその特性が安定していることを確認して育成完了したのである



ガルダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/26 07:21 UTC 版)

ガルダの像
タイ王国国章
インドネシア共和国国章「ガルーダ・パンチャシラ」
ウランバートルモンゴルの首都)の紋章

ガルダサンスクリット語: गरुडGaruḍa)は、インド神話に登場する炎の様に光り輝き熱を発する神鳥。ガルダはサンスクリットヒンディー語による名称で、パーリ語ではガルラGaruḷa)、英語インドネシア語などではガルーダという。カシュヤパヴィナターの息子で、ヴィシュヌヴァーハナの乗り物)である。

ヴァイナテーヤVainateya、ヴィナターの子の意)、ガルトマーンGarutmān、鳥の王の意)、スパルナSuparṇa、美しい翼を持つ者の意)、ラクタパクシャRakta-pakṣa、赤い翼を持つ者の意)、スレーンドラジットSurendra-jit、インドラを滅ぼす者の意)、ラサーヤナRasāyana、水銀のように動く者の意)といった異名を持つ。ガルダの名は「gr」(飲み込む)に由来すると考えられている。

その一族はインド神話において人々に恐れられるのたぐい(ナーガ族)と敵対関係にあり、それらを退治する聖鳥として崇拝されている。これは、インドにおいて猛禽類孔雀は蛇を食べると解釈されていたことによる。単にの姿で描かれたり、人間に翼が生えた姿で描かれたりもするが、基本的には人間の胴体と鷲の頭部・を持つ、翼は赤く全身は黄金色に輝く巨大な鳥として描かれる。

ガルーダ・インドネシア航空の名はガルダに由来するインドネシアのフラッグキャリアであり、ロゴに巨大な鳥を形どっている。

神話

造物主であるプラジャーパティにはヴィナターとカドゥルーという2人の娘がいた。2人はそろってブラフマーの子である聖仙カシュヤパの妻となった。カシュヤパは2人の願いを叶えると約束し、カドゥルーは1000匹のナーガ(蛇あるいは竜)を息子とすることを望み、ヴィナターはカドゥルーの子より優れた2人の息子を望んだ。その後長い時間を経てカドゥルーは1000個の卵を、ヴィナターは2個の卵を産んだ。2人は卵を500年間あたため続け、やがてカドゥルーの卵からはナーガたちが生まれたが、ヴィナターの卵は孵らなかった。ヴィナターは恥ずかしさのあまり卵の1つを割ると、上半身しかない子供が出てきた。卵を早く割ったために下半身がまだ作られていなかったのである。この息子は暁の神アルナであるが、母親に対して怒り、500年の間、競った相手の奴隷になるという呪いをかけた。

ある日、カドゥルーは乳海攪拌から生まれ太陽を牽引する馬ウッチャイヒシュラヴァスの色について、ヴィナターに話しかけ口論となり、負けた方が奴隷になるという条件で賭けることにした。ヴィナターは全身が全て白いと主張したのに対し、カドゥルーは体は白だが尻尾だけは黒いと主張した。実際にはヴィナターのいうとおりであった。しかし、カドゥルーは確認は翌日にするということにし、息子のナーガたちにウッチャイヒシュラヴァスの尻尾に取り付くように命じ、黒く見えるようにした。中には命令を聞かなかった息子もいたため、カドゥルーは彼らに呪いをかけた。翌日、2人は海を越えて確認に行くと、ウッチャイヒシュラヴァスの尾の色は黒かったため、ヴィナターは負けて奴隷になってしまった。

やがて時期がたち、ガルダが卵から生まれた。ガルダは生まれるとすぐに成長し、炎の様に光り輝いて神々を震え上がらせた。神々はガルダを賛美してガルダの放つ光と熱を収めさせた。海を越えて母の元に行くと、ガルダも母と共にカドゥルーたちに支配されることになった。カドゥルーはガルダにも様々な難題を振りかけ、やがてガルダは嫌気がさし、母に対してなぜこの様になったのかを尋ねた。母にいかさまによって奴隷となったことを聴くと、ナーガたちに対して母を解放するよう頼んだ。ナーガたちは、天界にある乳海攪拌から生まれた不死の聖水アムリタを力ずくで奪ってくれば解放すると約束した。

ガルダは地上で腹ごしらえをすました後、天上に向かった。天上ではガルダの襲撃を予兆して今までになかったようなさまざまな異常現象が起きた。ガルダは天上に乗り込むと、守備を固めて待ち受けていた神々を次々に払いのけた。戦神である風神ヴァーユが軍勢を整えるものの、多くの神々が打ち倒された。アムリタの周りにも回転する円盤チャクラムや目を見ると灰になる2匹の大蛇などさまざまな罠を仕掛けていたが、ガルダはそれをすり抜けてアムリタを奪い飛び去った。

ヴィシュヌ神とその妻ラクシュミーを乗せたガルダ、インド国立博物館

ガルダが飛んでいるとヴィシュヌと出会った。ヴィシュヌはガルダの勇気と力に感動したため、ガルダの願いを叶えることとした。それはアムリタを用いない不死であり、ガルダはそれを受けてヴィシュヌのヴァーハナとなることを誓った。そこへ神々の王インドラが最強の武器ヴァジュラを使って襲いかかってきた。しかしそれでもガルダには敵わなかった。元々ガルダは小人の種族ヴァーラキリヤのインドラより100倍強くなるようにという願いを込められて生まれてきたからである。インドラはヴァジュラが全く利かないのを見ると、ガルダに永遠の友情の誓いを申し込んだ。その代わりにガルダには不死の体が与えられ、彼はナーガたち蛇族を食料とするという約束を交わした。

そして、一旦約束を守るためにガルダはアムリタをナーガたちの元へ持ち帰った。ヴィナータが解放されると、アムリタをクシャの葉の上におき、沐浴してから飲まねばならないと告げた。それを聞いてナーガたちが沐浴をしている隙に、インドラがアムリタを取り返してしまった。ナーガたちはだまされたことに気づいたが、もはやどうしようもなかった。ナーガたちはどうにかしてアムリタをなめようと、アムリタが置かれていたクシャの葉をなめ回したため、舌が切れ二股となってしまった(『マハーバーラタ』第1巻14~30章)。

後世の説話集『カター・サリット・サーガラ』および『ヴェーターラ・パンチャヴィンシャティカー』のジームータヴァーハナの物語にガルダとナーガ族の対立の後日談があり、そこでは両者の和解が語られている。

各文化におけるガルダ

仏教イスラム教伝来以前よりヒンドゥー教圏であった東南アジア諸国においては、他のヒンドゥー教の神格と併せて文化・文学におけるモチーフとなることが多い。

イスラム教国であるインドネシアおよび仏教国であるタイ王国においては国威の象徴とされ国章とされている。インドネシアで演じられる現代のワヤン・クリでは、ガルラはビルムカ(怪物の顔をもつもの)と呼ばれ、クレスノ王の息子ボマの乗り物として登場するが、その位置付けはイスラム教の影響によるマハーバーラタの再解釈によって、オリジナルよりも精神面を重視した地味なものとなっている[1]。なお、インドネシアの国営航空会社はガルーダ・インドネシア航空であり、2013年には『ガルーダの戦士ビマ』という特撮ヒーロー番組が制作された。

ヒンドゥー教の本場インドでは、ガルダがデザインされたPC用のLinuxOSGaruda Linuxが公開されている。 スリランカにおいては、人々に災いをもたらすラークシャサ(羅刹)、グルル(Gurr)という魔物とされたが、これは宗教上の対立が理由。ミャンマーではガロンと呼ばれ、民間信仰の守護動物とされている[1]

仏教圏では金翅鳥(こんじちょう)とも呼ばれている。

ギャラリー

脚注

  1. ^ a b 月刊みんぱく編集部(編)『100問100答 世界の民族生活百科』 河出書房新社 1999年、ISBN 4-309-22351-6 pp.226-228.

ガルダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/09 13:48 UTC 版)

烙印の紋章」の記事における「ガルダ」の解説

200年上前のゼル・タウラン国竜神祭司かつてはヤッシュ・バズガンの治世魔道によって支え魔道士でもあった。現世においてレイズスがその名を称し、タウラン諸国次々と手中に収める。ただし配下においた地域治めるのではなく住民大量に何かの儀式生贄捧げている。後に、レイズス討たれるも、別のガルダを名乗る者が現れている。

※この「ガルダ」の解説は、「烙印の紋章」の解説の一部です。
「ガルダ」を含む「烙印の紋章」の記事については、「烙印の紋章」の概要を参照ください。

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