アルタードビースト/A.Beast
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/24 03:24 UTC 版)
「ファンタシースターオンラインのエネミー一覧」の記事における「アルタードビースト/A.Beast」の解説
何らかの後天的な要因によって異形へと進化を遂げた生物群。ほとんどが健全な生態系から逸脱し、常識では考えられない生物である。 エビルシャーク(バルマー)、パルシャーク(ゴバルマ)、ギルシャーク(メルクィーク) / EP1 ブーマが謎のワーム型生物によって強制的に突然変異させられた生物。鮫のような頭を持ち、両腕が刃物のような形になり、硬そうな外殻に身を包んでいるなど、外見はブーマの時とは似ても似つかない。また、ブーマらと同じく、右手と左手で攻撃速度がわずかに違う。アルティメットではバルマー・ゴバルマはなぜかブーマに似た、アルタードビーストというよりも原生生物に近い外見になり、メルクィークはシャーク系のエネミーの首を長く伸ばしたような外見となっている。 ポイゾナスリリー(オブリリー) / EP1 EP2 花弁の真ん中に口のような器官を持ち、毒液を吐いてくる植物。根がしっかりと張っているのか、その場を動くことはできない。植物であるにもかかわらず、獲物に毒液が命中したことを確認して笑い声を上げたり、至近距離に接近されると頭突きをしてくるなど不可解な行動をする。花弁をこすり合わせて超音波を発生させ、プレイヤーを麻痺状態にさせてくる事もある。ある程度ダメージを与えると攻撃をやめて回転しはじめ、数秒後に自爆して周囲に麻痺毒を撒き散らす。アルティメットでは毒液の代わりに即死テクニックのメギドを発射する。メギド自体は闇属性に対する耐性を上げたり、遠距離攻撃ができる武器を用意するなどの対策をとれば脅威にはならないが、闇属性に対する耐性を確保するためには他の装備品を犠牲にする必要があったり、他のエネミーに邪魔をされたりで、なかなか難しい。 ナルリリー(ミルリリー)/ レア・EP1 EP2 ポイゾナスリリーの希少種。血のように赤い花弁を持つ。アルティメットでは玉虫色の花弁になり、メギドを吐く。オンラインのミルリリーだけは、メギドの射程が極端に長い。 グラスアサッシン(クリムゾンアサシン) / EP1 EP2 人間の背丈を遥かに越える大きさを持つカマキリのような生物。カマキリらしく両腕の鎌で攻撃を仕掛けてくるが、何故か蜘蛛のように口から糸を吐き、糸を浴びたキャラは一定時間移動不能になる。アルティメットでは名前の通り赤色になり、粘着糸攻撃が凍結に変化する。実は同じ姿の小型ビーストの群体であり、倒すと腹の辺りから四方八方に散らばって逃げていく。 ナノノドラゴ / EP1 小さいドラゴンのような生物。肩の辺りにビームを発生させる不可解な器官を持つ。ビームには2種類あり、まっすぐ飛ぶ直線状のレーザーと、ある程度曲がって追尾してくる球状のビームがある。 敵味方問わず攻撃し、なにかしらの生物にトドメを刺すとレベルアップするという特徴を持つ。セントラルドームのドラゴンの幼体かどうかは不明。 プフィスライム / EP1 ゼリー状の液体生物。普段は地中に溶け込む形で身を隠し、獲物をしとめる一瞬だけ姿を現す。バータ系のテクニックもしくは通常攻撃の3段目(厳密には「3段目を出した後の攻撃」)をヒットさせると分裂して増える。このエネミーは分裂するとレアエネミーを生み出す可能性があり、攻撃がヒットする直前までに裏パレットをONにすると攻撃が確実にミスするという仕様上の特性を突いて、ワザと3段目を命中させる「裏パレットアタック」なる小技を登場させた。 引っ込んでいる状態では基本的に攻撃を受け付けないが、「ロックオンされ発動した後のテクニック」「トラップによるダメージ」「同種エネミーの一部の攻撃(触手攻撃)」は移動中でもダメージを受ける。特にアンドロイドのトラップは難易度によっては一撃で消滅する。 見た目がセガから発売されたゲームソフト、ソニックアドベンチャーの最終ボス「カオス」にも似ているが、直接的な関連は(当然ながら)無い。 プイィスライム / レア / EP1 プフィスライムの変種。血のように赤い色をしている。行動パターンはプフィスライムとまったく同じで、移動・出現・攻撃を繰り返す。 パンアームズ、ミギウム、ヒドゥーム / EP1 EP2 パンアームズとして地面から登場するカニ型の生物。中心部から2種類のビームを放ってくる。この状態は防御力が非常に高く、合体中に倒すには、即死系の攻撃が無い限りはかなりの攻撃力が求められる。EP2の宇宙船で登場するものは逆で、合体中の方が防御力が低いため、分裂されると倒すのが難しくなる。一定のダメージを与えるか、時間経過で(厳密には、分裂するタイミングであり、分裂できる場所であるとき)中心から二つに分裂しミギウムとヒドゥームになる。この状態でどちらか片方を先に倒すと、もう片方がガッカリ(?)してしばらく硬直する。分裂した後放っておいてさらに時間経過すると、また合体する。ミギウムの攻撃にはダメージはないが、ジェルンやザルアがかかる事がある。ヒドゥームの体力が減ってくるとミギウムは腕のブレードで刺してレスタをかけようとする。 なおパンアームズの状態の時とミギウム・ヒドゥームの状態の時では落とすアイテムが違う。また、パンアームズが複数登場した場合は、別の個体から分離したミギウムとヒドゥームが合体することはない。 メリルリア、メリルタス / EP2 意思を持って自由に歩き回る植物。普段は下半身を地中に隠して何の変哲も無い植物を装っているが(このときはマップに表示されず攻撃できない)、獲物が近づくと動き出す。メリルリアは一定ダメージを与えると逃げ出す。メリルタスは強力な毒粉を撒き散らすこともある。 メリカロル、メリキュス、メリクル / EP2 メリルリア・メリルタスの上位種。人間の背丈の何倍もある巨大な大きさに、致死性の強力な毒素を持つ。メリカロルは混乱、メリキュスは感電、メリクルは凍結の状態異常になる弾を吐き出す。アルティメットになるとメギドとは異なる無条件即死の弾を放出してくる。この弾は異常に速度が速く、軌道に癖があるため回避しづらい。この弾が当たると笑い声を上げる。制御塔では特定の条件で無効化できる。HPが少なくなるとカウントダウンをして即死などの効果をもった花粉で攻撃してくるほか、突進してくることもある。エピソード2密林エリアの中ボス的存在。 ドルムオルム、ドルムダール / EP2 イカのような外観を持つ。基本はその長い手足を利用した打撃攻撃だが、ドルムダールは加えて金縛り状態にさせる攻撃技を持つ。金縛り中は移動は当然不可能だが、アイテム使用や装備変更すらできないためアンドロイドにとってはアイテムによるHP回復もトラップ敷設もできずに詰むこともある。 メリッサ・エー / EP4 プフィスライムのような顔に、コブラのような形の身体を持つが全長は短く立って飛び跳ねて移動すると言う形容しがたいエネミー。人間よりやや大きい程度。口からギバータを吐く他、ジャンプしてのボディプレス、凍結効果のある突きなどの攻撃を持つ。近接攻撃をしようとするとジャンプして後ろに回りこんでくるので攻撃を当てづらい。 メリッサ・エー・エー / レア・EP4 メリッサ・エーの変異種。体色が緑色になり、耐久力が上がっている。 デ・ロル・レ(ダル・ラ・リー)/ ボス・EP1・洞窟 列車ほどの大きさを持つ、超巨大なムカデ型の生物。劇中では地下坑道に残っていたデータから、元々はガル=ダ=バル島プラントで創られた「実験生物β722」が地下水路に逃げ出したものと推測されている。 普段は地下水路の水中に潜んでいるが、天井に張り付いて高速移動するなど多彩な行動パターンを持つ。頭部に人間の頭蓋骨のような外殻があり、散弾ブレス、口からはビームを発射、2種類の機雷攻撃、落石、先端が注射器のようになっている4本の触手による攻撃など、多彩な攻撃パターンを持つ。 実際には地下水道の上を移動するイカダの上で戦闘する。上陸してくるときのみ接近戦が可能となり、その他の時はイカダの周囲を泳ぎながら移動する。このときはテクニックや遠距離攻撃武器のみでダメージが与えられる。しかし銃では弾速が遅くヒットしにくいが、フォトンランチャー系だと弾速が影響しないため簡単にヒットする。一通り泳ぎ終わったら上陸や落石、機雷敷設、口からビームなどの他のパターンで攻撃したのちまた泳ぐというパターンを繰り返す。落石攻撃のあと停電して真っ暗になることがあるが、しばらくすると電気が復活する。倒すとイカダが停止するが、当然時間制限は存在しない。 胴体と頭の殻でダメージや耐性が異なり、どちらかのHPをゼロにすれば倒せる。頭の殻はダメージを与えると破壊され、ワーム状の顔が見える。 アルティメットモードでは出現早々横方向にビームを放ってくるが、プレイヤーの初期位置からまっすぐ前へイカダの最前線に移動すれば絶対当たらない。アルティメットモードではこの初撃のあと必ず上陸してくるためここで集中攻撃をしかければ泳がせる間もなく倒すこともできる。 この注射器型触手より分泌される体液には生物を強制的に変化させる効果があるらしく、アルタードビースト発生の元凶であると言われている。なお上記にある通り触手による攻撃を実際にしてくることがあるが、ゲーム中ではプレイヤーが触手を突き刺されても突然変異したりする事は無い。 バルバレイ / ボス・EP2・VR神殿 パイオニア1より回収され、パイオニア2で再稼働したカル・スがシミュレーションで「デ・ロル・レが海洋まで進出、自己進化した場合」を想定した場合、発生するであろうと予測したエネミー。あくまでVR空間上で想像された存在であり、実在はしないが、ハンターズの能力テストで神殿のボスとして登場する。基本的な攻撃パターンは「デ・ロル・レ」と変わらないが、上陸時の体当たりやイカダの下からの毒を持つ触手、カブトガニのようなエネミーを発生させるなど、新しい攻撃方法が追加されており、強敵である。 ガル・グリフォン / ボス・EP2・中央管理区 羽を広げきった状態で体長がクジラほどある巨大な鳥類。ひづめのある4本足や大きな角など、キメラに近い外観をしている。体当たり攻撃や、竜巻を発生させたり、電撃を吐く、地面を踏みつけて衝撃波を発生させるなどの攻撃パターンを持つ。デ・ロル・レと同様、「実験生物β630」としてプラント内で生産された実験体。チャレンジモードでは衝撃波に耐えられず、銃も装備できないといったキャラも多いため難敵である。アルティメットモードでも行動パターンは不変だが多段ヒットにより即死の危険もある。
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