じっけん‐せいぶつ【実験生物】
読み方:じっけんせいぶつ
実験に用いる動物・植物・細菌・微生物・細胞・遺伝子など。研究に不可欠な特定の性質を備えた生物が他の生物と交雑しないように管理されている。遺伝子操作や品種改良によって実験や研究の目的にあった生物がつくられることもある。
[補説] 文部科学省は世界最高水準の生物資源基盤整備を目指して、平成14年度(2002)から「ナショナルバイオリソースプロジェクト」を開始。実験生物とその遺伝子の管理・保存を推進している。マウス・カイコ・小麦など生物種ごとに担当する中核機関(大学・研究機関など)が定められ、他の研究機関に実験生物および情報を提供するとともに、研究結果のフィードバックや実験生物の寄託を受け入れる。
実験生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 14:31 UTC 版)
「ロジスティック方程式」の記事における「実験生物」の解説
いくつかの微生物や小型の昆虫の飼育実験で、ロジスティック曲線がよく当てはまる個体数増加や個体密度増加実験のデータが得られている。例として以下のようなものがある。特に、ゾウリムシや酵母菌は条件さえ整えればロジスティック曲線に沿った増加をほとんどの場合で示し、高校レベルの教科書にも載る定番でもある。 キイロショウジョウバエ ゾウリムシ 大腸菌 タマミジンコ 出芽酵母、分裂酵母(Saccharomyces cerevisiae, Schizosaccharomyces kefir) キイロショウジョウバエ ゾウリムシ 大腸菌 タマミジンコ 出芽酵母 一方、ロジスティック曲線に当てはまるデータは得られなかったものとしては、次のような生物の実験がある。これらの実験では、時間経過後も個体数は一定に収束せず、周期的変動が繰り返されたり、大きなゆらぎが続く個体群変動となった。 ミバエ コクヌストモドキ マメゾウムシ ミバエ(ミカンコミバエ) コクヌストモドキ マメゾウムシ(インゲンマメゾウムシ)
※この「実験生物」の解説は、「ロジスティック方程式」の解説の一部です。
「実験生物」を含む「ロジスティック方程式」の記事については、「ロジスティック方程式」の概要を参照ください。
- 実験生物のページへのリンク