パイオニア2ラボ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/14 07:23 UTC 版)
「ファンタシースターオンラインの登場人物」の記事における「パイオニア2ラボ」の解説
エピソード2で初接触する特殊機関。総督府とは別に、より極秘度の高い調査をハンターズに依頼している。その重要性と任務遂行難度の高さは執拗なまでに繰り返される適正試験にも現れている。 ナターシャ・ミラローズ パイオニア2ラボ長官の女性。モンタギュー博士失踪後に行われたラボの組織再編によって長官になる。モンタギュー博士が軍部との繋がりが強い人物だったためモンタギュー博士在籍時は軍の下部組織であるかのような扱いだったが、組織再編によってほぼ独立した機関となる。 政府系の辣腕女史で、火急に迫られたとはいえ準備不足でハンターズを地表に送り込んだコリンを批判する。自らはガル=ダ=バル島の調査前に入念なテストを施すなど、抜かりはない。以前、フロウウェンの部下をやっていた事があり、その時にリコにいっぱい食わされたらしく、回顧する時苦々しい思いがにじみ出る。飛び入り同然のエリやノルがラボに入れたのは、彼女ら自身の努力の他に、ナターシャの思惑もあったためである。 エリ・パーソン 「カル・ス」と名乗る人物からのメールを受け、通信を行っていた民間人。その後、機械好きが高じてラボの一員となり、新人ながらもプレイヤーのナビゲーターを勤めるようになる。性格は努めて明るく、ポジティブに振る舞う頑張り屋。良い娘ではある。 EP1でNPCとして登場する際は汎用のフォニュエール姿であるが、GC版以降加わったEP2では、透過処理された服など当時としては手間をかけたオリジナルデザインで、顔も大幅にリファインしての再登場となった。特筆すべきは顔の造形で、それまでアメコミテイストを意識したデザインだったが、EP2のエリから日本アニメを基調としたCGに大きく舵を切り、PSUの女性キャラクターの顔造形もこの延長となる。 プレイヤーキャラが女性であっても不都合ないように配慮された台詞回しと、特定の相手(しかもAI)がおり、EP2クエストが難しく足を引っ張りまくるので、人気はそれほど高くない。EP1クエストよりEP2クエストで登場する場合の方がレベルと武装は強化はされている。しかし、EP2アルティメットでは弱すぎる(NPCの攻撃はダメージより敵がのけぞって時間を稼げる事が重要なのに、まず当たる事はない。武装のヴァリスタは一応レア武器だが性能が足りなすぎる)ため、敬遠に拍車をかけてしまった。 EP2クエスト「心の座」をパーフェクトクリアするとラグオルリングをくれる。 ノル・リネイル 元はパイオニア2にある新聞社のルポライター、ブルーバースト後のラグオル地表の様子を直接調べて記事にしようとハンターズに化けて、ルプスの森に降り立つ。しかし、被災地を想定して地表に降りた彼女を待ち受けていたのは、想定と全く異なるエネミーが徘徊する戦場であり、負傷者はおろかパイオニア1の住民は遺体さえ見あたらない有様だったため、公表する危険を認め記事にするのを断念する。その後新聞社を辞め、ラボ入りを希望。シミュレーターなどを手がける。同期入りという事もあって、エリと仲良しである。 EP1クエストで初登場する時は「キチンと守る」ことを要求してくるが、十分な強さがあるので、少し目を離しても問題ない。 エリ同様、EP1の時は汎用ハニュエール、EP2の時はオリジナルデザインなのだが、エリほど力を入れられていない上、元のデザインに似通った服装なので、あまり気付かれない。 以前のルプスの森で懲りたはずだが、その後勝手に中央管理区に上がり込んで暴れていたりする事から、事態に慣れてしまっている模様。 CAL-S(CALUS/A.I. CALUS) パイオニア1に搭載されていたオル・ガ、ボルオプトと並ぶ3大超高性能AIの一つ。ラグオルの坑道の一部として組み込まれていたが、システムを乗っ取られる前にエリとの通信を切っ掛けにパイオニア2に発見・回収され、ラボのメインコンピュータとなる。 ジャンカルロ・モンタギュー マグの開発者の一人である科学者。生体工学と機械工学の権威であり、オスト博士ほどではないが遺伝子生物工学の博士号も持っている。ウルトとエルノアの開発者でもあり、パイオニア2ラボのリーダーを勤めていたが、ウルト拉致の事件をきっかけにエルノアと共に失踪。また武器工の心得もあるようで、あるクエストをこなすと、エネミーの体の一部を拾って持っていけばそこから武器防具を作ってくれるようになる。 エルノア・カミュエル モンタギューに作成されたアンドロイド。ウルトの妹にあたる。マグの核にも使用されているD細胞を制御するための「エモーショナルAI」を搭載された新型アンドロイドである。エルノア自身がエモーショナルAIという新技術の結晶であり、モンタギュー博士によって軌道修正されたMOTHER計画のひとつの到達点である。エモーショナルAIの働きによって、マグとの会話が可能。エルノア以外ではマグに自我があることを知ることすら出来ない。おっとりした性格で、間延びした喋り方(バーニィ談)をする。 ウルト・カミュエル モンタギューに作成されたアンドロイド。エルノアの姉にあたる。「エモーショナルAI」を搭載した新型アンドロイドの試作機であるが、後に軍によって拉致される。 シモンズ・オロ 名目上はモンタギュー博士の助手であるが、プレイヤーの前では研究者らしい振る舞いや発言はした事がなく、モンタギューに振り回されている様子をうかがわせる。「計画」の事もあまり知らない様子。モンタギュー失踪後の境遇は不明。 バガニーニ ホプキンスの父。フォトン工学の権威で非常に金持ち。 物なくしの才能が傑出している息子と異なり、フォトン学者としての才能がキチンとあるところが救い。制御塔やプラントのデータや、フォトンの結晶である「フォトンドロップ」と引き替えに、アイテム交換や武器加工をしてくれる。 なお、この人物の登場と加工が加わった事により、オンラインクエスト「明日の代価」はDC版ではエネミーウェポンの加工に属性ボーナスが付けてもらえたものが、GC版以降一般加工に成り下がってしまった。 なお、Hit属性だけは強化させてくれない。
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