アクロヨガ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 03:36 UTC 版)
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アクロヨガ(AcroYoga)は、ヨガとアクロバットを組み合わせた身体的な運動である。[1] アクロヨガには、主にレクリエーションを目的とした、パートナーまたはグループによる様々なアクロバットが含まれ、これらの多くは人が人を持ち上げる動きを伴う。 そのため、大道芸、チアリーディング、アクロバットダンスといった伝統にも影響を受けている。
アクロヨガは、多くの伝統的なヨガよりも運動としては激しく、怪我のリスクが高くなることがある。[2]
役割
アクロヨガには、主に3つの役割がある[3]。
- ベース(Base): 地面との接点が最も多い役割。多くの場合、この人物は背面全体を床につけて仰向けに横たわる。この姿勢によって、腕と脚を「骨で支える(ボーンスタック)」ことができ、フライヤーを最大限安定して支えることが可能となる。フライヤーとの主な接点は、足(一般的にフライヤーの腰、股間、または下腹部に置かれる)および手(手を握り合ったり、肩を掴んだりする)である。[3]
- フライヤー(Flyer): ベースによって地面から持ち上げられる役割。フライヤーは、一連のダイナミックなポジションをとることができ、一般的には重力に身を任せて動作を行う。フライヤーには、バランス感覚、自信、そして体幹の強さが求められる。[3]
- スポッター(Spotter): ベースとフライヤーを客観的に見守る役割であり、主にフライヤーが滑った場合でも安全に着地できるように全神経を集中させる。またスポッターは、フォーム改善のためにベースやフライヤーにアドバイスを行うこともある。[3]
スタイル
アクロヨガには、主に2つのスタイルがある:L-ベーシングとスタンディングである。[4][5]
- L-ベーシング(L-basing): ベースが仰向けになり、脚でフライヤーの体重を支えるスタイル(ベースの身体がL字型になる)。このスタイルは、比較的長時間の「フライング」を可能にする。[4][6]
- スタンディング(Standing): ベースが立った状態で、主に手や肩を使ってフライヤーの体重を支えるスタイル。このスタイルでは、比較的短時間の「フライング」となる。[4][7]
アクロヨガの学習
アクロヨガを学ぶには、筋力トレーニング、柔軟性トレーニング、技術トレーニングが必要である。[8] 筋力トレーニングは、腕立て伏せ、逆立ち、逆立ち歩きなどのエクササイズを繰り返すことで行われる。 柔軟性トレーニングは、セッションの最後にパートナーと一緒に行うのが最も効果的である。 アクロヨガの技術を身につけるには時間と努力が必要であり、熟練した指導者のもとで学ぶのが最適とされる。[8] アクロヨガの重要な技術のひとつに「ボーンスタッキング」と呼ばれるものがある。これは、ベースが腕や脚をまっすぐに保つことで、フライヤーの体重を筋肉ではなく骨で支える技法である。[9] 一般的なアクロヨガのセッションには、以下のような要素が含まれることが多い。[10]
- サークルセレモニー(Circle ceremony): 参加者同士の交流をする[10]
- ウォーミングアップ(Warming up): より負荷の高い運動に向けて、筋肉を徐々に準備する[10]
- パートナーフロー(Partner flow): パートナーと共にアーサナやストレッチを行い、さらに体を温める[11]
- インバージョン(逆転技)(Inversions): パートナー間の信頼を育む[11]
- フライングとアクロバット[10]
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逆立ちしたダンサーのポーズ
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日本の公園でアクロヨガを練習する人たち
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スーパーヨギポーズのアクロヨガセラピーフライング
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テキサス州オースティンの公共公園でのアクロヨガの集会
ポーズ
アクロヨガには多くの静的なポーズが存在する。[12] これらのアクロヨガのポーズを連続的に繰り返して行う一連の流れは、ウォッシングマシン(洗濯機)と呼ばれる。[13]
基本的なセラピー的ポーズのひとつにフォールデッドリーフ(折りたたまれた葉)があり、このポーズではフライヤーが倒れこむ形になり、ベースの垂直に伸ばした脚の上で支えられる。その際、ベースは両手が空くため、背中のマッサージなどを行うことができる。[14]
- アクロヨガのポーズ
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フロントバード - 基本的なアクロヨガのポーズ
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片足上でのバード
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ホエイル(クジラ)
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ハングル ダングル
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バックバード バリエーション
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3人のバランスポーズ
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スター - 側面から見た場合
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フローティングパスキ
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フライヤーよりベースが小さい場合のスローン
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L-ベーシングでないポーズ
歴史
アクロヨガにおけるL-ベーシングは、1938年に現代のエクササイズとしてのヨガの創始者の一人であるクリシュナマチャリアによって先駆的に行われたが、当時はアクロヨガの用語は用いられていなかった。[4]
アクロヨガには多くの流派が存在する。最初の2つの流派は、AcroYoga Montreal と AcroYoga Inc. であった。AcroYoga Montreal は、ユージン・ポクとジェシー・ゴールドバーグによって2003年に設立された[4]。彼らは1999年頃から非公式に「アクロヨガ」という用語を使用していた。[15] また同じ2003年に、カリフォルニアでジェイソン・ネマーとジェニー・ザウアークラインによって AcroYoga International(アクロヨガ・インターナショナル)が設立された。[16]
これは、アクロバット、ヨガ、ヒーリングアーツを組み合わせたもので、当初は主にセラピューティック・フライング(治療的なフライング)やヨガに焦点を当てていた。 ネマーとザウアークラインは、2006年に初めてアクロヨガを体系化した。彼らは一般向けの実践マニュアルを作成し、指導者を育成し、世界各地を巡ってこれを広めた。AcroYoga Inc.は、2017年までに世界中でおよそ1,000人のアクロヨガ指導者を認定した。 現在では、ソーラーというアクロヨガの一部のアクロバット部分に焦点をあてている。[4]
日本におけるアクロヨガ
2013年にジェイソン・ネマーの意向により、西浦りさがACRO YOGA JAPANを設立した。[17]
日本国内でアクロヨガが行われている場所と指導者は以下の通り。
- 青森 - Toshi & Norie
- 石川 - 中能登アクロヨガ
- 東京 - Acroyoga Freedom Tokyo - アクロアキ
- 東京 - Oriental Acroyoga - MIKA
- 東京 - SOGO Acroyoga
- 東京 - Asakusa Acro Club - Minori
- 静岡 - アクロヨガ静岡
- 長野 - アクロヨガ長野
- 名古屋 - Oriental Acroyoga - Kanako
- 岐阜 - アクロ飛騨
- 京都 - 京都アクロヨガ
- 奈良 - 奈良アクロヨガ
- 大阪 - Oriental Acroyoga - 横瀬ゆり
- 大阪 - BSMアクロヨガ大阪
- 沖縄 - ACRO YOGA JAPAN - 西浦りさ
- 沖縄 - Oriental Acroyoga - TAKA
- 沖縄 - アクロヨガ宮古島
出典
- ^ “10 Poses to Steal from Yoga Hybrids”. Yoga Journal (2017年4月5日). 2017年4月5日閲覧。
- ^ Smith, Eva Norlyk (23 March 2013), The Yoga Injuries Debate: How 'Dangerous' Is Yoga, Really?, HuffPost Healthy Living 2014年2月2日閲覧。
- ^ a b c d Gates, Chee. “Extreme Yoga Poses and Positions”. Fitness Magazine 2014年4月29日閲覧。.
- ^ a b c d e f “The History of AcroYoga: Origin & Roots”. Slackrobats (2017年7月19日). 2017年7月19日閲覧。
- ^ “Acroyoga: Acro, Partner Acrobatics and More”. Yogaslackers. 2022年9月8日閲覧。
- ^ “L-Basing”. Partner Acrobatics Manual. Partner Acrobatics. 2022年9月8日閲覧。
- ^ “Standing”. Partner Acrobatics Manual. Partner Acrobatics. 2022年9月8日閲覧。
- ^ a b Nemer, Jason and Sauer-Klein, Jenny. AcroYoga Flight Manual, 2008, acroyoga.org
- ^ “Five reasons you should do Acroyoga”. Pilgrimage of the Heart Yoga. 2014年7月29日閲覧。
- ^ a b c d “AcroYoga”. Kula Movement. 2014年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月29日閲覧。
- ^ a b Lee, Cyndi (2012年11月). “Partner Up”. Yoga Journal. 2014年4月29日閲覧。
- ^ “Poses – Alphabetized”. acropedia.org. 2014年7月29日閲覧。
- ^ “Washing Machines – Alphabetized”. acropedia.org. 2013年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月29日閲覧。
- ^ “Partners In Play”. Yoga Journal. 2014年7月29日閲覧。
- ^ “About Us”. acroyogamontréal. 2014年7月29日閲覧。
- ^ “Our Origins (in box)”. Acroyoga International. 2024年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月25日閲覧。 “AcroYoga International Co-Founders Jason Nemer and Jenny Sauer-Klein began codifying the practice of AcroYoga in 2003.”
- ^ 「アクロヨガとは」ヨガジャーナルONLINE 2025年4月2日閲覧
外部リンク
- Norie/ アクロヨガ (@noripiayoga Norie) - Instagram
- 中能登アクロヨガ/ アクロヨガ (@acroyoga_nakanoto 中能登アクロヨガ) - Instagram
- Acroyoga Freedom Tokyo/ アクロヨガ (@acroyogafreedomtokyo Acroyoga Freedom Tokyo) - Instagram
- Oriental Acroyoga/ アクロヨガ (@orientalacroyoga Oriental Acroyoga) - Instagram
- SOGO Acroyoga/ アクロヨガ (@sogo.acroyoga SOGO Acroyoga) - Instagram
- Asakusa Acro Club/ アクロヨガ (@asakusacroclub Asakusa Acro Club) - Instagram
- アクロヨガ静岡/ アクロヨガ (@acroyogashizuoka アクロヨガ静岡) - Instagram
- アクロヨガ長野/ アクロヨガ (@acroyoga_nagano アクロヨガ長野) - Instagram
- アクロ飛騨/ アクロヨガ (@acro_hida アクロ飛騨) - Instagram
- 京都アクロヨガ/ アクロヨガ (@kyoto_acroyoga 京都アクロヨガ) - Instagram
- 奈良アクロヨガ/ アクロヨガ (@nara_acroyoga 奈良アクロヨガ) - Instagram
- BSMアクロヨガ大阪/ アクロヨガ (@osaka_acroyoga_club BSMアクロヨガ大阪) - Instagram
- ACRO YOGA JAPAN/ アクロヨガ (@acroyogajapan ACRO YOGA JAPAN) - Instagram
- アクロヨガ宮古島/ アクロヨガ (@acroyoga_miyakojima アクロヨガ宮古島) - Instagram
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