1968年
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他の紀年法
- 干支:戊申(つちのえ さる)
- 日本(月日は一致)
- 中華民国(月日は一致)
- 中華民国57年
- 朝鮮(月日は一致)
- 主体57年
- 仏滅紀元:2510年10月2日 - 2511年10月12日
- イスラム暦:1387年9月30日 - 1388年10月10日
- ユダヤ暦:5728年3月30日 - 5729年4月10日
- 修正ユリウス日(MJD):39856 - 40221
- リリウス日(LD):140697 - 141062
※主体暦は、朝鮮民主主義人民共和国で1997年に制定された。
カレンダー
できごと
1968年の世界の出来事を記述。
1月
- 1月4日 - 日本の東証株価指数 (TOPIX) の基準とされている日。
- 1月5日 - チェコでアレクサンデル・ドゥプチェクがチェコスロヴァキア共産党第一書記に就任、プラハの春始まる。
- 1月9日 - 円谷幸吉が自殺をする[1]。
- 1月16日 - ウィルソン英首相が緊縮財政政策発表。またスエズ以東の英駐留軍の1971年までの撤退発表。
- 1月17日 - 日本で米原子力空母エンタープライズ寄港阻止闘争始まる[2]。
- 1月21日 - 米空軍機B52がグリーンランド沖に墜落、水爆4個が行方不明。
- 1月21日 - 青瓦台襲撃未遂事件。
- 1月23日 - 北朝鮮、プエブロ号事件。
- 1月27日 - 日本の佐藤栄作首相、国会答弁で非核三原則に触れる。
- 1月30日 - ベトナム戦争において、南ベトナムの共産ゲリラが蜂起、テト攻勢開始。
- 1月31日 - ナウル独立。
2月
- 2月6日 - グルノーブルオリンピック大会が開幕。2月17日までの12日間開催。
- 2月12日 - フォンニィ・フォンニャットの虐殺。
- 2月12日 - 大塚食品工業が世界初の一般向け市販レトルトパウチ食品「ボンカレー」を発売。
- 2月15日 - 1967年の米国際収支赤字35億7000万円で戦後2番目。
- 2月16日 - ソ連が大陸棚主権宣言。
- 2月22日 - 沖縄コカ・コーラボトリング設立。これにより日本コカ・コーラのボトラー網が完成し、日本全国でコカ・コーラ商品が発売される。
- 2月25日 - ベトナム戦争: ハミの虐殺
- 2月29日 - マクナマラ米国防長官辞任。
3月
- 3月1日 - 服部時計店(現在のセイコー)が「トランジスタクロック」を発売。
- 3月16日 - ソンミ村虐殺事件。
- 3月27日 - 宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンが、ジェット戦闘機の飛行訓練中に墜落死。
- 3月31日 - リンドン・ジョンソンアメリカ合衆国大統領、ベトナム戦争での北爆一部停止を発表。同時に、ベトナム戦争対策に集中するため、同年の大統領選挙に立候補しない意思を表明。
4月
- 4月1日 - 日本で「国際勝共連合」発足(韓国では1月13日)[3]。会長に統一教会の初代会長・久保木修己、名誉会長に笹川良一[4]。
- 4月4日 - マーティン・ルーサー・キング暗殺。
- 4月12日 - 東京都千代田区に日本初の超高層ビルである霞が関ビルディングが完成[5]。高さ147メートル。
- 4月15日 - トヨタ自動車が「スプリンター」を発売(当初の車名は「カローラスプリンター」。同時にトヨタ4番目の販売店としてトヨタオート店設立。同日、「ハイラックス」を発売)。
- 4月15日 - ソニーが「トリニトロンカラーテレビ」を発表(10月に発売)。
- 4月24日 - モーリシャスが国連に加盟。
- 4月29日 - ニューヨーク・ブロードウェイのビルトモア劇場で、ミュージカル「ヘアー」開演。
5月
- 5月8日 - イタイイタイ病を公害病に認定[5][6]。
- 5月16日 - 日本で十勝沖地震(M7.9)が発生[7]。死者52人。
- 5月21日 - フランスで、この日の一千万人が参加したと言われるゼネラル・ストライキが発生。学生の街頭占拠と労働者のストライキが一か月に渡って続発した五月革命の発端であり、かつ頂点となる。
6月
- 6月2日 - 福岡市の板付基地で夜間離着陸訓練中だった米空軍のF-4ファントム戦闘爆撃機が、九州大学に建設中の大型電算機センターに墜落[3][8](九州大学電算センターファントム墜落事故)。
- 6月5日 - ロバート・ケネディ暗殺事件(5日に銃撃され6日に死亡)
- 6月17日 - 東洋工業が「ファミリアロータリークーペ」を発売。
- 6月26日 - 小笠原諸島の日本復帰[9]。
- 6月27日 - チェコスロヴァキアで二千語宣言が公表される。
7月
- 7月1日 - 日本で郵便番号制度実施[3][10]。
- 7月1日 - 三菱重工業が「デリカ」を発売。
- 7月5日 - 琉球銀行若松支店強盗事件発生。
- 7月7日 - 日本で第8回参議院議員通常選挙[5][9]。参院選挙全国区で、石原慎太郎、青島幸男、横山ノックなどタレント議員が全員当選。
- 7月11日 - 集英社から「少年ジャンプ」が創刊(ただし当初は月2回刊)。
- 7月14日 - プラハの春: ワルシャワ会談
- 7月23日 - パレスチナ解放人民戦線がエル・アル航空のボーイング707型機をハイジャック。
- 7月25日 - 明治製菓が日本初のスナック菓子「カール」を発売。
8月
- 8月8日 - 札幌医科大学で日本初(世界30例目)の心臓移植が和田寿郎によって行われた[3][11]。日本初のレシピエントは移植83日後タンを詰まらせ死亡(和田心臓移植事件)。
- 8月18日 - 岐阜県の国道41号で、集中豪雨のため土砂崩れが起こり、観光バス2台が飛騨川に転落し、乗客104人が死亡(飛騨川バス転落事故)[12]。
- 8月20日 - ワルシャワ条約機構軍がチェコスロヴァキアに軍事介入(チェコ事件)。
- 8月24日 - フランス、サハラ砂漠にて水爆実験。
9月
10月
- 10月11日 - アメリカの有人宇宙船「アポロ7号」が打ち上げ。
- 10月11日 - 西日本一帯で発生した皮膚疾患に関して、福岡県衛生部と北九州市衛生局が調査を開始し、北九州市衛生局が同市小倉区(当時)のカネミ倉庫に立ち入り調査を実施。同社製のこめ油「カネミライスオイル」にPCBが混入したことによる中毒症状が発覚する(カネミ油症事件)[13]。
- 10月12日 - メキシコシティで、第19回夏季オリンピック・メキシコオリンピックが開幕。10月27日までの16日間開催。
- 10月17日 - 川端康成が日本人初のノーベル文学賞受賞[3][14]。
- 10月21日 - 国際反戦デーで新宿駅を新左翼の学生らが占拠(「新宿解放区」)[3][15]。後に騒擾罪適用[3]。
- 10月23日 - 日本で明治百年記念式典開催[5][14]。明治改元(1868年10月23日)から100周年を記念するもの。
- 10月31日 - ソニーがトリニトロンカラーテレビの1号機「KV-1310」を発売。
- 10月 - ベトナム戦争において、アメリカが北ベトナムに対する爆撃(北爆)を全面停止(1972年に再開)。
11月
- 11月2日 - 兵庫県有馬温泉の池之坊満月城で火災発生、30名が死亡(池之坊満月城火災)[16]。
- 11月5日 - アメリカ合衆国大統領選挙で共和党候補のリチャード・ニクソンが当選。
- 11月9日 - アメリカ中西部イリノイ州でイリノイ地震発生。
- 11月10日 - アメリカ統治下の琉球政府初の公選となる第1回行政主席通常選挙で、屋良朝苗が行政主席に当選[5]。
- 11月12日 - 赤道ギニアが国連に加盟。
- 11月22日 - 日本航空サンフランシスコ湾着水事故[17]。
- 11月 - ビッグコミック(小学館)にて、さいとう・たかをの長編劇画『ゴルゴ13』の連載が開始。
12月
- 12月10日 - 東京都府中市で三億円強奪事件が発生[3][18]。
- 12月19日 - 第9次越冬隊(隊長・村山雅美)が日本人として初めて南極点に到達[19]。雪上車を使用。
- 12月21日 - 京釜高速道路の漢南IC - 水原IC (22.4km) と京仁高速道路の楊坪IC - 佳佐IC (29.5km) が開通(大韓民国初の高速道路)。
- 12月22日 - 文化大革命: 「人民日報」が「知識青年は農民から再教育を受けなければならない」とする毛沢東の指示を報ずる(上山下郷運動)。
- 12月24日 - アポロ8号が月を周回し、月の地平線から昇る地球の写真が撮られる。
- 12月31日 - ロシア、中央シベリア高原のアガタ(Agata / 北緯67度、東経93度)で、海面気圧世界最高記録 (1083.8hPa) を記録。
月日不明
- 1968年には世界22カ国で100以上の心臓移植手術が行われた。前年に南アフリカの医師が心臓移植を成功させたことを受けての盛り上がりであったが、臓器の拒絶反応やドナーの死の判定の問題をクリアすることができなかったこと。また、野心的な医師が功を焦るあまり無理な手術をする例が多かったことから急速に下火となった[20]。
- ^ 昭和二万日14、p.34-35
- ^ 昭和二万日14、p.34
- ^ a b c d e f g h 総合年表2、p.679
- ^ 現職国会議員128人の「勝共連合・統一教会」関係度リスト(『週刊現代』99.2.27号から)
- ^ a b c d e 総合年表2、p.678
- ^ 昭和二万日14、p.60
- ^ 昭和二万日14、p.62-63
- ^ 昭和二万日14、p.64-65
- ^ a b 昭和二万日14、p.68
- ^ 昭和二万日14、p.68-69
- ^ 昭和二万日14、p.76
- ^ 昭和二万日14、p.76-77
- ^ 昭和二万日14、p.86
- ^ a b 昭和二万日14、p.90
- ^ 昭和二万日14、p.90-91
- ^ 昭和二万日14、p.92-93
- ^ 昭和二万日14、p.94
- ^ 昭和二万日14、p.98
- ^ 昭和二万日14、p.98-99
- ^ 心臓移植アメリカで復活 研究実り、死亡率低下 じん臓移植並みに『朝日新聞』1979年(昭和54年)7月5日夕刊 3版 14面
- ^ “元号が昭和から「平成」に/今日は?”. 日刊スポーツ (2022年1月8日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ “緑川光さんのプロフィール”. はてな. 2020年11月6日閲覧。
- ^ “ビラノバの訃報にメッシ「決して忘れない」…ビジャやアグエロらもメッセージ”. サッカーキング. 2020年11月17日閲覧。
- ^ Jason Hovet, Ian Chadband (2017年11月20日). “Wimbledon champion Novotna dies after battle with cancer”. Reuters 2020年12月23日閲覧。
- ^ “ヤナ・ノボトナさん死去 49歳、元ウィンブルドン女王”. 朝日新聞. (2017年11月20日) 2020年11月7日閲覧。
- ^ “アーティスト詳細 久川綾”. タワーレコード. 2020年11月3日閲覧。
- ^ 『日本音声製作者名鑑 2004 vol.1』小学館、2004年4月10日、244頁。ISBN 4-09-526301-6。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 総合年表2、p.681
- ^ 山本弘『トワイライト・テールズ』角川書店、2011年、197-326頁。ISBN 978-4-041-10059-2。
- ^ 海法紀光、千葉サドル『がっこうぐらし! 1』芳文社、2012年、169頁。ISBN 978-4-8322-4236-4。
- ^ レナード・ウイバーリー『小鼠 月世界を征服』東京創元社、1977年、93,152-223頁。ISBN 978-4-488-52602-3。
- ^ 笹本祐一『妖精作戦』東京創元社、2011年、61,206頁。ISBN 978-4-488-74101-3。
- ^ 笹本祐一『妖精作戦 PARTIII カーニバル・ナイト』東京創元社、2012年、110頁。ISBN 978-4-488-74103-7。
- ^ 野田昌宏『レモン月夜の宇宙船』東京創元社、2008年、9-36頁。ISBN 978-4-488-73101-4。
- ^ a b 龍が如くキャスト
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