カネミ倉庫とは? わかりやすく解説

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カネミ倉庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 23:29 UTC 版)

カネミ倉庫株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本
803-0802
福岡県北九州市小倉北区東港一丁目6番1号
北緯33度53分41.1秒 東経130度51分56.3秒 / 北緯33.894750度 東経130.865639度 / 33.894750; 130.865639座標: 北緯33度53分41.1秒 東経130度51分56.3秒 / 北緯33.894750度 東経130.865639度 / 33.894750; 130.865639
業種 倉庫・運輸関連業
法人番号 1290801000821
代表者 加藤大明(代表取締役社長)
資本金 5000万円
外部リンク https://kanemi.net/
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カネミ倉庫株式会社(カネミそうこ)は、福岡県北九州市に本社を置く、倉庫業食用油[1]の製造を営む企業[2]1938年4月18日創業。ビタミン学者の鈴木梅太郎博士の薦めにより、精米業から発生する米生糠の有効利用研究に着手、日本で最初にこめ油の工業的生産に成功。近畿倉庫事業協同組合組合員。全て純国産原料を使用した食用こめ油を製造。

主な業務

  • 倉庫業 - 営業倉庫
  • 製油業・全て純国産原料を使用した食用こめ油を製造。
  • 貨物取扱事業 - 低温倉庫(政府所有米穀・民間米穀等)、一般倉庫、危険物倉庫、港湾荷役業務

本社

支店・事業所

  • バイオ事業部
    • 本社:北九州市小倉北区

沿革

創業者の加藤平太郎が第一次世界大戦中に設立した加藤精米所が前身となった企業である[2]

カネミの社名は、屋号が「┐(かね)」に「巳(み)」であることから来ている。後述するカネミ油症事件の関連企業、取引先であるカネカ並びにカネカが分離した旧鐘淵紡績系の各企業(カネボウなど)とは名前の由来が異なり、また資本的な関係も無い。

  • 1938年(昭和13年) - 4月18日 - 小倉市(現在の北九州市小倉北区・小倉南区)に、九州精米株式会社として設立[2]
  • 1958年(昭和33年) - 東邦倉庫株式会社と合併、現社名となる[2]
  • 1968年(昭和43年) - ダーク油事件カネミ油症事件が発生[3]。人畜に対して甚大な健康被害をもたらす。
  • 1977年(昭和52年) - 本社工場がJAS認定工場となる。
  • 1998年(平成10年) - 北九州市小倉北区西港町にて危険物倉庫の営業開始。
  • 1999年(平成11年) - 西港町低温倉庫、一般倉庫竣工営業開始。
  • 2000年(平成12年) - 新包装工場完成。
  • 2003年(平成15年) - 長崎県にある大村製油工場を大村事業所に組織変更。
  • 2013年(平成25年) - 大村市物件賃貸開始。
  • 2014年(平成26年) - 本社隣地購入。
  • 2014年(平成26年) - 北九州市の本社隣地の賃貸を開始。
  • 2016年(平成28年) - 包装資材の保管庫を使用開始。
  • 2019年(令和元年) - 北九州市の本社構内の物件賃貸を開始。

脚注

  1. ^ 公式ホームページに記載がある通り、同社は2025年3月現在も、食用米ぬか油の製造を継続して行っている。なお、同社が製造した食用米ぬか油の販売は、福岡製油株式会社が行っている。
  2. ^ a b c d 「償いの行方 カネミ油症事件発生から40年・2」『長崎新聞』長崎新聞社、2008年5月19日、22面。
  3. ^ “北九州発/カネミ油症事件/救済拡大 35年遅れの決定/血中ダイオキシンで患者認定”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 37(朝刊・第3社会面). (2003年12月18日)  {{cite news}}: |date=の日付が不正です。 (説明)

関連項目

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