Corvette

新語時事用語辞典

コルベット艦

読み方：コルベットかん
別名：コルベット
英語：corvette

艦艇のうち、小型・高速の艦種。フリゲート艦よりもひと回り小型の艦種を指す。単にコルベットとも呼ばれるが、国内では「コルベット艦」と呼ばれることも多い。

コルベットという艦種は帆船時代より存在する。どのような艦艇を指すかは時代や国によって異なるが、総じて艦隊の中では小型の部類であり、哨戒などの任務に用いられることが多い。

コルベット艦やフリゲート艦といった区分はもっぱら艦艇のサイズに着目した呼び名である。フリゲート艦よりひと回り大きな艦艇は駆逐艦とよばれるが、その任務上、日本ではすべて「護衛艦」として扱われている。

（2012年8月31日更新）

デジタル大辞泉

コルベット【corvette】

読み方：こるべっと

軍艦の艦種の一。フリゲート2より小型で、近海における対潜・護衛・哨戒などに従事する水上戦闘艇。コーベット。

コーベット【corvette】

読み方：こーべっと

⇒コルベット

航空軍事用語辞典++

【コルベット】(こるべっと)

Corvette.
艦艇の種類の一つ。
時代により次のような定義とされている。

帆船時代

帆船時代は、フリゲートより小さく、スループより大きい「一層甲板・10～20門の砲を装備した武装帆船」をこう呼んでいた。

フリゲート同様、艦隊決戦では戦列艦と直接撃ち合える能力はないものの、その小型の船体からくる小回りの良さを生かして、戦列艦の援護についていた。
また、船団の護衛、商船隊への襲撃、辺境の警備なども任務としていた。

現代

現代では、純粋に戦闘艦艇の大きさを指す呼称となっており、おおむね、満載排水量にして1000t～1500t以下の小型戦闘艦艇を指している。

現代の代表的なコルベット

• フラワー級（イギリス海軍）
• キャッスル級（イギリス海軍）
• サール5型（エイラート級）（イスラエル海軍）
• ナヌチュカ級（ロシア海軍）
• タランタル級（ロシア海軍）
• ヴィスビュー級（スウェーデン海軍）
• サリウォン級（北朝鮮海軍）
• ブラウンシュヴァイク級（ドイツ海軍）

ウィキペディア

コルベット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/18 00:11 UTC 版)

コルベット（corvette）は、軍艦の艦種の一つ。時代により様々な任務や大きさの軍艦に対して使用されてきたが、おおむね、フリゲートよりも小さい規模の航洋艦に対して用いられる。

ウィキペディア小見出し辞書

Corvette（コルベット）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/10/05 02:47 UTC 版)

「Athlon」の記事における「Corvette（コルベット）」の解説

Thunderbirdの改良型として開発されていた開発呼称。サンダーバードはフォードのスポーツカーの名としても知られるが、次期製品のコードネームには、そのライバルである コルベットが選ばれた。 同時期に計画中の AMD-K7 マイクロアーキテクチャの製品のコードネームで自動車の名前と重複しないものは自動車の名称に改められた。しかしある自動車メーカーから商標侵害の苦情があり、戦闘機や自動車には馬の名前を付けることは珍しくなかったことから、開発呼称はさらに馬の品種であるとすり替えられた(ドレスデンに工場を作る際に連合国側の戦闘機の名前では問題があるからという説もある)。その結果、馬の名前に由来していない自動車の名称から取られた開発呼称は再び改められ、CorvetteはPalominoと再命名され、開発は続行された。