chronology
「chronology」の意味・「chronology」とは
「chronology」とは、時間的な順序や事象の発生順序を示す言葉である。歴史学や考古学などの分野でよく用いられ、特定の出来事や時代の一連の出来事を時間的な順序に従って配列したものを指す。例えば、ある歴史的な出来事の「chronology」を作成する場合、その出来事が発生した具体的な日時や順序を明確にすることが求められる。「chronology」の発音・読み方
「chronology」の発音は、IPA表記では/kɹəˈnɑːlədʒi/となる。IPAのカタカナ読みでは「クラˈナラジ」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「クロノロジー」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「chronology」の定義を英語で解説
「Chronology」 is defined as the arrangement of events in the order of their occurrence in time. It is often used in fields such as history and archaeology to denote a sequential arrangement of events pertaining to a specific incident or era. For instance, when creating a 'chronology' of a historical event, it is required to specify the exact dates and sequence in which the event occurred.「chronology」の類語
「chronology」の類語としては、「timeline」、「sequence」、「order」などがある。これらの単語も時間的な順序や事象の発生順序を示す言葉であるが、それぞれに微妙なニュアンスの違いが存在する。「timeline」は特定のテーマに沿った出来事の時間的な流れを示し、「sequence」は一連の事象が特定の順序で発生することを指し、「order」は一般的に物事の順序や配列を指す。「chronology」に関連する用語・表現
「chronology」に関連する用語や表現としては、「chronological order」、「chronological age」、「chronological sequence」などがある。「chronological order」は時間的な順序による配列を、「chronological age」は生物の年齢を時間的な経過によって表すもので、「chronological sequence」は時間的な順序に従った一連の事象を指す。「chronology」の例文
1. The chronology of events leading up to the war was carefully studied.(戦争に至るまでの出来事の年代順が丁寧に研究された。)2. The book presents a detailed chronology of the artist's life.(その本は、芸術家の生涯を詳細な年代順で紹介している。)
3. The chronology of the project was disrupted due to unforeseen circumstances.(予期せぬ事態により、プロジェクトの年代順が乱れた。)
4. The museum displays artifacts in chronological order.(博物館では、遺物を年代順に展示している。)
5. The chronology of the novel was confusing to some readers.(その小説の年代順は、一部の読者にとって混乱を招いた。)
6. The chronology of his works reflects the evolution of his style.(彼の作品の年代順は、彼のスタイルの進化を反映している。)
7. The chronology of the dynasty is still a subject of debate among historians.(その王朝の年代順は、歴史家の間でまだ議論の対象である。)
8. The chronology of events in the play is crucial to understanding the plot.(劇中の出来事の年代順は、筋書きを理解する上で重要である。)
9. The chronology of the universe is a topic of ongoing research.(宇宙の年代順は、進行中の研究のトピックである。)
10. The chronology of the documents was established by the archivist.(文書の年代順は、アーキビストによって確立された。)
編年
(CHRONOLOGY から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 15:00 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2021年4月)
|
編年(へんねん、英: Chronology:クロノロジー)とは、歴史学においては、過去の出来事を年代順に並べた年表、または年代記のこと[1]。考古学においては、考古資料を文様・形態・機能の変化などによって時間的な経過を示す型式に配列し、これらと遺跡を覆っている土層との関係において得られた時間的変遷をいう[2]。遺構及び遺物の前後関係や年代を配列すること、またはその配列自体を指す語として使われる[要出典]。また、災害対応において状況や活動などを時系列に沿って記録することを指す。
また、絵画や人物の歴史的な年代、年譜についても使用される[要出典]。
考古学における「編年」
編年には、2つの事物を比較して旧新を決めるだけの相対編年と、1つの事物の年代を予め決定して指標とする絶対編年がある。土器は考古学の絶対編年によく利用されている。
通常は遺丘などのように層位的な前後関係がある場合は、その層位に共伴する土器などの遺物群が年代決定、編年の基礎資料となる。しかし、層位が把握できない日本の遺跡の場合は、遺構の切り合い(A遺構をB遺構が破壊している状況は、BはAより新しいなど)関係によって、年代の前後関係をとらえる場合が多い。また、他の遺跡にも切り合いによる前後関係が見られる場合は、遺跡間ごとに年代の網目が構成されていき、より正確な年代的配列(=編年)をつくることができる。往々にして土器や陶磁器には、年代による口縁部などの器の特徴的な部分の変化や器形そのものの変化、器の大きさや整形技法、施文技法の変化、文様自体の変化があるのでその形式的、様式的変化を追うことで遺物の年代が決まる。年代が決まった遺物と同時に共伴すると目される遺物があればその遺物の年代、若しくは遺構の年代を決定できることになる。
また、年輪年代法に使用できる木材片、建物跡に伴う遺物や墓などの遺構に伴って年代が書かれたり刻まれたりした土器、陶磁器、記念碑などの紀年銘資料(マヤの墓の壁画に描かれた長期暦も含む)とそれに共伴する一括の遺物、年代の分かっている火山灰層などの前後若しくはその層の中に遺物が含まれていると年代を決める定点(編年の定点とか編年基準資料)となることがある。旧石器捏造事件は、火山灰層の知識を半ば悪用した行為であった。なお、年代が刻まれていても廃棄された板碑や古銭などの移動されている資料は、紀年銘があっても編年の基準、定点になり得ないので注意が必要である。
絶対編年は、年代の配列決定に欠かせないが、従来は手法が確立されておらず曖昧であった。近年は科学的手法により遺物の絶対年代測定が行われ、これをもとに編年が行われる例がある。
災害におけるクロノロジー
災害対応において、情報、出来事、顛末などを継時的に記録すること[4]、災害時の状況、活動内容などを時系列に沿って記録した情報またはその手法のこと[5]。
脚注
参考文献
- 『年代のものさし-陶邑の須恵器-』 大阪府立近つ飛鳥博物館 2006年
関連項目
外部リンク
- CHRONOLOGYのページへのリンク