GSSPとは? わかりやすく解説

ジー‐エス‐エス‐ピー【GSSP】

読み方:じーえすえすぴー

global boundary stratotype section and point》⇒国際標準模式地


国際標準模式層断面及び地点

(GSSP から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/29 09:53 UTC 版)

国際標準模式層断面及び地点(こくさいひょうじゅんもしきそうだんめんおよびちてん、: Global Boundary Stratotype Section and Point, GSSP[1]とは、各地質時代を区切る境界を示すものとして、国際的同意の下に定められた層序断面および境界の位置のことである[2][3]国際境界模式層断面とポイント(こくさいきょうかいもしきそうだんめんとポイント)ともいう[4]


  1. ^ 地質系統・年代の日本語記述ガイドライン_改訂履歴”. 日本地質学会 (2018年7月). 2020年2月2日閲覧。
  2. ^ a b c J. G. オッグ、G. M. オッグ・F. M. グラッドシュタイン 著、鈴木寿志 訳 『要説 地質時代』京都大学学術出版会、2012年 (原著2008年)、1-5頁。 
  3. ^ a b 兼岡一郎 (2011) 「地質年代表における年代数値」日本地質学会
  4. ^ 日本地質学会学術研究部会 (2019年8月20日). “GSSPとは何か?”. 日本地質学会. 2020年2月2日閲覧。
  5. ^ 国際層序委員会 (ICS) International Stratigraphic Chart (PDF)
  6. ^ 国際層序委員会 (ICS) GSSP Table - All Periods (PDF)
  7. ^ J. G. オッグ、G. M. オッグ・F. M. グラッドシュタイン 著、鈴木寿志 訳 『要説 地質時代』京都大学学術出版会、2012年 (原著2008年)、4頁。  表1.2参照
  8. ^ J. G. オッグ、G. M. オッグ・F. M. グラッドシュタイン 著、鈴木寿志 訳 『要説 地質時代』京都大学学術出版会、2012年 (原著2008年)、62-64頁。 
  9. ^ J. G. オッグ、G. M. オッグ・F. M. グラッドシュタイン 著、鈴木寿志 訳 『要説 地質時代』京都大学学術出版会、2012年 (原著2008年)、24-26頁。 


「国際標準模式層断面及び地点」の続きの解説一覧

GSSP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 17:05 UTC 版)

ヒルナンシアン」の記事における「GSSP」の解説

Wangjiawan section GSSPの位置を示す中国地図ヒルナンシアン階のGSSPは中華人民共和国湖北省宜昌市42キロメートル北方王家英語版セクション(北緯305903東経1112511秒 / 北緯30.9841度 東経111.4197度 / 30.9841; 111.4197)である。これは五峰累層露頭でLungmachi累層の上存在しており、前者の層にヒルナンシアン階基底含まれている。いずれの層も主に頁岩チャートから構成されている。基底フデイシの種 Normalograptus extraordinarius の当該セクションにおける初出現で定義されている。 二次的な示準化石境界の4センチメートル下に産出するNormalograptus ojsuensi と、39センチメートル上に産出する Hirnantian フォーナである。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/24 03:33 UTC 版)

ラッダニアン」の記事における「GSSP」の解説

ラッダニアン階国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はイギリススコットランドのリン・ブランチ・ストリームのすぐ北側行われた発掘調査に基づき、Dob's Linnセクション指定された。境界近くには2つ岩石ユニット累層)が存在する下部には層厚48メートルのハートフェル頁岩がある。この頁岩は主に下側黒色頁岩のある薄灰色泥岩構成されており、メタベントナイトも含まれている。この上には層厚43メートルのバークヒル頁岩がある。バークヒル頁岩は主に黒色グラプトライト頁岩構成され下部灰色泥岩とメタベントナイトを含む。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 04:59 UTC 版)

ダーリウィリアン」の記事における「GSSP」の解説

Huangnitang Section GSSPの位置を示す中国地図ダーリウィリアン階国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は中華人民共和国浙江省常山県南西3.5キロメートル地点の黄泥塘英語版)の付近の黄泥塘セクション(北緯285114東経1182923秒 / 北緯28.8539度 東経118.4897度 / 28.8539; 118.4897)で、主に黒色頁岩からなるNingkuo累層露頭である。ダーリウィリアン階基底フデイシの種 Undulograptus austrodentatus の初出現で定義されている。第二示準化石フデイシの Arienigraptus zhejiangensis である。 ダーリウィリアン階イングランド層序区分ではArenigやLlanvirnと重複するダーリウィリアン基底はArenigのフェニアン階の層準対比できる。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/22 02:57 UTC 版)

フォーチュニアン」の記事における「GSSP」の解説

フォーチュニアンタイプ産地国際標準模式層断面及び地点、GSSP)はカナダニューファンドランド・ラブラドール州ニューファンドランド島ビューリン半島フォーチュンヘッド(英語版)に位置する。このGSSPはTerreneuvian世の始まり先カンブリア時代カンブリア紀境界古生代始まり対応する。この露頭からはチャペル・アイランド累層英語版)としてマップされる炭酸塩質珪砕屑岩見られる。この層は周潮汐砂岩頁岩を含む部層1、泥質デルタ岩棚砂岩および泥岩を含む部層2A葉理を示すシルト岩を含む部層2B部層3、内陸岩棚泥岩石灰岩を含む部層4から構成されている。先カンブリア時代 - カンブリア紀境界生痕化石タクソン Treptichnus pedum の産出する最下層である第2部層の基底の2.4メートル上に横たわる。この生痕化石砂岩層の下表面で見ることができる。最初石灰質の殻骨格化石は Ladatheca cylindrica は境界400メートル上、最初三葉虫境界1400メートル上から産出している。

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アエロニアン」の記事における「GSSP」の解説

国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はイギリスウェールズのCwm-coed-Aeronファーム500メートル北である Trefawr Track位置する。GSSPはTrefawr累層なだらかに傾斜したブロック泥岩中に存在する。Trefawr累層は主に貝殻のような多様な動物相に富むほか、複数群集帯を認めるに足るだけのフデイシ産出する

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ドラミアン」の記事における「GSSP」の解説

国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はアメリカ合衆国ユタ州ミラード郡のドラム山脈英語版)のドラミアン・セクション (北緯393042西経1125929秒 / 北緯39.5117度 西経112.9915度 / 39.5117; -112.9915)に位置し地質時代名もドラム山脈にちなむ。当該セクション石灰質堆積土の連続であるウィーラー累層英語版)の露頭である。ドラミアン階正確な基底は、ウィーラー累層基底から62メートル上の葉理を示す石灰岩である。 ドラミアン期始まり三葉虫のプティチャグノストゥス・アタヴス(英語版)が示準化石とされる

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ペイビアン」の記事における「GSSP」の解説

名称は中華人民共和国湖南省の排碧に由来する国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州花垣県の五山脈英語版)の排碧セクションにて、華僑累層露頭定義されている。ペイビアン階基底タイプ産地(北緯282322東経10931分33秒 / 北緯28.3895度 東経109.5257度 / 28.3895; 109.5257)の華僑累層基底から396メートル上の三葉虫グリプタグノストゥス・レティクラトゥス(英語版)の初出現である。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 06:16 UTC 版)

トレマドキアン」の記事における「GSSP」の解説

トレマドキアン期始まりのGSSPはニューファンドランド島西部グロス・モーン国立公園のグリーンポイントセクション(北緯49度4058西経575755秒 / 北緯49.6829度 西経57.9653度 / 49.6829; -57.9653) であり、コノドントの種イアペトグナトゥス・フルクティヴァグスの初出現として定義されている。この層準部層23のグリーンポイントセクションから101.8メートル上で観察される境界はカウ・ヘッド層群英語版)のグリーン・ポイント累層英語版)のブルーム・ポイント部層存在する最初プランクトン様のフデイシは、グリーンポイントセクションでのイアペトグナトゥス・フルクティヴァグスの初出現の4.8メートル上方地点出現するトレマドキアン終わりフロイアン始まりであり、スウェーデンヴェステルイェートランド地方のDiabasbrottet採石場位置するGSSPでフデイシテトラグラプトゥス・アプロクシマトゥス(英語版)として定義される

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 04:15 UTC 版)

サンドビアン」の記事における「GSSP」の解説

サンドビアン階国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はスウェーデンスコーネ県ルンド東部の Sularp Brook のFågelsångセクション(北緯554249東経13度1932秒 / 北緯55.7137度 東経13.3255度 / 55.7137; 13.3255)であり、頁岩泥岩からなる露頭である。サンドビアン基底当該セクションでのフデイシの種 Nemagraptus gracilis初出現として定義されている。

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カティアン」の記事における「GSSP」の解説

カティアン階国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はアメリカ合衆国オクラホマ州南東部のブラック・ノブ・リッジ・セクションである。このセクションはウォンブル頁岩英語版)とビッグフォーク・チャート(英語版)の露頭であり、後者カティアン階基底含まれている。基底フデイシの種 Diplacanthograptus caudatus の初出現で定義され、この層準はビッグフォーク・チャートの基底から4メートル上に位置する

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