ジー‐エス‐エス‐ピー【GSSP】
読み方:じーえすえすぴー
国際標準模式層断面及び地点
(GSSP から転送)
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国際標準模式層断面及び地点(こくさいひょうじゅんもしきそうだんめんおよびちてん、英: Global Boundary Stratotype Section and Point, GSSP)[1]とは、各地質時代を区切る境界を示すものとして、国際的同意の下に定められた層序断面および境界の位置のことである[2][3]。 国際境界模式層断面とポイント(こくさいきょうかいもしきそうだんめんとポイント)ともいう[4]。
- ^ “地質系統・年代の日本語記述ガイドライン_改訂履歴”. 日本地質学会 (2018年7月). 2020年2月2日閲覧。
- ^ a b c J. G. オッグ、G. M. オッグ・F. M. グラッドシュタイン 著、鈴木寿志 訳 『要説 地質時代』京都大学学術出版会、2012年 (原著2008年)、1-5頁。
- ^ a b 兼岡一郎 (2011) 「地質年代表における年代数値」日本地質学会
- ^ 日本地質学会学術研究部会 (2019年8月20日). “GSSPとは何か?”. 日本地質学会. 2020年2月2日閲覧。
- ^ 国際層序委員会 (ICS) International Stratigraphic Chart (PDF)
- ^ 国際層序委員会 (ICS) GSSP Table - All Periods (PDF)
- ^ J. G. オッグ、G. M. オッグ・F. M. グラッドシュタイン 著、鈴木寿志 訳 『要説 地質時代』京都大学学術出版会、2012年 (原著2008年)、4頁。 表1.2参照
- ^ J. G. オッグ、G. M. オッグ・F. M. グラッドシュタイン 著、鈴木寿志 訳 『要説 地質時代』京都大学学術出版会、2012年 (原著2008年)、62-64頁。
- ^ J. G. オッグ、G. M. オッグ・F. M. グラッドシュタイン 著、鈴木寿志 訳 『要説 地質時代』京都大学学術出版会、2012年 (原著2008年)、24-26頁。
- 1 国際標準模式層断面及び地点とは
- 2 国際標準模式層断面及び地点の概要
- 3 国際標準層序年代
- 4 外部リンク
GSSP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 17:05 UTC 版)
Wangjiawan section GSSPの位置を示す中国の地図。 ヒルナンシアン階のGSSPは中華人民共和国湖北省宜昌市の42キロメートル北方の王家湾村(英語版)セクション(北緯30度59分03秒 東経111度25分11秒 / 北緯30.9841度 東経111.4197度 / 30.9841; 111.4197)である。これは五峰累層の露頭でLungmachi累層の上に存在しており、前者の層にヒルナンシアン階の基底が含まれている。いずれの層も主に頁岩とチャートから構成されている。基底はフデイシの種 Normalograptus extraordinarius の当該セクションにおける初出現で定義されている。 二次的な示準化石は境界の4センチメートル下に産出するNormalograptus ojsuensi と、39センチメートル上に産出する Hirnantian フォーナである。
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GSSP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/24 03:33 UTC 版)
ラッダニアン階の国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はイギリスのスコットランドのリン・ブランチ・ストリームのすぐ北側で行われた発掘調査に基づき、Dob's Linn のセクションが指定された。境界の近くには2つの岩石ユニット(累層)が存在する。下部には層厚48メートルのハートフェル頁岩がある。この頁岩は主に下側に黒色頁岩のある薄灰色の泥岩で構成されており、メタベントナイトも含まれている。この上には層厚43メートルのバークヒル頁岩がある。バークヒル頁岩は主に黒色のグラプトライト質頁岩で構成され、下部に灰色泥岩とメタベントナイトを含む。
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GSSP
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Huangnitang Section GSSPの位置を示す中国の地図。 ダーリウィリアン階の国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は中華人民共和国浙江省常山県の南西3.5キロメートル地点の黄泥塘村(英語版)の付近の黄泥塘セクション(北緯28度51分14秒 東経118度29分23秒 / 北緯28.8539度 東経118.4897度 / 28.8539; 118.4897)で、主に黒色頁岩からなるNingkuo累層の露頭である。ダーリウィリアン階の基底はフデイシの種 Undulograptus austrodentatus の初出現で定義されている。第二の示準化石はフデイシの Arienigraptus zhejiangensis である。 ダーリウィリアン階はイングランドの層序区分ではArenigやLlanvirnと重複する。ダーリウィリアンの基底はArenigのフェニアン階の層準と対比できる。
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GSSP
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フォーチュニアンのタイプ産地(国際標準模式層断面及び地点、GSSP)はカナダのニューファンドランド・ラブラドール州ニューファンドランド島ビューリン半島フォーチュンヘッド(英語版)に位置する。このGSSPはTerreneuvian世の始まり、先カンブリア時代とカンブリア紀の境界、古生代の始まりに対応する。この露頭からはチャペル・アイランド累層(英語版)としてマップされる炭酸塩質珪砕屑岩が見られる。この層は周潮汐帯砂岩と頁岩を含む部層1、泥質デルタと岩棚の砂岩および泥岩を含む部層2A、葉理を示すシルト岩を含む部層2Bと部層3、内陸の岩棚の泥岩と石灰岩を含む部層4から構成されている。先カンブリア時代 - カンブリア紀境界は生痕化石タクソン Treptichnus pedum の産出する最下層である第2部層の基底の2.4メートル上に横たわる。この生痕化石は砂岩層の下表面で見ることができる。最初の石灰質の殻骨格化石は Ladatheca cylindrica は境界の400メートル上、最初の三葉虫は境界の1400メートル上から産出している。
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GSSP
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国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はイギリスのウェールズのCwm-coed-Aeronファームの500メートル北である Trefawr Track に位置する。GSSPはTrefawr累層のなだらかに傾斜したブロック状泥岩中に存在する。Trefawr累層は主に貝殻のような多様な動物相に富むほか、複数の群集帯を認めるに足るだけのフデイシも産出する。
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GSSP
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国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はアメリカ合衆国ユタ州ミラード郡のドラム山脈(英語版)のドラミアン・セクション (北緯39度30分42秒 西経112度59分29秒 / 北緯39.5117度 西経112.9915度 / 39.5117; -112.9915)に位置し、地質時代名もドラム山脈にちなむ。当該セクションは石灰質堆積土の連続であるウィーラー累層(英語版)の露頭である。ドラミアン階の正確な基底は、ウィーラー累層の基底から62メートル上の葉理を示す石灰岩である。 ドラミアン期の始まりは三葉虫のプティチャグノストゥス・アタヴス(英語版)が示準化石とされる。
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名称は中華人民共和国湖南省の排碧に由来する。国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州花垣県の五菱山脈(英語版)の排碧セクションにて、華僑累層の露頭が定義されている。ペイビアン階の基底はタイプ産地(北緯28度23分22秒 東経109度31分33秒 / 北緯28.3895度 東経109.5257度 / 28.3895; 109.5257)の華僑累層基底から396メートル上の、三葉虫グリプタグノストゥス・レティクラトゥス(英語版)の初出現である。
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GSSP
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トレマドキアン期の始まりのGSSPはニューファンドランド島西部のグロス・モーン国立公園のグリーンポイントセクション(北緯49度40分58秒 西経57度57分55秒 / 北緯49.6829度 西経57.9653度 / 49.6829; -57.9653) であり、コノドントの種イアペトグナトゥス・フルクティヴァグスの初出現として定義されている。この層準は部層23のグリーンポイントセクションから101.8メートル上で観察される。境界はカウ・ヘッド層群(英語版)のグリーン・ポイント累層(英語版)のブルーム・ポイント部層に存在する。最初のプランクトン様のフデイシは、グリーンポイントセクションでのイアペトグナトゥス・フルクティヴァグスの初出現の4.8メートル上方の地点で出現する。 トレマドキアンの終わりはフロイアンの始まりであり、スウェーデンのヴェステルイェートランド地方のDiabasbrottet採石場に位置するGSSPでフデイシテトラグラプトゥス・アプロクシマトゥス(英語版)として定義される。
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GSSP
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サンドビアン階の国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はスウェーデンのスコーネ県ルンド東部の Sularp Brook のFågelsångセクション(北緯55度42分49秒 東経13度19分32秒 / 北緯55.7137度 東経13.3255度 / 55.7137; 13.3255)であり、頁岩と泥岩からなる露頭である。サンドビアンの基底は当該セクションでのフデイシの種 Nemagraptus gracilis の初出現として定義されている。
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GSSP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 15:07 UTC 版)
カティアン階の国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はアメリカ合衆国のオクラホマ州南東部のブラック・ノブ・リッジ・セクションである。このセクションはウォンブル頁岩(英語版)とビッグフォーク・チャート(英語版)の露頭であり、後者にカティアン階の基底が含まれている。基底はフデイシの種 Diplacanthograptus caudatus の初出現で定義され、この層準はビッグフォーク・チャートの基底から4メートル上に位置する。
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