阪神淡路大震災当時の放送体制とは? わかりやすく解説

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阪神・淡路大震災当時の放送体制

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 04:20 UTC 版)

サンテレビジョン」の記事における「阪神・淡路大震災当時の放送体制」の解説

1995年1月17日未明発生した阪神・淡路大震災では本社被災し、またほぼ全ての社員被災者となったことから、震災の発生から数ヵ月間は特別な放送体制を取ることを強いられた地震発生した5時46分の時点ではまだ放送開始前で、5時41分にテストパターン映像による試験電波発射し始めて5分経ったところだった。 マスター耐震設計無事だったため、機材確認作業経て6時30分からのフィラー天気予報6時56分からのオープニング7時からの『BBCワールドニュース』のサイマル放送と、自動送出通常通り放送行ったが、本社ではスタッフがなかなか揃わない上に震動によって多く物品散乱しスプリンクラー作動して水浸しになる等、すぐには震災に関する放送を行うことができなかった。 スタッフ多く交通網寸断によってポートアイランド内の本社になかなか辿り着けない中、最低限スタッフ揃った所で8時14分頃にCM中断して震災関連ニュース番組放送。これをきっかけ通常の番組全て休止し午後からはCMカットしてひたすら震災関連ニュース専念した当初は、技術スタッフ不足しており字幕スーパー画面表示するオペーク装置作動させることができず、画用紙手書きした文章映して対応した初日は、何とか本社辿り着いた社員道中模様リポートさせるという形で現状伝えた翌日からは、電気・水道ガスといったライフライン情報通信交通などの生活に関する情報をはじめ、学校から生徒向けた連絡被災者諸手続について、さらには公衆浴場復旧に関する情報まで、被災者からのあらゆる要望応じた情報の提供が主となった22日までの間も番組CM一切休止し早朝から夜間の一定の間隔設けてスタジオからの震災関連情報を、アナウンサー等ほぼ全ての社員・スタッフ交代放送したスタジオ放送休止されている時間帯は、お天気カメラ市街地からの中継映像フィラー映像として放送することで、切れ目なく電波出し続けた震災から1週間経過した23日からはほぼ通常の編成戻ったが、休止した番組代替編成始めとしてニュース時間帯等で震災関連文字情報提供する等、3月末までは変則的な編成放送した2月17日にはテレビ朝日系列ニュース番組ニュースステーション』をサンテレビジョンより、通常より60長い21:00-23:18生放送された。これは、業務提携している朝日放送協力により実現したのである朝日放送並行して内容のものが放送されたことになり、これは極めて異例である(番組内でも並行放送している旨が紹介された)。番組内では前述した震災当日動き伝えられ、その一環当時本局放送開始時オープニング映像ごく一部放送された。また、通常ローカルニュース放送する時間編成されたことから、通常のSUN-TVニュース』にあたるニュース天気予報全国放送された。なおスタッフロールでは、淡路島からの中継担当した瀬戸内海放送並んで制作協力」と扱われた。 1996年以降も、毎年1月17日には、曜日問わず震災関連報道特別番組長時間わたって編成前夜同月16日)から被災地域の数カ所で開かれる追悼行事阪神・淡路大震災1.17のつどい」の模様を、主要会場1つである東遊園地神戸市役所南側)からの生中継方式で、発生時刻(5時46分)の前後放送している。同年2005年には、ほぼ1日通して特別番組編成していた。 2015年1月17日震災から20年03:00 - 05:30 被災サンテレビ記録記憶忘れないあの日05:30 - 06:15 震災20年特別番組忘れない あの日〜「阪神淡路大震災1.17のつどい」 10:00 - 11:30 防災セミナー災害から命を守るために 11:45 - 12:35 兵庫県追悼式典中継 12:35 - 13:00 ダイジェスト1.17のつどい 13:00 - 13:55 いま、防災考える 〜阪神淡路大震災から20年〜(KBS京都テレビ和歌山同日時差ネット14:00 - 16:00 1.17チャリティーマッチ 阪神・淡路大震災20年特別番組 KOBE DREAMSヴィッセル神戸現役OB)×JAPAN STARSサッカー元日本代表)〜ノエビアスタジアム神戸 16:00 - 16:55 ありがとジロー 愛犬全国巡り被災地支援 17:00 - 19:00 震災20年報道特別番組 記憶再生揺れた街から 20:00 - 21:30 ドラマ 神戸在住(◎岩手朝日テレビ、◎ミヤギテレビ、◎福島中央テレビ、●とちぎテレビ、●群馬テレビ、●テレビ埼玉、●チバテレビ、◎東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)(サブchのみ)、●テレビ神奈川、◎静岡第一テレビ、◎北陸放送、◎福井テレビ、◎岐阜放送、○三重テレビ、○KBS京都、◎テレビ和歌山、◎九州朝日放送、◎琉球放送同時ネットないしは時差ネット。なお、サンテレビでは、2015年3月15日12:00から再放送実施された。) この地震発生からの動きは、当社ウェブサイト内の震災報道記録」にも詳述されているので参照のこと。なお、この日は、上記記載通り震災から20年特別番組放送のため、2:50放送開始となり、前日放送終了26:50となった事から終夜放送となったまた、発生から25年目に当たる2020年1月17日金曜日)には、4部構成による震災25年報道特別番組バトン1.17あなたへ~』を17:00 - 21:55編成発生当時テレビ朝日アナウンサーとしてニュースステーション』のサブキャスター務めていた小宮悦子フリーアナウンサー)が、第2部(かつての契約キャスターだった松本純取材ナレーションによる事前収録ドキュメンタリー震災記憶家族4人を亡くした同級生は~」を放送した19:00 - 20:00)・第4部谷口ナレーションによる事前収録ドキュメンタリー「いたみ分けあい歩む道~震災障害者のいま~」を放送した21:00 - 21:55以外の時間帯ゲスト出演したサンテレビ2021年6月から本社神戸駅前JUSTスクエア移転したため、発生後使用してきたポートアイランド内の本社屋から放送する震災報道特別番組は、同年1月17日日曜日)の『バトン1・17パンデミック時代あなたへ~』(NHKのアナウンサー時代神戸市灘区実家震災遭遇した住田功一迎えて17:00 - 19:00生放送)が最後になった。もっとも、本社屋移転後2022年以降も、1月17日には自社制作による震災報道特別番組編成している。 なお、サンテレビ2020年に、発生直後からの取材アーカイブ映像神戸大学付属図書館震災文庫に提供。デジタルアーカイブ学会肖像権ガイドライン案を参考に、大学院人文学研究科地域連携センターとの間で協議重ねた末に、提供した映像一部2021年1月14日木曜日)から震災文庫のデジタルアーカイブページで順次公開している。 また、神戸駅前JUSTスクエア建築に際しては、耐震性優れた構造採用サンテレビ本社フロア1 - 4階)では、耐震性の高い天井放送設備関連全ての部屋備えたほか、停電発生した場合にも最長72時間までの連続放送対応できる発電機設置している。

※この「阪神・淡路大震災当時の放送体制」の解説は、「サンテレビジョン」の解説の一部です。
「阪神・淡路大震災当時の放送体制」を含む「サンテレビジョン」の記事については、「サンテレビジョン」の概要を参照ください。

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