発注状況
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「Mitsubishi SpaceJet」の記事における「発注状況」の解説
2008年(平成20年)3月27日、全日本空輸より25機(仮発注10機を含む)の購入が発表された。これにより、YS-11でもローンチカスタマーだった全日本空輸が再びローンチカスタマーとなり、MRJ開発に関与することとしている。全日本空輸発注機については、同社のグループ会社で小型機(ボーイング737)やプロペラ機(デ・ハビランド・カナダ DHC-8)を運航しているANAウイングスで運航されることになっている。全日本空輸が事前発表通りボンバルディアDHC-8仕様国内路線をMRJに置き換える場合、現状の路線網からは中部国際空港発着の国内路線などが該当するといわれている。また、全日本空輸は同型機の引き渡し遅延により保有長期運用機更新のため2016年6月ボンバルディアDHC-8-Q400型機を3機、2017年4月に737-800型機を4機追加発注し2017年から受領し運用している。2019年10月29日の全日本空輸の決算会見で「スペースジェット」のこれまでの5度にわたる納入延期に関する補償交渉が始まっていることを明らかにした。 2012年(平成24年)7月11日、スカイウェスト航空から100機を受注することで基本合意に達したと発表した。2012年(平成24年)12月13日には、100機購入並びにオプション100機追加の正式契約を締結したことを発表した。 米国内の大手エアラインと地域航空会社の間には運用協定(スコープ・クローズ)が結ばれており、MRJ90はこの協定による制限「席数:最大76席」「最大離陸重量:39トン(8万6000ポンド)」に抵触している。交渉でこの制限は緩和される見通しで契約が結ばれていたが、その後の交渉の停滞から、2016年5月の全米地域航空コンベンションにおいてトランス・ステイツのCEOは「欲しいのはもちろん90席クラスのMRJ90なのだが、スコープ・クローズの制限値が変わらないのなら、軽いMRJ70(76席/36.65トン)への切り替えを考慮せざるを得ないかもしれない。決断のタイミングを計っているところだ」と発言、スカイウェスト航空CEOも「現段階では、MRJ90しか考えていない。とにかく、スコープ・クローズの制限値が交渉のテーブルに乗るのを待つだけだ」と述べ切替や取消の可能性が示唆されている。 日本航空も導入を検討しているが、既にエンブラエル170を発注していること、三菱のアフターサービスに対する説明が不十分であるという理由から、全日本空輸と同時の発注は見送った。また、中近東の航空会社等で事前協議等が行われている模様である。また、これ以外にも、いくつかの保留中の注文を多数、確保しているという。 2013年8月22日、三菱航空機は部品の製造開始や納入時期に遅れが生じていて、サプライヤー各社と安全性を担保していくプロセスや納入時期について合意し、主要部品調達が計画よりも遅れているため、開発スケジュールを見直し、2013年度中に予定していた初飛行を2015年4〜6月期へ延期し、初号機の引き渡しも2017年4〜6月期へ延期すると発表。 2014年(平成26年)7月15日、マンダレー航空から確定6機,購入権4機の受注が発表された。 更に2014年8月28日に一時発注を見送っていた日本航空が32機を2021年から導入することに合意。カタログ価格で1,500億円の契約となる模様。但し、日本航空は同日、グループ企業ジェイエアがすでに運航しているライバル機のエンブラエルのE-Jetシリーズを確定15機、オプション12機を2015年から追加導入する購入契約を締結している。 また、同年9月2日になって一部報道で三菱グループの三菱商事を中心に日本政策投資銀行、三菱航空機、JTB総合研究所や東京大学の有識者が参加した一般社団法人「次世代地域航空ネットワーク検討協議会」を8月25日に発足し、地方の航空路線では搭乗率の伸び悩みなどで便数が減る傾向が続いているとして、小型ジェット機を使って大手航空会社などからまとめて運航を請け負うことで採算性の向上を目指し、新たな会社の設立を検討すると報道した。航空大手から近距離路線の運航業務を受託する米国モデルの航空会社形態の日本導入を目指す。JALやANAからの運航受託に加え、路線開設を希望する地方の企業や金融機関、自治体、各地の空港会社に集客や発券など販売業務専門の会社設立を促し、顧客に取り込む。新会社はANAにMRJの1号機が納入される2017年の実現を目指すとしているが、現行、日本の航空法制では機材の運航と航空券販売の分業は原則、認められていないので、三菱商事などは協議会を通じて国土交通省などに法改正や規制緩和を働きかけるとしている。 2016年2月16日、米国のエアロリース(AeroLease Aviation, LLC)がMRJ90(確定10機、オプション10機)を発注することで基本合意したことを発表。航空機リース会社からの発注はこれが初となる。8月31日にはオプション10機を含めた最大20機の導入で正式に契約。 2016年7月11日、スウェーデンの航空機リース会社ロックトン(Rockton AB)がMRJ90(確定10機、オプション10機)を発注することで基本合意したことを発表。これは欧州企業からの初の受注である。 2019年9月5日、米国のアメリカン・イーグルやユナイテッド・エキスプレスをフィーダー運航委託されているメサ・エア・グループ傘下メサ航空とナッシュビルで開催されたリージョナル・エアライン・アソシエーション(RAA)年次総会でスペースジェットM100の100機(確定:50機、追加購入権:50機)購入について覚書を締結したと発表。 受注年月日顧客名引渡し(予定)種類備考MRJ-70M90(旧:MRJ-90)M100オプション購入権2008年3月27日 全日本空輸 2018年4〜6月期ごろ 15 10 同社のグループ会社であるANAウイングスが運航 2012年7月11日 スカイウェスト航空 2018年以降 100 100 2014年7月14日 マンダレー航空 2019年 6 4 2018年9月4日から運航停止中 2014年8月28日 日本航空 2021年 32 同社のグループ会社であるジェイエアが運航 2016年2月16日 エアロリース 2018年 10 10 2016年7月11日 ロックトン 2020年 10 10 2019年9月5日 メサ航空 2024年以降 50 50 運用ボンバルディアCRJシリーズ代替用
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発注状況
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309機(確定)+20機(オプション) 背景が桃色の部分は発表のみであり、正式な製造契約には至っていない。 日付航空会社納入予定機種ARJ21-700ARJ21-900ARJ21FARJ21BTBAオプション権利2003年9月 上海航空 ? 5 山東航空 ? 10 深州ファイナンシャルリース ? 20 上海ファイナンシャルリース ? 30 2004年3月 厦門航空 ? 6 2007年12月 鯤鵬航空 ? 100 2007年12月 ラオス国営航空 2011年 2 2008年3月 GECAS(航空機リース会社) 2013年 5 20 幸福航空 ? 50 2009年10月 成都航空 ? 30 2010年5月 Merkukh エンタープライズ ? 9 2011年6月 ミャンマー国際航空 ? 2 2012年2月 メルパチ・ヌサンタラ航空 2014年 40 計3090000200合計309 受注20
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「スホーイ・スーパージェット100」の記事における「発注状況」の解説
原型機(機体記号:97001)は2007年9月26日に完成し、2008年5月19日にコムソモリスク・ナ・アムーレ市にて初飛行に成功した。型式証明取得のためモスクワ郊外で4機体制での試験飛行が行われていたが、2011年2月3日にロシアの国家間航空委員会から型式証明を取得、続いて2012年2月3日にEASAから型式証明を取得した。すでに200機以上の受注を獲得しており、2011年4月には量産初号機がアルマヴィアに引き渡された。
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「COMAC ARJ21」の記事における「発注状況」の解説
349機(確定)+20機(オプション) 背景が桃色の部分は発表のみであり、正式な製造契約には至っていない。 日付航空会社納入予定機種ARJ21-700ARJ21-900ARJ21FARJ21BTBAオプション権利2003年9月 上海航空 ? 5 山東航空 ? 10 深州ファイナンシャルリース ? 20 上海ファイナンシャルリース ? 30 2004年3月 厦門航空 ? 6 2007年12月 鯤鵬航空 ? 100 2007年12月 ラオス国営航空 2011年 2 2008年3月 GECAS(航空機リース会社) 2013年 5 20 幸福航空 ? 50 2009年10月 成都航空 2017年から運用中 30 2010年5月 Merkukh エンタープライズ ? 9 2011年6月 ミャンマー国際航空 ? 2 2012年2月 メルパチ・ヌサンタラ航空 2014年 40 2017年9月 ABC Financial Leasing ? 20 2018年7月 HNAグループ ? 20 計3490000200合計349 受注20
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