発注時の基本項目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/07/30 02:36 UTC 版)
需要家がコイルセンターに新規に注文を出す際は、 鋼板の規格 必要寸法と寸法公差、フープの場合は必要に応じてフープ内径とフープ単重も指定 必要枚数(フープ数)または重量 梱包様式および荷姿 受渡場所と輸送形式 納期 といった項目について指定するのが一般的。場合によってはバリの最大値・平坦度・直角度などの打ち合わせを行うこともある。表面性状を特に気にする一部の製品(光沢仕上げのステンレス鋼など)では表面の保護フィルム指定や油付着禁止指定といった項目が追加されることがある。また、素材となるコイル調達をコイルセンターに依頼するか、自社で調達してコイルセンターに持ち込むかも、重要な見積もり項目である。 例えば、新日本製鐵直系の業者にJFEスチール独自鋼種を注文したり、自動車向け加工専門の業者に建材部品向けの小切断品を注文したりしても、対応できないとして受注を断られることが多い。冒頭で述べたとおり、コイルセンターには業者によって得意とする分野があり、発注側はある程度それを理解した上で注文を依頼するほうが望ましい。もっとも、全くお門違いの引合が寄せられた場合でも、コイルセンターは他の業者を紹介するなどの便宜を図ってくれることが多い。
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