異世界食堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 14:37 UTC 版)
『異世界食堂』(いせかいしょくどう)は、犬塚惇平による日本のなろう系ライトノベル[2]。2013年1月4日より小説投稿サイト『小説家になろう』で連載されている。2015年春頃まではほぼ毎週1話ずつ新作が公開され、その後は不定期に新作が公開されている。2019年3月時点でシリーズ累計発行部数は110万部を記録している[3]。『異世界居酒屋「のぶ」』とともに、「異世界+グルメ」のジャンルにおける先駆けの作品となっている[4]。
注釈
- ^ 78話の時点で36歳。
- ^ 著者によれば、大学時代に色々あったとかで、基本結婚する気がないらしい[B 1]。若い頃の話で、恋人がいたことがわかる[W 1]。
- ^ 先代店主が亡くなったのも10年前だが、著者によれば、先代は店を譲り渡して引退した後に亡くなった、という流れとのこと[B 2]。
- ^ 著者も、「ホットケーキ」(書籍版の第14話)の時点で、「そろそろ異世界食堂専門のお手伝いさんがいても良いかもしれません。」と感想掲示板に書いている[B 3]。
- ^ 著者によれば、「普通の中年のおっさんです。固太り気味の。」とのことで[B 5]、1巻の口絵イラストで描かれた後ろ姿はそれを反映したものになっている。
- ^ 第40話(カツ丼)、第46話(クリームシチュー)のように先代店主の頃の「ねこや」を舞台にした話や、第23話(チーズケーキ)のように客の視点に固定されてその視界に店主が入ってこない話では、登場しなかったり、台詞が全くなかったりすることもある。
- ^ アレッタの追加について、著者は、「アレッタはほっこり要員。中年のおっさんだけでは足りない部分を補う感じ。」と述べている[B 7]。
- ^ 間違えることはない[28]。
- ^ 「ねこや」の扉は廃墟にあるものを引き続き使用しているが、スラムを経由する行き来の安全については、著者によれば、襲われることがないように(その結果『赤の女王』が出てくることがないように)「大賢者が手を回している」とのこと[B 8]。また、「ドヨウの日」にアレッタより先に他の誰かに扉が使われることがないように、やはりアルトリウスが手を回している[B 9][B 10][B 11][B 12]。
- ^ 年齢について、作品中ではぼかされているが、著者によれば、初登場時点で10代前半とのこと[B 13]。
- ^ 著者によれば、(メイド服ではなく)「ウェイトレス服です。事務員風な感じ。それはそれで可愛いかと。」という普通の給仕服として設定されている[B 14]。
- ^ 具体的には、アレクサンデル[42]、カミラ[43]、暦(ヨミ)[44]は配膳中の『黒』の存在をはっきりと認識しており、ルシア[45]、セレナ[46]、アルテ[47]、カタリーナ[48]、タツゴロウ[49]は程度差はあるが『黒』の気配を感じている描写がされていて、他の客は気づいていない。店主とアレッタは同僚なので例外となる[42]。
- ^ 著者によれば、10年前の日曜日に心臓発作を起こした[B 15]。
- ^ 著者は、第40話(カツ丼)については「先代はガチで戦後日本で苦労したので色々気がききます。」[B 16]と、第46話(クリームシチュー)については「客を見て出す料理決めるフシがあります」[B 17]と述べている
- ^ 故人である可能性あり。
- ^ 第71話時点。
- ^ 第26話の時点から見て3年前なので、第1話のおよそ2年前。
- ^ シアが「ねこや」を訪れることがない理由として、著者は、アレッタの扉はアレッタが使うのは早朝で、サラの扉はモンスターがいるダンジョンの奥にある(ため、どちらに同行することも難しい)、という説明をしている[B 21]。
- ^ ヴィルヘイムがダンシャクの実を入手した頃から「ねこや」に通っている[68]ので、20年以上前の出来事。
- ^ たった一人でトロールを十も二十も一人で切り伏せたなど、事実が誇張されていることもあって、本人は気恥ずかしく思っている[W 11]。
- ^ アニメではバーガーのバンズはパンだけでなくライスのものも新メニューとして用意していた
- ^ アニメ版では「ねこや」にカウンター席があり、その奥の席にアルトリウスと隣り合って座っている。
- ^ 店主が客にこうした依頼をしていることは他の話では確認できない。
- ^ 異世界で余生を送る彼女の心情を汲み、ヨミが生存しているということについては仲間のアレクサンデルとレオナルド以外には教えていない。
- ^ 作品中では描かれていないが、作者によれば、暦に呼び出された後で調整に協力している[B 23]。また、誰もいない時に強力な魔獣などが入店してしまうということがないよう、アルトリウスは扉に防衛の魔術(強力な幻覚を見せる)も施している[B 24]。
- ^ 扉召喚の魔法陣がアルトリウスの転移魔術の応用であることは、作品中では明言されていないが、著者が感想掲示板で述べている[B 25]。アルトリウスと弟子のヴィクトリア以外の登場人物では、ファルダニアとヘンリーも転移の魔術を使うことができる描写がある[72][W 18]。
- ^ アニメ版では「ねこや」にカウンター席があり、カウンター席の奥のほうでタツゴロウと隣り合って座っている。
- ^ アニメでは赤髪で背も低く描かれる
- ^ 作品中では明言されていないが、著者によれば、他にも「女王基準の『ちょっとした攻撃』なら弾けるレベルの」防護魔法が店主らにはかけられている[B 27]。
- ^ Web版では『黒』の食事の代金の支払いを申し出ており、雇わせてはいない[W 7]。
- ^ アニメ版では受け渡し時に金貨4枚払っているが[79]、トマス・アルフェイドの勘定では月に金貨8枚なので[80]、支払っている枚数と「ねこや」が受け取っている枚数が一致していない。
- ^ 著者によれば、この牛は『赤の女王』の山の近くにある町からの献上品で、生贄として丁寧に育てられたもので、昔は生贄は人間の少女だったが、『赤の女王』が「どうせ寄越すならもっと肉がたっぷりとついた牛にでもしろ」と要求したために、牛が献上されるようになった[B 29]、とのこと。
- ^ 個体名なのか種族名(あるいは「『赤の女王』の眷属」の別称)がバルログなのかは明らかでない。
- ^ Web版では「眷属」とは書かれておらず[W 21]、書籍版で加筆されている。
- ^ 著者によれば、「ねこや」のパスタソースはそれっぽいものを20年間で4〜5種類再現している[B 30]。
- ^ 味がわかっていても、北の大陸ではトマトに相当する「マルメット」は山の小国(参照:#アルベルト)でしか採れず、そのマルメットを見つけたのが「10年ほど前」で、第6話の時点でミートソースは夏に発売予定となっている[83]、。また、タバスコもミートソースに合う調味料だと研究・開発を考えていたが、引退を決意するにあたって、これからは客として食事を楽しむ事に専念し、シリウスをはじめとする後世に託す事にした。
- ^ 店主が食材を買うのは店で出すためではなく、味付けの研究のため[83]。著者によれば、この取引は、店主にとっては異世界の貴金属を自分がいる世界で流通させるわけにはいかないと考えているという事情があり[B 31]、トマスにとっては、普段の取引を金貨100枚単位から動かしているため金銭的にはあんまり意味はなく、趣味的なもの[B 32]、とのこと。
- ^ この席のことは、ファルダニアをはじめとする他の料理人も気づいているため、先客がいると座れない[W 15]。
- ^ リザードマンの平均寿命は約20歳であり、人間でいう20〜30歳に相当する。
- ^ 作品中では「ヴィルヘイム」と「ヴィルヘルム」[W 19]で表記ゆれがある。「モカチョコレートパフェ」以外では「ヴィルヘイム」なので、本記事では、便宜上、そちらを用いる。
- ^ 偶然ではなく、ヴィルヘイムの父にあたるアレクサンデルがアーデルハイドを救うために、仲間の協力を得て成し遂げた[42]。
- ^ 店主が小学生だった頃なので20数年前の出来事ということになる。20年ほど前に無人島生活を始めたアルフォンス(カレーライス)はジャガイモの存在を知らなかった[73][W 12]。
- ^ 著者は、「ヴィルヘイムのやりようを近くで見てるのでそこそこ有能」と述べている[B 35]。
- ^ ドウシュンは狐を思わせる風貌の人物[92][93]。
- ^ 作品中では「法皇」[59][95]と「法王」[42][59]で表記ゆれがある。本記事では、便宜上、後発の「法皇」を用いている。
- ^ 作品中では「ロロア」と「ロロナ」で表記ゆれがある。使用回数が多いのは「ロロナ」なので、本記事では、便宜上、そちらを用いる。
- ^ 著者によれば、「異世界の犬は、こちらの犬とよく似た別の何か」[B 38]、とのこと。ただし、店主は犬と同様である可能性を考慮して、犬用はタマネギ抜きの食べ物を出している[B 38]。
- ^ アルフォンスが倒したクラーケンの死は死体が陸地に打ち上げられたことで確認され[53]、公国ではアルフォンスは相討ちになって死んだということになっていた[18]。アルフォンスがクラーケンを倒したことは、大陸海の魔物の食物連鎖に変化を及ぼし、その結果、航路が安全となり、大陸間の交易が栄えることとなる[53]。
- ^ アルフォンスが漂着した際に島の主だった魔物と戦っている[73]。アルフォンスが漂着した島には強力なキマイラが棲んでいたとされ、アルフォンスはそのキマイラを一人で倒して島を支配した、という伝説が#セイレーンの間では語られている[100]。著者によれば、モンスターが多い危険地帯だったが、アルフォンスが20年かけて駆逐して、現在はだいぶ住みやすい土地になっている[B 39]。
- ^ 著者によれば、海軍のカレーライス(カレー曜日)のエピソードも考慮して、海軍軍人のアルフォンスの好物がカレーという設定になっている[B 40]、とのこと。
- ^ 他の常連を通して公国に救助を要請することはできたはずだが、著者によれば[B 41][B 42][B 43]、そうしなかったのは、船と部下の大半を失っているため、自分のためだけに助けをよこせと言う気は(将軍なりの矜持から)なかったことと、絶海の孤島であるため助けに来るのは無理と思ったから、とのこと。店主はアルフォンスが無人島でサバイバルしているとは知らず[B 44]、公国の王女のヴィクトリアは気づいてはいたものの[18]、立場的にどうしようもなかった模様[B 45][B 46]。
- ^ ハインリヒ(エビフライ)が最初に来店した時に使った扉を見つけた[B 47][B 48]。
- ^ 著者によれば、テリヤキやオムライスに匹敵する[B 40]、とのこと。
- ^ 帝国の『剣』の異名を持った魔王アルティーナと対になっている。
- ^ 17話の時点。
- ^ ただし、バースデーケーキは見たことがなかった[102]。
- ^ 著者によれば、持ち帰ったガラス瓶と保冷剤は研究対象にしている[B 49]。
- ^ この時はヴィクトリアもカルボナーラを注文し、食後のデザートでプリンアラモードを食べた。
- ^ 著者によれば、「やはりアラビア系といえば賢い女性かなと言うことでラナー王女の性格はあんな感じになりました。」[B 50]、とのこと
- ^ マイラの幼馴染とは別人。
- ^ TVアニメ第2期
- ^ 店主からも「常連と言ってもいいちっこいおっさん」[21]として認識されている。
- ^ ティアナは民を先導する立場という建前で毎回参加している[103]。
- ^ スイートポテトタルトは秋の名物として売られている商品だが、南大陸は北の二つの大陸(と日本)とは季節が逆であるため、アントニオはスイートポテトタルトを春の名物と認識している。
- ^ アルフレッドは帝都にある扉の場所をハーフリングから教えてもらった[91]。
- ^ 父親も「ねこや」に連れてきており、一時期は店主を異世界に招こうかとも思っていたが、「ねこや」のルールを知り断念している。
- ^ 「勇者王ガオガイガー」の獅子王凱役で知られる。
- ^ 一見すると魔物の獣人のように見えるが、種族としては魔族にあたる[66]。ライオン(猫科)の獣人というわけではないので、カツ丼のオラニエを受け付けないということもなければ[B 51]、熱いものが苦手ということもない[B 52]。
- ^ 著者によれば、剣闘試合の賞金は100枚から上がっていき、返済ラストバトルの賞金は1000枚ほどになっていたとのこと[B 53]。
- ^ 著者によれば、現在は、楽しみは後に取っておくということで、「勝った後」にカツ丼を食べにきている[B 54]。また、扉が現れる部屋は私室兼専用控室として購入したとのこと[B 55][B 56]。「ねこや」には日中にのみ来店しているらしく、アルトリウスがアレクサンデルを伴って来店する際に、その時間帯を避けている[42]。
- ^ アルフォンスとは初来店の日が同じだった[52]。そのため、本来なら全く接点がないはずの両名で、ライス系料理でどちらが美味かという話題では最悪の相性だが、命がけで生きていたと共通点もあることから[B 57]、意外と仲が良い[B 58]。
- ^ アニメでは王国とされている。
- ^ 6柱の竜のことではない。
- ^ 名前は不明。
- ^ 先代店主の頃の話ではメイファンらしきドワーフがたびたび登場しており[69][95][W 1]、現在の異世界で、メイファン本人かは不明なものの西大陸のドワーフが「ウメシュ」を作っている[W 30]こともわかるものの、現在も「ねこや」に通っているのかは定かでない。
- ^ アルザスの回想で名前が2つ出てきており、どちらか不明なので併記する[W 25]。
- ^ グスタフは骨の様子から、ジュリアスが死んだのは何十年も前と推定している。
- ^ 親と同じ「人ならざる部分」が発現することは珍しいとされている[W 19]。
- ^ ヨミからも仕留めそこねた1匹として認識されている[51]。
- ^ このヴィルヘイムが仇である魔族とあっさり手を結ぶことにする下りについては、著者は話が公開される4年近く前に予告している[B 59]。
- ^ 帝国の『楯』の異名を持ったエルマーと対になっている。
- ^ 作品中では明言されていないが、著者によれば「取り替え子」によるハーフエルフ[B 60]。
- ^ ヨミは、いずれの点もそれぞれ他の3人が上だと思っている[51]。
- ^ ハインリヒが食事への感謝を捧げる対象の神は、Web版では単に「神」とされていたものが[W 42]、書籍版では「海と水を司り神」に変更されている。
- ^ 他の6柱の竜と比べて、信徒に干渉してくることについて、著者によれば、「白の神の感覚だと『趣味:蟻の巣の観察』みたいな感じ」[B 61]。
- ^ 例外として、生命を司る混沌の神としてすがって、魔霊(リッチ)となったエルフたちの例がある[W 40]。
- ^ 通称。名前は未登場。Web版では「半妖王」ともされていた[W 43]。
- ^ 通称。名前は未登場。Web版では存在が語られておらず[W 44]、書籍版で追加された登場人物。
- ^ 異世界食堂ではランチタイムとディナータイムの間の休業時間がないと思われる。Web版ではディナータイムは18時から21時となっている。
- ^ 通常営業時の「ねこや」の位置づけは、著者によれば、「地元で割と評判な店」くらいが妥当な評価で、地元で働いてる人の昼休み先の行き先候補には真っ先に挙がるが、(休日に)電車に乗ってまでして食べに行くほどではない[B 62]、といったあたりになるとのこと。
- ^ 先代店主が始めて六十年以上守り続けてきた名前で[W 45][B 63][B 64]、先代がのれん分けしてもらった店の影響でもある[B 65]。
- ^ 店主やアレッタは客を本名で呼んでいる。
- ^ ビフテキとビーフシチューが銀貨1枚で最も高い[60]。パーティーサイズのスパニッシュオムレツや[W 38]、要予約の宴会料理[102]といった、複数人で取り分けるパーティー料理には銀貨1枚もしくはより高い料金が設定されている。一皿の料理としてはオードブルが最も高く[109]、料金は銀貨3枚[B 66]。
- ^ この「1食分」は味や食材を考慮しない。「ねこや」の料理を異世界の価値観で値段に換算すると、お代わり自由の付け合わせのパン1個だけでも銀貨1枚の価値があると言われている[33]。
- ^ 著者によれば[B 67]、平日に稼いだ分(平日の「ねこや」は昼間は戦場のようになるほど繁盛している)とねこやビルの家賃収入で経営は回していて、特別営業については先代店主の「自分が死んでも続けて欲しい」という遺言を守って続けているとのこと(つまり特別営業については採算は考えていない)。
- ^ 作品中では明言されていない。特に描写がないことに加えて、アルトリウスや初来店時のロメロとジュリエッタのように、昼以前から夜まで居座っている客がしばしばいること、アレッタの休憩が「暇を見て」のものであることから推定できる。
- ^ 著者によれば、現在の店主は大学を出た後、店を引き継ぐまでの4年間は先代を手伝っていて、その間の「異世界食堂」は2人体制で回していた[B 69]。
- ^ 著者によれば、アレッタは朝6時くらいに来て片付けまで含めて22時まで働き、休憩時間はシャワーと3食のまかないも含めた2時間というイメージ[B 70]、とのこと。
- ^ トマス・アルフェイドとの取引で入手している。
- ^ 50年前にこの建物で「ねこや」を開店した当初は地下1階を借りていた[55]。著者によれば、30年前のバブル前夜くらいの時期に買い取り[B 73]、その際にビルごと建て直して大型のエレベータを導入したり、水回りを強化したりした[B 74]、とのこと。
- ^ 魔力が強い場所に発現するという特徴がある[64]。
- ^ 異世界の住人の多くには文字として認識されないため、他の特徴とは違って、扉の印象として描写されないことが多い。
- ^ “猫が店名の書かれた看板を口にくわえている”意匠について、作品中で最初に描写があるのはWeb版「カルパッチョ再び」(2016年10月)で[W 24]、表に出た順序としては書籍版(第1巻・2015年2月刊行)のイラストのほうが早い。
- ^ 起動してつなげたのが暦であることは作品中でも描かれているが、著者によれば、その後の調整には最初に呼び寄せたアルトリウスが協力している[B 23]。
- ^ 著者によれば、この魔法でも、言語体系が大きく食い違う獣人は若干怪しげな喋り(例:ガガンポ)になるとのこと[B 80]。
- ^ ネズミや『白の子』と同じ状態なのかは不明。
- ^ 著者によれば、本来は侵略用に作られたものなので、帰還するほうの効果が高いとのこと[B 83]。
- ^ グレゴリオ暦では、29日が土曜になるのは400年に600回である。
- ^ メニューを執筆する際に通常メニューにある全てのデザートを食べたヴィクトリアですら、特注のバースデーケーキの事は知らなかった。
- ^ 通常営業の際は1200円で食べ放題となる
- ^ 異世界とつながった30年前から、異世界と「ねこや」側の双方で7日に1度という頻度が一致していること。アレッタの出勤時間なども双方で同じ時間帯であることから、時間の進みかたに違いがないことがわかる。
- ^ 異世界の暦は月の満ち欠けを基本としているため、1か月は30日、1年は360日になる[32]。
- ^ ただし、著者によれば、物価は安いものは安い世界なので、庶民は塩のみで味付けをした麦粥を食べ続けるのが普通という暮らしをしている[B 85]。
- ^ 著者によれば、地球と同様、異世界も球体をしているらしく、時差もある[B 86]、とのこと。別の発言では、「ちなみに時差については、客は全員『時間』については一日の同じくらいの時間に来ていると認識しています。時差まで考慮して現れてるのか、そもそも平たいとかで時差が無いのかは不明。」とも述べている[B 87]。実際の作品中では、異世界の時差を反映した描写はされていない。
- ^ 初期のWeb版では「サマナーク語」となっている(第1話から、書籍版で第50話にあたる「マカロニグラタン」[W 47]まで)。東大陸語とは別に、帝国で使われていると思しき「帝国語」[107]という言語(あるいは訛り)もある。
- ^ 著者によれば、西大陸は砂の国、海国、山国でも使われている言葉が国ごとに(微妙に)違う[B 88]。
- ^ 漫画版もほぼ同様で、ただし(片仮名ではなく)日本式ローマ字表記となっており、左に90度傾けた子音と傾きのない母音を重ねたものを1文字としており、ローマ字として読むことで日本語として理解できるものになっている[37]。
- ^ 作品中では「龍神海」[100][W 9]と「竜神海」[67][W 15]で表記ゆれがある。本記事では、便宜上、書籍版で後発の「竜神海」を用いている。
- ^ 位置関係はアニメ版で出てくる地図[86]では、大陸の北西部に公国、南部に帝国、大陸中央を西岸から北岸と東岸にかけて王国が占めるという位置関係になっている。
- ^ アニメ版で出てくる地図[86]では、リザードマンたちが住む沼地は大陸の南東部にある半島の南端付近に位置している。
- ^ 位置関係はアニメ版で出てくる地図[86]では、大陸の北東部とそこから東大陸へと伸びる島々からなる海国、北西部から大陸中央部までを占める山国、大陸のほぼ南半分を砂の国が占めるという位置関係になっている。
- ^ 港町は十数年前に侵略して獲得したもので[W 23]、港町らしい港町はそのひとつしかない[W 12]。
- ^ アニメ版では帝国の国土自体が大陸南部にある[86]ため、原作と位置が異なる。
- ^ 「常花の国」(とこはなのくに)と呼ばれることもあるが、住人のフェアリーたちは「花の国」と称している[103]。
- ^ アニメ版に登場する地図[86]でも西大陸の東端にあり、かつ島々は東大陸の北西岸の北に位置する。
- ^ 確定した名前は出てきていないので便宜上用いる。
- ^ 異世界の国ごとの味覚の違いについて、書籍版では特に言及されていないが、書籍版に収録されなかったWeb版の話では国や大陸ごとに料理の好みに違いがあるということが書かれている[W 2]。
- ^ 「ねこや」では現在の店主になってからアレルギー対策が進んだため、パスタ麺は卵を含まないものが使われてる[B 91]。
- ^ 例外として、『大病疫』に際して、生命を司る混沌の神として『万色の混沌』にすがって、魔霊(リッチ)となったエルフたちの例がある[W 40]。
- ^ ルビは「えるふ」。山国でも同様なのかは定かでない。
- ^ 日光を浴びたら灰になって崩れ落ちるなど、即死するほどではない模様[W 26]。
- ^ (現在の)魔族の寿命について、作品中では明言されていないが、著者は「……邪神死んだら魔族は寿命も短くなったとか。」[B 92]と述べている。
- ^ 帝国に臣従した魔王アルティーナの、帝国の大貴族と魔都の主としての「魔王」の地位は、人間同様に親から子に相続されている。
- ^ ジャガイモが新大陸からヨーロッパ大陸に伝わったことで大きな変化を起こしたという歴史的事実を下敷きにしている。著者によれば、繁殖力、連作障害の危険性、毒性については入手当初の検証で把握していたとのこと[B 94]。
- ^ 著者によれば、第46話で「トーフ」と言っている客はファルダニア[B 96]。
- ^ Web版では、近隣の島から[W 48]、書籍版では、近隣の島や密林の国から[90]、輸入している。
- ^ セレナの友人のアルトルーデが建造したもので、転移魔法を用いて南大陸などから様々な植物を持ち込んでいるが、同時に昆虫も持ちこんでしまい、放棄された後は環境管理魔法の影響で大型化した昆虫や肉食植物、果ては主人を失い自走している管理用ゴーレムなどが徘徊する危険地帯となっている。
- ^ 他の利用方法があったのかは不明。
- ^ 第6話の時点から見て最近。
- ^ 著者によれば、エルフの遺産があちこちに残っている世界なので、トレジャーハンターが狙う大物はだいたいエルフの遺産になるとのこと[B 97]
- ^ この呼称は、7体全てと敵対していたエルフだけではなく[77]、北の大陸の「人間」も使っている[W 9]。
- ^ 著者はこの点について「異世界食堂に繋がる異世界は同じ世界なので、それとなく繋がるようにしています。」と述べている[B 98]。
- ^ 著者は、「異世界食堂では料理を軸に色んな話ができればよいなと思っています。」と述べている[B 98]。
Web版からの出典
- ^ a b c d e f g h i j k l Web版 ロールキャベツ
- ^ a b c Web版 マーボードーフ
- ^ a b c Web版 ハンバーグふたたび
- ^ a b Web版 ワッフルつめあわせ
- ^ a b Web版 チョココロネ
- ^ Web版 ペペロンチーノ
- ^ a b Web版 カレーライスふたたび
- ^ a b c d e f g h i Web版 オイルサーディン
- ^ a b c d e f g h i Web版 シャーベット
- ^ a b c d Web版 クロワッサン
- ^ a b c d e f g h Web版 テリヤキバーガー
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t Web版 コロッケふたたび
- ^ Web版 パンプキンフィナンシェ
- ^ a b Web版 かきあげそば
- ^ a b c d e f g h i j k Web版 ナポリタン
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Web版 カツサンド
- ^ a b c d e Web版 カキフライ
- ^ a b c d e Web版 ブッシュドノエル
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak Web版 モカチョコレートパフェ
- ^ a b c d e f Web版 カルパッチョふたたび
- ^ Web版 ビーフシチュー
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o Web版 エビドリア
- ^ a b c d e f g h i j k Web版 カルボナーラ
- ^ a b c d e f g h i j k Web版 カルパッチョ再び
- ^ a b c d e f g h Web版 チリチキン
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t Web版 ローストビーフ
- ^ Web版 カルパッチョ
- ^ a b c d Web版 フルーツグラタン
- ^ a b c d Web版 コーヒーゼリー
- ^ a b c d e f g h i j k l m n Web版 カナッペ
- ^ a b c d Web版 ホイル焼き
- ^ a b c Web版 おでん
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z Web版 ミルクレープ
- ^ a b c d e f g h i Web版 中華粥
- ^ a b c d e f g h i j Web版 スイートポテトタルトふたたび
- ^ a b c d e f Web版 アップルパイ
- ^ a b c d e f g Web版 大学いも
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Web版 スパニッシュオムレツ
- ^ a b c Web版 ジャーキー
- ^ a b c d e f g h i j k Web版 宇治金時
- ^ a b c Web版 さつま揚げ
- ^ Web版 エビフライ
- ^ Web版 お子様ランチ
- ^ Web版 クレープ
- ^ a b c d e f Web版 新装開店
- ^ Web版 パウンドケーキ
- ^ Web版 マカロニグラタン
- ^ Web版 コーヒーフロート
その他の出典
- ^ a b Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月5日12時35分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年1月22日23時30分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年3月26日00時03分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月15日23時43分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月21日9時25分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月3日5時58分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月6日9時47分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年12月8日18時41分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月13日20時09分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月28日8時21分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月28日10時33分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年12月8日11時21分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月20日7時03分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月6日9時57分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日6時20分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日22時56分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年11月8日21時57分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月6日9時51分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年7月14日12時00分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年7月14日10時25分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年6月16日8時23分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年6月20日21時16分
- ^ a b Web版 感想一覧 著者返信 2013年10月18日23時26分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年10月18日23時07分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年11月20日7時04分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月19日7時40分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月15日6時07分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月17日5時34分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月3日5時57分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年1月28日22時14分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年1月29日21時54分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年1月31日6時17分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年11月20日6時38分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年8月16日21時16分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月19日5時41分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年11月1日21時41分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年11月1日21時26分
- ^ a b Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月3日5時52分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年8月23日5時58分
- ^ a b Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月8日22時10分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月18日21時56分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月18日22時02分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月18日22時07分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月18日21時21分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月10日21時36分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月18日21時30分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月10日19時39分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月8日22時55分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月18日20時36分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年8月16日21時11分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日7時30分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年7月5日23時45分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日22時53分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日6時18分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日5時06分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日6時07分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日21時35分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日22時24分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月19日5時11分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年11月8日21時51分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年10月11日22時55分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年7月12日23時07分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年6月27日00時26分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年10月18日22時49分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年3月10日21時17分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年8月3日5時51分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年1月28日22時18分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月5日13時42分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年11月8日21時24分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年6月16日8時25分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年2月21日6時21分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年2月24日21時20分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年3月3日8時53分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月24日5時08分
- ^ a b Web版 感想一覧 著者返信 2013年2月1日18時40分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月29日21時56分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年8月9日21時15分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日21時30分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日23時02分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年10月27日23時35分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年7月13日6時49分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年7月14日12時08分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月17日5時55分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年2月1日20時09分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月6日9時09分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月2日19時00分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月15日5時47分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年8月16日20時37分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年3月8日22時11分
- ^ a b Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月13日20時15分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年3月10日20時27分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月6日9時40分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月15日6時05分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月26日11時04分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年11月8日22時38分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年11月8日21時53分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年10月25日5時39分
- ^ a b Web版 感想一覧 著者返信 2013年9月27日22時12分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年6月3日5時58分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年3月22日20時00分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年4月21日9時32分
- ^ Web版 感想一覧 著者返信 2013年5月17日5時35分
- 1 異世界食堂とは
- 2 異世界食堂の概要
- 3 あらすじ
- 4 作風
- 5 脚注
- 6 外部リンク
Weblioに収録されているすべての辞書から異世界食堂を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から異世界食堂を検索
- 異世界食堂のページへのリンク