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キッシュ【(フランス)quiche】

読み方:きっしゅ

フランスパイ料理の一。パイ皿パイ生地敷き、ベーコン・ハム・チーズなどの具を入れ生クリーム牛乳混ぜた塩味卵液注ぎオーブン焼いたもの。オードブル用いる。


キッシュ

名前 Kisch; KishKiss

キッシュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/18 06:03 UTC 版)

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キッシュ
キッシュ
発祥地 フランス
主な材料
Cookbook ウィキメディア・コモンズ
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キッシュ: Quiche [ˈkʃ])は、生クリームを使って作るフランスアルザス=ロレーヌ地方の郷土料理。最も知られているキッシュはラードンベーコンが入ったキッシュ・ロレーヌである。温かい状態と冷ました状態の両方で提供され、世界的に人気がある。

概要

パイ生地・タルト生地で作った器の中に、生クリームひき肉アスパラガスなど野菜を加えて熟成したグリュイエールチーズなどをのせて、オーブンで焼き上げる。ロレーヌ風キッシュ(キッシュ・ロレーヌ)では、クリームとベーコンを加える。ナッツ類を加える場合もある。生地ごと三角形に切って皿に出す。地中海沿岸の地域でも一般的な料理である。

語源

様々なタルトと左下のキッシュ

言葉としての初出は1605年にはロレーヌ語で、1805年フランス語で確認されている。英語での最初の使用は1925年に記録された「quiche Lorraine」である。語源は不確かだが、ドイツ語Kuchenクーヘン)と関連すると見られている[1]

歴史

キッシュはフランス料理とされているが、クリームを使ったペイストリーは遅くとも13世紀にはイタリア料理で、14世紀にはイギリス料理で実践されている[2]食肉魚類果物を含むペイストリーを卵やクリームと組み合わせたレシピは、14世紀に書かれた『The Forme of Cury』や15世紀イタリアの料理本『Libro de arte coquinaria』等で言及されている[3][4]

種類

キッシュ・ロレーヌ

キッシュ・ロレーヌ

キッシュ・ロレーヌ[注釈 1]は、元々はクリームラードンが入った人気のあるオープンパイだった。現代の英語圏では、キッシュの調理には通常熟成したチーズ[注釈 2]を含み、ラードンベーコンに置き換えられる。

その他

ほうれん草のキッシュ
キノコとリーキのキッシュ

キッシュには様々な具材を使った豊富なバリエーションがある。フランス語で「キッシュ・オ・フロマージュ[注釈 3]」や「キッシュ・オ・シャンピニオン[注釈 4]」の様に記述的に命名される場合があり、「フロレンティーヌ[注釈 5]」や「プロヴァンサル[注釈 6]」の様に伝統的に命名される場合もある。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ フランスのロレーヌ地域圏に因む。
  2. ^ イギリスでは主にチェダーチーズが使用されている。
  3. ^ チーズのキッシュ。
  4. ^ キノコのキッシュ。
  5. ^ ホウレンソウのキッシュ。
  6. ^ トマトのキッシュ。

出典

  1. ^ Definition of quiche in English by Oxford Dictionaries” (2016年). 2018年12月25日閲覧。 ほか、参考までにWiktionary:quiche
  2. ^ Storia origine delle torte salate”. TaccuiniGastrosofici.it. 2021年2月8日閲覧。
  3. ^ Hieatt, Constance; Butler, Sharon (1985). Curye on Inglysch: English culinary manuscripts of the fourteenth century (including the forme of cury. SS. 8. London: 初期英語文献協会 
  4. ^ Ancient Italian Cookbook”. Italophiles.com. 2019年12月5日閲覧。
    - Austin, Thomas, ed. Two Fifteenth-Century Cookery Books. London, EETS OS 91, 1888, repr. 1964.

外部リンク


キッシュ

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Solatorobo それからCODAへ」の記事における「キッシュ」の解説

デュエルシップオーナーのネコヒト。人をその気にさせるのが得意。実は昔は凄腕闘士だった。

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