斑鳩道場関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 16:44 UTC 版)
烏丸 与一(からすま よいち) 声 - 岡本信彦 本作の主人公。高校2年生の17歳。一人称は「拙者」。身長170㎝。流派は浮羽神風流。斑鳩道場に居候している。いつも袴を着ている。話し方もござる口調で、相手を殿付けで呼ぶ。古風な性格で侍らしく義と筋を重んじ、曲がったことが嫌いな性格。 17年間ずっと山で暮らしていたので、かなりの世間知らずで女性に対する免疫とデリカシーも皆無。そのため女性の色香に惑わされやすく、しばしば鼻血を出しては、嫉妬でいぶきやあやめにお仕置きされる。また、非常に責任感が強く、自分に負い目を感じるとすぐに切腹しようとしたりする他、第1話ではあやめ・かごめ・ちはやと遭遇した際には恐怖や混乱のあまりおもらしをしている。抜群な運動神経とは裏腹に泳ぎ方は知らないかなづち。 剣の腕はかなりのもので、強い者との戦いを望んでいる。寝ている間でも神経を常に研ぎ澄ませているので、寝ながらでも戦うことができる。鈍感さも人並み外れており、多くの女性から好意を抱かれるものの、彼女たちの気持ちには全く気付いていない。しかし、危険が迫ったときには剣士としての鋭い洞察力を見せることがある。浮羽神風流剣術 一の太刀「疾」(はやて)木刀を一振りして突風を発生させる剣術。 二の太刀「吹雪」(ふぶき)直線的な乱回転の風を作り出す剣術。 三の太刀「隼」(はやぶさ)直線的な風を作り出す剣術。 四の太刀「嵐」(あらし)鎌鼬(かまいたち)を発生させ、複数の対象を攻撃する剣術。 五の太刀「凪」(なぎ)相手の武器の芯を叩き折る剣術。 六の太刀「木枯」(こがらし)相手の首を目掛け抜き打ちする剣術。 七の太刀「竜巻」(たつまき)竜巻状の風を作り、対象を飲み込む剣術。 八の太刀「旋」(つむじ)相手の体の関節に痛みがない程度に打ち、動けないようにする剣術。 斑鳩 いぶき(いかるが いぶき) 声 - 佐藤利奈 本作のヒロインの1人。高校2年生の17歳。斑鳩家の長女。乙女座。B型。T:160cm B:90 W:59 H:85。 流派は浮羽神風流で、斑鳩道場師範代。剣の腕は作中ではあまり披露しない。 成績は優秀で、1年前のミス翼高に選ばれるなど容姿も端麗。クラス委員を務め、家事全般もこなすなど、まさに完璧な美少女だが、意外と天然な一面を見せる。 幼い頃に自分たちが原因で父が鬼蜘蛛鳥籠流との勝負を行い、それが発端となって両親が海外に修行に出かけてしまってから、斑鳩家の保護者・道場師範代・クラス委員といった重責を長年背負ってきた。そのせいで責任感が強く、与一や妹たちには厳しく接しているが、ちはや曰くそれは愛情の裏返しでもあり、与一もそれを「いぶきも自分たちに対して真剣で、大好きだから」と理解している。与一が女絡みのトラブルを起こすと、表面上は「浮羽神風流の剣士として相応しくない」などの理由を付けて制裁を加える。 基本的には明るく優しい性格であるが、本当は淋しがり屋。同世代の子のように遊んだり恋をしてみたいと思っているが、先述の重責を背負っているのと、親に心配をかけさせないために、常にいい子でいようと強がっている。強がりゆえに弱みを見せることはしないが、ひょんなことから与一はその「弱さ」に気づく。 自分の恋愛に関しては与一並に鈍感で、鷲津が何度も思わせぶりな態度を取っているにもかかわらず、その気持ちに全く気付いていない。逆に鷲津はあやめに気があると勘違いし、2人のために世話を焼くことも多い。 与一に好意を抱いている様子が窺えるものの自覚はなかったようだが、彼女自身は初めて経験するその感情に戸惑っている。与一にたびたび加える制裁も、理由のほとんどは恋心からくるヤキモチだということもわかっていない。だが、与一との距離を近付けてゆくにつれて、徐々にその気持ちを理解し始めつつある。 後に作者が作画を担当した『ハルポリッシュ』でも鷲津と共にカメオ出演している。 斑鳩 あやめ(いかるが あやめ) 声 - 戸松遥 本作のヒロインの1人。高校1年生の16歳。斑鳩家の次女。かに座。B型。T:157cm B:78 W:57 H:83。 髪の色は金髪で黒いリボンを付けている。第一印象が最悪で、当初は与一を嫌っていたが、素直になれないながらも次第に好意を寄せるツンデレ少女。家事やお化けの類、雷が苦手など少々ドジかつ臆病な一面があり、胸が小さいことを気にしている。学業・剣術・家事、スタイルの面で秀でている姉のいぶきに強いコンプレックスを抱いている。口が悪くぶっきらぼうだが、本当は純情で優しい性格。かごめが、与一と姉妹のやり取りをみて「父親と母親みたい」と言った時には、いぶきはおろか、ちはやも一纏めにして、「(与一が父親なら、母親は)誰のことを言ったのか?」と追及するなど、恋愛に関してはフェアな一面がある。 所詮、姉には敵わないと剣術も止めていたが与一の影響でまた始める。 食事中にも携帯をいじっていたり、洋服も流行にも敏感だったりと、現代的な性格である。 与一のことは「サムライ」、鷲津のことは「ヘタレ不良」と呼んでいる。 いぶきにライバル意識を持つこともあるが、道場を再建させることは応援しており、ちはやに道場の再建のためと偽り、いぶきが商売として利用されたさいには、いぶきと一緒に鉄拳制裁をした。 文化部研究発表会の演劇でヒロインを好演し、与一とキス(2回)を劇中でした。1回目はアクシデント(白布を踏んづけて、転倒して与一とキス)、2回目は与一が気を失っている間に。与一は気を失っていたので全く覚えていない。 斑鳩 ちはや(いかるが ちはや) 声 - 田村ゆかり 中学3年生。斑鳩家の三女。射手座。B型。T:149cm B:86 W:53 H:81。 中3でプロの漫画家。普段は冷静だが芸術家の母の血を濃く受け継いでおり、常に漫画のことを考えている。そのため、漫画のことや面白いこととなると打って変わって感情的かつ無鉄砲な一面を見せることも。メガネっ娘なボク少女で、語尾に「〜っス」をつける。「プヒ」と笑う癖がある。猫は好きだが、猫アレルギー持ちである。 与一の周りに起こる女性トラブルを観察しては面白がっており、それ故か、与一と共にいぶきやあやめにお仕置きされることもある。特にあやめにちょっかいを出すことが多いが、基本的には応援しているようである。 与一のことは「与一っつぁん」と呼んでいる。 斑鳩 かごめ(いかるが かごめ) 声 - 花澤香菜 小学4年生。斑鳩家の四女。魚座。O型。T:138cm B:65(?) W:50 H:68。 泣き虫で運動オンチだが、手先は器用。姉のあやめとは逆に年不相応に胸が大きいことを気にしていて(いわゆるロリ巨乳)、普段はさらしを巻いて隠している。そのため水泳の授業でも見学していたものの、マサシが海に落ちた時には自分から飛び込んでマサシを助けた。 セリフはほぼ平仮名と片仮名で統一されている。口癖は「ふええ」及び「ふえふえ」。与一のことは「お兄ちゃん」と呼んでいる。いつも自分を気にかけてくれるマサシのことを慕っている。小学生だけあり性的知識には疎いが、どう見ても厭らしい状況に対面した時は怯えることが多い。 後に作者の描いた『かみさまドロップ』でもマサシたち4人と共にゲスト出演している。 鷲津 涼(わしづ りょう) 声 - 中井和哉 高校2年生で、クラスメイトのいぶきに思いをよせる元不良。身長188㎝。女性に関しては意外にも純情。初対面で不覚を取り、2度負けているため、同じくクラスメイトの与一を「クソサムライ」と呼び、ライバル視している。昔ボクサーを目指していたため、拳を使った格闘が得意。2年前に最強の高校生不良集団・「怒苦労連合」(ドクロれんごう)をたった1人で壊滅させたことから、「アサミガワ市最強の不良」と言われてきた。 いぶきと仲良くなるため斑鳩道場に通うようになる。かなり思い込みが激しく、いぶきの行動を美化してとらえがちである(アニメ版では「鷲津ビジョン」という演出になる)。 いぶきに告白するつもりが誤ってあやめに告白してしまったことがあり、それ以来あやめとは喧嘩を繰り返しながらもお互いの恋の悩みを相談し合う間柄になっている。 本当はいぶきのことが好きなのだが、いぶき本人がそのことなど全く知らない。それどころかあやめが好きだと勘違いされてしまっている。 鳥谷 恵太(とりがや けいた) 声 - 浅沼晋太郎 鷲津の友人で、お調子者の糸目の男子。身長171㎝(デフォルメ後は150㎝)。口癖は「マジ」で、自身のクラスにて悪行を働いていた不良を鷲津が喧嘩で打ち負かしたのを見て彼に惚れこんだ。よく兎の耳のような帽子を被っている。初期のころは鷲津と変わらない体格で強面の不良系キャラであったが、そのうちにデフォルメして描かれることが多くなった。日に日に小さくなり現在は小柄な外見で(鷲津の背中にスッポリ乗っかれるほど)、すっかり子供好きの癒し系キャラに変わってしまい、さらに鷲津のイメージの中では、女性化もした。また、ある屋敷に鷲津と一緒に潜入したときには変装としてメイド服を着たことがあり、どう見てもパッチリ目のかわいらしい小柄の少女に変装した。基本的には鷲津の背中に乗って行動している。 マサシ 声 - 田村睦心 与一がやってくる前から斑鳩道場にいた4人の門下生のうちの1人。かごめの同級生で腕白な少年。 学校ではいじめられがちなかごめを何かとかばっている。彼以外の門下生もマサシがかごめのために声をかけて集めた同級生たちである。かごめのことを本当に大切に思っているが、恥ずかしさからか素直になれずにぶっきらぼうな態度を取ることも多い。その態度をよく同級生たちにからかわれている。 まさゆき 声 - 井口裕香 斑鳩道場にいた4人の門下生のうちの1人。 ひろゆき 声 - 佐藤聡美 斑鳩道場にいた4人の門下生のうちの1人。 よしお 声 - 関山美沙紀 斑鳩道場にいた4人の門下生のうちの1人。
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