地球の武道家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 02:31 UTC 版)
「ドラゴンボールの登場人物」の記事における「地球の武道家」の解説
主要戦士には劣るが、戦闘の達人たち。 亀仙人 声 - 宮内幸平(元祖、Z第2話 - 第260話、劇場版第1作 - 第12作、ゲーム『真サイヤ人絶滅計画』、『偉大なる孫悟空伝説』、『アルティメットバトル22』、『真武闘伝』)、佐藤正治(劇場版第16作、第18作 - 第19作、改、超、『ドラゴンボールヒーローズ 邪悪龍ミッション 第1弾』以降のゲーム)、増岡弘(Z第288話、GT、特別編、『ドラゴンボールZ3』〜『突撃!レッドリボン軍』までのゲーム版)、愛川欽也(劇場版第17作)、石森達幸(ゲーム『アドバンスアドベンチャー』) 悟空たち亀仙流の師匠。亀仙人は異名で、かつては武天老師(むてんろうし)の尊称で世界最強と呼ばれた武道家。弟子たちには抜かれつつも本気になった時の最大出力のかめはめ波や肉弾戦などの強さは必ずしもひけをとらない。 チチ 声 - 荘真由美(元祖、Z第1話 - 第66話、劇場版第4作 - 第6作、ゲーム『ドラゴンボールZ』)、渡辺菜生子(Z第88話 - 最終回、GT、特別編、改、超、劇場版第7作 - 第8作、第10作 - 第12作、第15作、第18作、ゲーム『カカロット』) 亀仙人の弟子である牛魔王の娘。少女期に悟空と会う。後に彼の妻となり、孫悟飯や孫悟天を産む。父親から学んだ亀仙流の技で、天下一武道会予選を勝ち抜くほどの武道の達人。ブルマ同様、怒ると悟空を含む地球の戦士たちも頭が上がらなくなるほど気が強い。 子供たちの教育には厳しく、とりわけ悟飯に対しては「武闘家としてではなく学者として立派になってほしい」との願いから教育ママとして振舞うことが多かったが、人造人間編以降は悟飯が戦うことにある程度は理解を示すようになる。 牛魔王(ぎゅうまおう) 声 - 郷里大輔(元祖、Z、改4話 - 18話、劇場版4作)、大友龍三郎(改55話 - 159話、劇場版18作、ゲーム『カカロット』) フライパン山に住む4メートル強の大男で、亀仙人の2番弟子。かつては、各地から金銀財宝を奪い、自分の城の財宝を狙う者をことごとく殺害。武道界と裏社会でも名が知れており、「悪魔の帝王」と呼ばれ恐れられていた。チチの父親でもあり、彼女を産んですぐに妻が他界したため、男手一つで娘を育てた苦労人の面も持つ。訛りのある言葉で話すのが特徴的。5月6日生まれで血液型O型。 ドラゴンボールを探しにフライパン山にきたブルマ一行に自分の財宝を狙ってやって来たと思って襲い掛かるが、悟空の所持品を見てすぐに素性を知り打ち解ける。「悟飯さんの孫なら娘をやってもいい」とまで言い放つ豪放磊落な性格でもある。 エイジ739、赤ん坊のチチとともにピクニックに行っている最中、牛魔王の城がある涼景山に火の精が落ちてきて山が火だるまになり、涼景山はフライパン山と呼ばれる場所になるが、後にフライパン山の火を消すために悟空が連れて来た亀仙人と再会し、無闇に殺生をしないようにと諭されてからは温厚になっていく。山がかめはめ波で消し飛んだ後、山の城に蓄えていた財産を拾い集めており、後に孫一家の生活費として使われることになる。 その1年後、元祖31話で娘のチチとともに再登場した際には、改心して村人たちと仲良く暮らしており、中華風の屋敷を建てそこに住んでいた。チチと悟空の祝言を挙げるために村人にその準備を手伝わせており、地元の豪族のように振る舞う。また、村をレッドリボン軍が襲撃した際には率先して迎撃に向かい、網で捕らえられた際には自分に恨みを持った連中の仕業だと考え、過去の悪行に対する報いと受け止める。 娘のチチが小さな頃はゴーグルと一体化した牛のような角と水色の長い羽飾りがついたヘルメットと、赤いマントとプロテクターを着用している。第23回天下一武道会以降は牛のような角がついた帽子と白い半袖シャツと眼鏡を着用し、かつての乱暴者の面影はなくなる。この服装は鳥山明がアニメの参考用にデザインしたものであり、原作にも登場している。アニメではしばしば悟空のことを「ムコ殿」と呼び、悟空からは結婚後も「オッチャン」と呼ばれている。悟飯が生まれた後は人当たりのよい祖父となり、悟空にたびたび苛立つチチをなだめるなど悟空に対しても寛容である。後には曾孫まで生まれたが、牛魔王自身は外見に老化がほとんど見られない(アニメでは、髪と髭の色がやや薄くなっているものの全体像は変化無し)。 亀仙流の武術はほとんどマスターしているが、唯一かめはめ波のみ使えない。これに対し鳥山明は「牛魔王は技より力のタイプ。それに実力はちょっと伴わなかったため」と答えている。また、鳥山は料理の得意なキャラクターとしてヤムチャと共に牛魔王を挙げている。 『超』では、魔人ブウ戦から数年後の悟飯とビーデルが結婚した頃にはあまりお金が残っていない。『超』第1話では牛肉親善大使認定証をもらっている描写がある。 『GT』では第31話で娘のチチたちと共にベビーに洗脳された1人として登場しており、ベビー戦後に開かれたパーティーに参加したのが最後の登場。 命名は『西遊記』の牛魔王から。登場エピソードも『西遊記』のものからとられている。 ヤジロベー 声 - 田中真弓 元は狩猟生活をしていた日本刀の使い手。少年期の悟空とほぼ互角に闘うほどの武術の達人でもある。小心者で闘いにはあまり参加しないが、サイヤ人編ではベジータの尻尾を斬り落とす活躍をみせた。パワーとタフネスぶりはかなりのものである。しかし舞空術は使えない。 ミスター・サタン 声 - 郷里大輔(Z、GT、劇場版12作、14作 - 15作、特別編)、石塚運昇(改、超、『タッグバーサス』〜『ゼノバース2』までのゲーム、劇場版18作)、江原正士(ゲーム『カカロット』) 格闘技世界チャンピオンで、セルゲームから登場。一般市民の間では「格闘界の超大天才」や「脅威から世界を救った宇宙最強のヒーロー」と認識されている。地球規模におよぶ知名度を持つ英雄。世界的に武道のレベルが大幅に低下した時代での話故に実力は悟空たちに遠く及ばないが、困っている人を放っておけない正義感の持ち主。 ビーデル 声 - 皆口裕子(Z、GT、特別編、超)、柿沼紫乃(超コラボスペシャル!、改) ミスター・サタンの娘で、孫悟飯が通うオレンジスターハイスクールのクラスメイト。格闘技の実力で父親のサタンを遥かにしのぐその強さは確かなものだが、本人にその自覚はない。悟飯に舞空術を習う修行の過程で、悟飯に惹かれていく。後に結婚し、一女(パン)をもうける。 ウーブ 声 - 浦和めぐみ(Z、改)、私市淳(GT) 魔人ブウ(純粋)の魂が閻魔大王により善人に転生した地球人。貧しい村の出の5人兄弟の長男で、貧しい一家を支えている。天下一武道会で悟空と対戦し、武道に関してほぼ素人にもかかわらず悟空と闘い、その高い潜在能力から悟空や仲間たちを驚愕させる。その後は悟空に師事し、ここで原作の物語は終了している。エイジ774生まれ。 『超』では悟空が閻魔大王にブウ(純粋)が人間に生まれ変わったことを聞いてその存在を知っていた他、デンデからは力の使い方を教えるべきだと言われていたことが明かされた。アニメは台詞のみであったが、漫画では力仕事をしながら弟か妹をあやしている場面が描かれた。 『GT』では5年の修行を終え悟空と激戦を繰り広げるまでに成長する。真面目で礼儀正しい性格。ベビー編では完全体のベビーと善戦するが敵わず、ミスター・ブウと融合する。その後、跳ね返された変化光線をわざと食らってベビーの体内に入り込み、内部から攻撃するという頭脳戦も見せる。師匠である孫悟空と地球のヒーローであるミスター・サタンに憧れている。天下一武道会決勝戦では変装していたパパイヤマンの衣装を脱ぎ、本気でサタンに挑むが同化したブウから制止され勝ちを譲った。当初は釈然としない様子だったが、祝福されるサタンを見て素直に祝福する。超一星龍戦では悟空とベジータのフュージョンに感動して悟飯たちにフュージョンを申し出るが、右腕を負傷していたためお預けとなる。 鳥山明の漫画『ネコマジンZ』に1コマだけゲスト出演しており、悟天やパンら悟空の家族と共に原作最終話より成長した、悟空などが着ていた亀仙流の道着を着た姿で登場。ネコマジンZとは兄弟弟子に当たり、すでに面識があった。 名前はブウを逆から読んだものとなっている。
※この「地球の武道家」の解説は、「ドラゴンボールの登場人物」の解説の一部です。
「地球の武道家」を含む「ドラゴンボールの登場人物」の記事については、「ドラゴンボールの登場人物」の概要を参照ください。
- 地球の武道家のページへのリンク