チャック・ノリスの真実への言及
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「チャック・ノリス・ファクト」の記事における「チャック・ノリスの真実への言及」の解説
2006年3月20日、タイム誌。「現象の始まり」を参照 TIME magazine interviewed Chuck Norris, him an "online cult hero."(チャック・ノリス・インタビュー 「オンラインカルトの英雄」) 2006年10月23日、チャック・ノリスがオピニオンとしてコラムニスト・デビューを飾ったワールド・ネット・デイリーの連載第一回目のテーマは、チャック・ノリス・ファクトであった。各論では、彼のお気に入りのファクト紹介や有名なファクトを個別に取り上げ、その一つ一つに彼が丁寧に感想を述べる記述まであった。以下は総論からの抜粋である。 On Chuck Norris 'mania' sweeping the Net(チャック・ノリス“マニア” がネットを席巻) あなたは、“チャック・ノリスの真実(ファクト)”を耳にしたことがありますか? 私の空手チャンピオンという経歴と映画での"タフガイ"としての役わりを基にする、50,0000以上もの“真実”と称されるジョークがインターネット上を循環しています。しかも、それを広めている彼らは、人々にこれは“ジョーク”なのではない“真実”なのだと言います。 これらの“真実”は社会現象とまで呼ばれ、この流行は高校や大学生の若者を中心に広がりを見せました。“真実”がどのようにして生まれ、現象と呼ばれるまでに至ったのか、その経緯を説明するのは容易なことではありません。 当然、過去数年に渡って、人々は山火事のような凄まじい勢いで私に尋ねました、「あなたは(チャック・ノリス・ファクトを)どう思いますか?」 私の答えはいつも同じです。いくつかは面白いです。いくつかは、かなり大げさです。そして、ありがたいことに、そのほとんどは単に罪のない娯楽を推進しています(しかし、一部には子供には適さないのもあり、あなたがインターネット上に“チャック・ノリス・ファクト”を探しに行く場合は注意が必要です)。 “チャック・ノリス・ファクト”がなぜ大流行したかについて、私自身まだよく分かりません。これは非常に驚くべきことです。私は男の子はやっぱり男の子なんだなということを知っていますし、(ファクトに)腹を立てることも、あまり真剣に受け取ることもしません。私は、ファンにとても感謝しています。 他の人々が(ファクトを)読み、引用するのと同じくらい、私も楽しんでいますから、正直(ファクトには)面を食らっていますが、大部分の“チャック・ノリス・ファクト”は、私のことを、超自然的で、超人的な力を持ったキャラクターであると記載しています。そして、この惑星の歴史上に存在する唯一の超人であると解説します。それは私ではありません。 あなたの魂が癒しを必要とする場合、あなたが必要とする処方箋はチャック・ノリスの涙ではなく、それはイエスの血です。 繰り返しますが、私は嬉しく、また世界中の若者たちの、全く新しい世代のための魅力的な公人になった経緯に驚いています。しかし、私自身は何でも可能にする人間ではありません。なぜならば、私が(映画やドラマで)演じてきた最も不屈なキャラクターでさえ、この宇宙の神秘の力の謎までは、解き明かす事ができなかったのですから。 2007年5月、エンパイア誌のNick de Semlyenは、チャック・ノリスという生ける伝説をインタビューするためにテキサスを訪れた。彼が、初期主演作で知られるキャラクター、ブッカーとして『エクスペンダブルズ2』で映画館に再び侵入したように、私たちも貴方が楽しめるに十分なインタビューを持っている。警告: 冒頭に回し蹴りを含んでいます。との序文のもと、 Chuck Norris: In His Own Words(チャック・ノリス: 彼自身の言葉で) と題されたインタビューが、『エクスペンダブルズ2』の公開に合せ2012年8月15日にエンパイア公式ウェブに再掲載された。 奇妙な何かが起こった、ポップカルチャーは彼を受け入れ始めた。2004年、彼は、学園コメディ映画 『ドッジボール』の中に急に現れた。2006年には、彼の不運な'80年代アニメ“karate Kommandos”の再放送がテレビで始まった。そして最も痛快と呼べる、「チャック・ノリスの真実」とラベルが施されたポール・バニアン・タイプの寸言(すいげん)シリーズは、彼の神秘性を反復しながら、インターネットを循環し山火事のように広がった。 すなわち: 「神が『光あれ』、と言ったところ、チャック・ノリスに『お願いします』だろ? と怒られた」かの勢いで。 「将軍から、イラク米軍の指揮をしてくれないかと、しつこくせがまれているんだ」彼は苦笑した。 「実際に、ある戦車の砲塔には私の名前がペイントされていた。兵士たちは、私を戦車の中に招きいれ、私は誘導シェル(ジャベリンのようなロック式の武器)を反政府グループに発射したんだ!」 それは、おそらく多くを殺したでしょう? 彼は大声で笑う。「まあ、私には分からない。そのシェルは10マイル先まで飛んで行ったからね...」 "Violence is not the answer - the answer is love." Chuck Norris(チャック・ノリス: 「暴力は答えではない - その答えは愛だ」) それは、米国の軍隊の中で特にポピュラーな、交戦地帯に連れ出された最初の“チャック・ノリスの真実”だった。ノリスは、このカルト(熱狂的)崇拝の対象であることを知ったとき、衝撃を受けたことを認めている。「私に突然アフリカ(のサーバー経由だったが、それはどこからとも考えられた)から、これらすべての“真実”がメールで送られてきたのです」。私は驚きました、しかし、それらを読み進めるうちに、「これは、かなり面白い...」 「私は、それを最初に始めたと呼ばれている男に電話をしました。彼はロードアイランド州の(大学の)新入生だった」「そして、彼に会いにくるようにと、私の元に招待したんだ」 「彼は素敵な若者で、4ヵ月後に彼から“ファクト”(のウェブサイト)が3億以上のヒットを記録したと電話で報告がありました」「それは信じられない事だ! 私は若者達からの大きな賛辞としてそれを受け取ろうと思いました」 以上のように、イラク訪問時に目の当たりにした軍隊内での自身のファクトの浸透ぶり、遡ってのファクトとのファーストコンタクトの衝撃、そして、ファクトの作者の若者へ自身で電話を掛け、自宅に呼び出していたという(「マウンテン・デュー」テレビスポット。顔負けの)驚くべきエピソードを打ち明けている。また、インタビュー後の歴代出演作の解説の際、『地獄のコマンド』(1985年)に対して、 「私の映画は、実際に必要性がなければ私は暴力を始めることはない。暴力は答えではありません。答えは愛です」 と先のファクトを自らそのまま引用するという、取材へのサービスを見せている。また『デルタ・フォース』(1986年)の解説では、“チャック・ノリスのバイクからのミサイル発射が、中東のテロを解決した”とリード文が添えられ、共和党政権下、ホワイトハウスという政治中枢において、チャック・ノリス・ファクト現象が到来する以前より、ファクト現象を予期し先取りしていたかのような、信じ難い実話の存在が明らかにされている。 「私がロケットランチャー・オートバイに乗っているスチール写真が、イラク戦争の公式ポスターとして使用されることになり、私は、上院とブッシュ前大統領のために、ホワイトハウスで『デルタ・フォース』を上映しました。彼らはテロリズム法案可決に向け準備中であり、そのスクリーニングを縫っての依頼でした。その時、私が振り向くと、後方にいたボブ・ドール(上院議員)が最後まで映画を観ているのが確認できました。上院の議事録には、ボブ・ドールは『デルタ・フォース』を観ていたために投票に遅れた”と記載されていますよ!」 2012年8月14日、ニューズウィーク/デイリーベストにおいて、チャック・ノリスはアメリカ空軍の軍務に就いた後、ブルース・リーと対決しました。そして今、彼は『エクスペンダブルズ2』の中で、シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリスの相手役として主演します。映画ヒーロー達から若者達まで、伝説のアクションヒーローは、アメリカを偉大な国にしているものとは何なのかを解説します。との序文のもと、 Chuck Norris’s 10 Favorite Things(チャック・ノリスのアメリカに関する10の好きなもの) と題されたコラムを執筆した。彼は、8番目、9番目にそれぞれ、「ユーモアのセンス」「今日の若い世代」を挙げた。理由は次の要約の通りで、チャック・ノリス・ファクトを積極的に肯定し、それによって自身が受けた恩恵と社会に齎す効用を具体的に示している。そして、ファクトを紡いだ若者世代のユーモアのセンス、その普及に不可欠であったインターネットのメディア革命を力強く支持した。 8. ユーモアのセンス。困難な時代の中だからこそ、我々には、奇妙でグッドな笑いが必要です。人生の闘いにおいて、私たちは暫しユーモアを忘れ、必要以上に深刻になりがちです。そんな時、笑いは、私たちが自分を取り戻すために必要な最良の薬にもなり得えます。かつて、マーク・トウェインは言いました。「人類だけが持つ、実に有効な武器が1つだけある、それは“笑い”です」 9. 今日の若い世代。「チャック・ノリスの真実」のおかげで、私は、若者たちと実際に深く繋がることができました。お見逃しの方にご説明申し上げれば、「チャック・ノリスの真実」とは、若い世代の人々によって作られ、彼らによって広められた、私の人生や能力への神話的表現です。それらは、インターネット現象とそのパワーの証明でもあります。私は、全く新しいそのメディア革命に多少は圧倒もされていますが、その影響力からは大きな恩恵も受けています。私は、「チャック・ノリスの真実」が、従軍する兵士の日々に、明るさと励ましを与えている事を知りました。私はとても嬉しかった。イラクに我々の軍隊を訪問できた事とともに、それは二重の意味の栄光でした。
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