現象の始まり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 02:48 UTC 版)
「チャック・ノリス・ファクト」の記事における「現象の始まり」の解説
これらの現象は、2005年頃からインターネット上で発生し、2006年にはワールド・オブ・ウォークラフトなどのオンラインゲーム・プレーヤーのチャット等で流行り始め、その後、高校生、大学生を中心に爆発的な広がりを見せてインターネットを席捲、熱狂的な大流行となった。 現在は、英語圏だけではなく、あらゆる言語に訳され、欧米、南米など、世界中の国や地域で一般にも(日本、韓国という東アジアを除き)広く浸透している。親しんでいる層も男女問わず子供から壮年層と世代をも横断しており、まさに大衆文化と言っても過言ではないポピュラリティーを獲得している。発祥の地・北米では、ファクトをまとめた書籍やグッズがメイン・ターゲットである大学生ら若者層だけでなく、小中学生の子供にせがまれた親が買い求めるプレゼントとしてクリスマス商戦のヒット商品にもなった。 タイム誌は2006年3月20日号で、彼を「オンラインカルトの英雄」と呼んで、チャック・ノリスへのインタビューを行った。彼は、チャック・ノリス・ファクトを「奇妙な、しかし、非常に人気があることわざ」と呼び、次のファクトを引用した。 Chuck Norris can divide by zero.(チャック・ノリスはゼロ除算ができる) これらはテレビの人気トーク番組にも取り上げられ、チャック本人が数々の「真実」を読み上げ笑い飛ばすことで、お茶の間でも話題となる。2009年10月には、チャック本人厳選によるオフィシャル・ファクトブックも発売され好調な売れ行きを示した。各局のニュース番組には、オフィシャル・ファクトブックを手にしたチャックが出演し、「余りにも大げさな『真実』の数々に気分を害することはありませんでしたか?」とのアンカーマンからの質問に対して彼は即座に「ノーノーノー」と笑顔で否定し、続け「『真実』のなかには、本当に可笑しくてファニーなものがあります。読んで私も笑います」と理解を示し「とても光栄に思う」と述べ、「これを、きっかけに本当の私をもっと知って貰うきっかけになればいいね」と続けた。そのさい、最もユーモアがあり気に入っている「真実」として、次のファクトをあげた。 When the Boogeyman goes to sleep every night, he checks his closet for Chuck Norris.(毎晩、ブギーマンは寝る前に自宅のクローゼットにチャック・ノリスが潜んでいないかチェックするんだ) 注:ブギーマンとはクローゼットに潜むお化けのことである。 When Chuck Norris does pushups, he doesn’t lift himself up. He pushes the world down.(チャック・ノリスは、腕立て伏せをするとき、自分の身体を押し上げるのではない。世界を押し下げるのだ) この「腕立て伏せの真実」は現実にチャックが子供とともに実演する動画 も公開もされ、腕立て伏せをするチャックのイラストがプリントされたオフィシャルTシャツが発売され人気商品となっている。
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