わかばガールズ
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「けいおん!の登場人物」の記事における「わかばガールズ」の解説
「わかばガールズ」は、唯たちの卒業後、梓が軽音部の部長を引き継ぎ結成したバンドである。全員が何かと初めてのことが多い初心者であることから命名される。放課後ティータイムから引き続き在籍する梓と、新しく憂と純の三年生が入部、後輩で新一年生の菫、直の2人が入部し部員数が5人となる。 中野梓(なかの あずさ) 唯たちの卒業後、軽音部の部長となった。 平沢憂(ひらさわ うい) 声 - 米澤円 桜が丘高校在籍、1年2組→2年1組→3年時不明 パート:ギター 2月22日生まれ(魚座)、身長154cm、体重50kg、血液型はO型。 唯の2歳年下の妹(ただし早生まれのため学年は1学年下)。姉の唯がだらけがちなのと対照的に、面倒見がよく、真面目で礼儀正しい性格。唯と同じ桜が丘高校に進学した。 唯が在学中は部活はしておらず折に触れて唯たちの活動をサポートしていたが、唯たちの卒業後、純と共に軽音部に入部。パートはギターを担当する。 説明書をきちんと読み、数日練習しただけでギターを唯よりもうまく弾きこなして周りを驚かせるなど真面目で飲み込みが早い。それに加えて成績も優秀で、1学年上であるはずの姉に試験勉強を教え、赤点を回避させている。梓のギターと純のベースに合わせてオルガンを弾いたこともある。軽音部に入部後もギター経験者の梓やさわ子が驚くほどのその天才ぶり(奥田直が作曲した指が6本ないと弾けないパートを普通に弾いた)を発揮する。 家事に関しても万能で、留守がちな両親に代わって家事をこなすなど、非常に「出来た子」。生真面目で、体調を崩したときに家に来た軽音部のメンバーにお茶を出そうとするほど。ただし、本質的には唯と同様に無邪気で人懐っこい面もあり、和のことも人前ではさん付けで呼んでいるが、それ以外では幼いころと変わらず「和ちゃん」と呼んでいる。 highschoolでは、紬に代わって、部活のティータイムのときに、自分で焼いたケーキや洋菓子などを軽音部のメンバーに振る舞っている。 バッティングセンターにて、隣でバットを振っていた客を見よう見まねで真似したところホームランを出したという逸話もある。 唯の笑顔を見ることに幸せを感じており、だらけた唯の面倒を積極的に見るなど姉思いの優しい妹。姉妹仲は「溺愛」といって差し支えないほど極めて良好。 唯と離れて暮らすようになってからはある程度干渉を控えている様子が伺える。卒業後の進路も考えて決めると言っており、さわ子に「何が何でもN女子大に行くと思ってたわ」と驚かれた。 髪型は幼少時からいつもポニーテールにしているが、髪を下ろすと外見は唯と瓜二つ。唯が風邪をひいて、身代わりに唯に変装してほかの軽音部メンバーの前に現れたときには、胸のサイズの違いで見破ったさわ子以外、誰も憂だと気付かなかった。 collegeとhighschoolの両方に、写真や回想、カメオを除いて、1エピソードに関わるかたちで登場した唯一のキャラクターである。 鈴木純(すずき じゅん) 声 - 永田依子 桜が丘高校在籍、1年時不明→2年1組→3年時不明 パート:ベース 憂と同じ中学出身の友達で、のちに憂と一緒に桜が丘高校に進学した。愛称は「純ちゃん」で、大学生の兄、淳司がいる。 憂とともに一度は軽音部に見学に来ていたが、個性の強すぎるメンバーがいる軽音部の雰囲気に圧倒されて入部しなかった。一方で、学園祭では放課後ティータイムのステージの良さに顔を赤らめて驚いたり、澪に憧れているような描写がされたりしている。同じクラスの梓とは非常に仲がよい。梓や憂から話を聞くうちに軽音部に羨望の意思を示すようになる。 ベースをやっているのは澪に憧れているため(兄の淳司の影響もある)。使っているベースは中古で、お金を貯めて購入している。2年生のときに梓から軽音部に誘われた際は、唯たちが卒業して部員が梓1人だったら入ろうかと答えており、最終回の唯たちの卒業後はその言葉通り、憂とともに入部した。一方、テレビシリーズではジャズ研究部に入部しており、1年の後輩が複数いる。内部競争の激しいジャズ研で鍛えられ、ベースの腕前はなかなかのもの。 また、焦茶色のショートカットの髪をツインテールにしているが、相当な癖っ毛で、家族以外の人前では髪の毛をほどくのを躊躇しており、朝の髪の爆発具合でその日の天気と湿度が分かる。A2.5で、唯が修学旅行に行って、一人で寂しがっている憂の家に梓と一緒に泊まりに行った際に、梓から苦言を呈されるほどマイペースすぎる一面も。 highschoolでは、冒頭で悩む梓と憂を諭したり、ライブが近く焦っている梓を遠目に「悩んだ所で自分たち以上の力を出せるわけないのにね?」と不思議がるなど、達観している一面が伺える。 梓と憂と一緒に学校へ受験対策の補習に行ったとき、純だけは赤点の補習だとさわ子が思い込んだことに対して甚だ心外だった様子だが、成績の詳細は不明。 兄の淳司とは仲が良く、淳司のことを「あっちゃん」と呼ぶ。純と同じくベースをやっている淳司のマンションでたびたびベースを教えてもらっており、一緒の所を梓たちに目撃された際には、おめかししたように髪を降ろし、腕を組んでいたことから、彼氏とのデートだと勘違いされた。 斉藤菫、奥田直 「highschool」のみの登場キャラクターであるため、「わかばガールズ(後輩)」を参照。
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わかばガールズ(後輩)
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斉藤菫(さいとう すみれ) パート:ドラムス 唯たちの学年が卒業した後に桜が丘高校に入学してきた1年生。梓、憂、純の後輩であり、直とは同級生でクラスメイト。セミロングの金髪に碧い目をした、外国人のような見た目(実際は外国人)が特徴。 梓たち3人が三年生となった始業日の放課後、軽音部の部室に残っていたティーセットの棚を強引に回収しようとしていた現場を3人に見つかるが、そこから軽音部との交流を持ち、以降はたびたび部室に足を運ぶようになる。その後、梓が弾き語りをした新歓ライブの翌日「こんな部活なら入部してもいいかもしれない」の言葉を聞いた梓たちに確保され、入部となった。 実は紬の実家である琴吹家に代々仕える斉藤家の子供で、琴吹家に住んでいるが、当初は梓たちにそのことを隠していた。菫は琴吹家での身分を「居候」と思っており、紬のことも「お嬢様」と呼んでいる。最初に部室のティーセットの棚を動かそうとしていたのも、紬に「新学期が始まる前にティーセットを片付けるように」と指示をされていたためである。だが、これらのことは軽音部に入って多くの経験と楽しい思い出を作れた紬が、内向的な菫にも自分と同じ経験をさせようと、ティーセットを回収するという口実を作って音楽室に向かわせ、入部のきっかけになってほしいと紬がさわ子に頼んでいたためである。 菫と紬は本当の姉妹のように仲がよく、琴吹家で英才教育を受け他の子供と遊ぶ機会がなかった紬にとって菫は唯一の同年代の遊び相手であり、紬の高校入学前までは、菫は紬を「お姉ちゃん」と呼んでいたほど。紬も卒業時には、さわ子に菫のことを「来年入学する妹」と言っていた。 紬同様お茶の入れ方がうまく、さわ子が絶賛するほどの腕前を持っている。また、さわ子が持っていたメイド服を「下級生が着るもの」と思い込み、自主的に着ている。 なお、菫が金髪で碧い目をしているのは、斉藤家の元来はオーストリア人で、琴吹家が日本に連れてきて改名させたためと菫は言っているが、詳細は不明。 ドラムを始めたきっかけは、ストレス発散になりそうだから。 同級生でクラスメイトの直とは当初、直の独特の雰囲気から馴染めず「奥田さん」と呼んでいた。梓たちが修学旅行で二人になったとき、勇気を出して「お互い呼び捨てで呼んではどうか?」と言い、以降「直」と呼べるようになって友情が深まり、奥田家へ泊まりがけで遊びにいったりするようにもなった。 梓、直からは「菫」、さわ子からは「菫ちゃん」と呼ばれるが、憂と純からは見た目がそれっぽい(外国人っぽい)という理由で、憂からは「スミーレちゃん」、純からは「スミーレ」と呼ばれている。 奥田直(おくだ なお) パート:DTM、PA、作詞、作曲 唯たちの学年が卒業したあとに桜が丘高校に入学してきた1年生。梓、憂、純の後輩であり、菫とは同級生でクラスメイト。ショートヘアに赤い眼鏡と髪止めをしているのが特徴。 梓が弾き語りをした新歓ライブの日、軽音部に体験入部をした生徒。しかし楽器はすべてにおいて初心者であり、梓たちを驚かすほど楽器を不適切に扱ってしまう行動をとるが、全部活の体験入部後、一番できそうだからという理由で軽音部に入部する。入部後一度退部しようとするも、引き止めたさわ子の勧めでパソコンで音楽を作るソフトの「DTM」を知り、直も「これなら私でもできる」と退部を思いとどまった。以降はDTMで作曲を始めて音楽への興味がかなり強まったようで、夏休みの短期間で10曲作る、梓のために作詞をする、学園祭ライブでPAエンジニアとして活躍するなど、裏方的な支えをしている。 一度、わかばガールズのボーカル候補として名前が上がり、直自身も歌うことは大好きで引き受けようとしたが「一度、弟たちとカラオケに行ったが、それ以降誘っても断られている」ということで、梓と純にマイクを取りあげられてしまう。 天才肌で万能な憂のことが当初非常に気になっており、直は憂のことをロボットのように認識していた。その後、雨の日の放課後、憂と一緒になり、憂が傘を忘れた人に貸すための傘を持ってきておきながら自分の傘を忘れていたことなどから憂も普通の女の子なのだなと認識を改めた。しかしそれでも憂には敵わないと言っている。 独特な雰囲気を持っているため、同級生でクラスメイトの菫や、先輩である梓たち3人は当初、直のことを「奥田さん」と呼んでおり、下の名前を菫は忘れかけ、梓たちは知らずにいた。その後、菫は自身の考えから、部長の梓は後輩たちとスキンシップをはかるため、「直」と呼び捨てするようになり、憂と純にも「直と呼ぶように」と指示した。 母親が外へ働きに出ているため(父の存否は不明)、彼女が家事や弟たちの世話をしている。
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