わかとち未来会議
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わかとち未来会議は、市の農都共産室から旧若栃小学校の廃校利用が提案されたことをきっかけに2006年(平成18年)2月に発足した。男女25名で地震復興・地域おこしを目的に活動が始まり、伝統料理の伝承・若栃の歴史や地震の記録・フラワーロード作りなどの5つの班で構成されている。 2006年8月のNPO百万人のふるさと回帰支援センターの仲介による、早稲田大学生等の1泊2日農業体験で民泊を受け入れたことをきっかけに、その後の民泊受け入れ世帯が増える。また、これをきっかけに早稲田大学生が定期的に若栃集落を訪問するようになった。 グリーンツーリズムなどの観光業に対して積極的で、2008年(平成20年)11月末から12月にかけてグリーツーリズムの先進地4ヵ所(大分県宇佐市安心院町松本集落、岩手県遠野市、北海道新徳町と土幌町、福井県三国町)を手分けして視察。翌年の2009年(平成21年)2月に報告会を実施し、グリーンツーリズムの第1人者の青木辰司東洋大学教授を迎え、地域おこし団体の関係者80名が聴講した。また、中越大地震後に空き家となった古民家を民宿として活用するため購入・改修。購入費も含めて改装には千数百万円が掛かったが、約3/4は復興基金の補助を得た。後に農家民宿「おっこの木」を営業を開始する。 他にも2008年に(平成20年)長岡市法末集落と若栃集落を結ぶ山道「嫁入り街道」を整備し約、60年ぶりに開通させた。2011年(平成23年)には、戊辰戦争史跡の慈眼寺山門の仁王像の大わらじ(長さ2.5 m、重さ約30 kg)を作成したりと活動は多岐に渡った。 2014年(平成25年)には里山暮らしの価値や意義を考えることを目的とし、連続講座「わかとち楽校」を始めた。講師としては、立教大大学院教授 内山節、東大名誉教授 清水博、日本総合研究所主席研究員 藻谷浩介、民族研究家 結城富美雄などが務めた。
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