なぞぷよ単体で発売された作品
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「なぞぷよ」の記事における「なぞぷよ単体で発売された作品」の解説
特記無き価格は税別価格。一部の作品には、なぞぷよのみならず「とことんぷよぷよ」も同時に収録されている。 なぞぷよ(ゲームギア) 1993年7月23日発売。本体同梱で15,800円。2Mロム。「ゲームギア+1」シリーズの1つとしてゲームギア本体とのセット販売のみ行われ、単品では販売されていない。発売元はセガ(後のセガゲームス)。 ゲームギア版『ぷよぷよ』に収録された「なぞなぞぷよぷよ」モードが好評だったことにより、単体で独立させボリュームアップした作品。全100問。パスワードコンティニュー方式。初めて自分で問題を作成することが出来る「えでぃっと」機能が搭載されたものの、作成した問題のセーブは不可能だった。 本作と同じ問題が前述のPS2版『ぷよぷよ通 パーフェクトセット』に収録された他、後にセガから携帯電話アプリに移植された(後述)。 2013年9月25日よりニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信開始。309円。 なぞぷよ2(ゲームギア) 1993年12月10日発売。4,500円。2Mロム。発売元はセガ(後のセガゲームス)。 なぞぷよの単体版第2弾で、初めて単体ソフトして発売された。全200問。25問クリアするごとに、アルルとカーバンクルのショートアニメが流れる。問題は全てユーザーから投稿された問題であり、エンディングでは問題を提供したユーザーの一覧が表示される。本作ではバッテリーバックアップ方式に変更されたことに伴い、パスワード不要でクリアした範囲内で任意の問題から再開できるようになり、前作から引き続き搭載された「えでぃっと」で作成した問題も30問まで保存可能となった。 本作と同じ問題が前述のPS2版『ぷよぷよ通 パーフェクトセット』に収録された他、後にセガから携帯電話アプリに移植された(後述)。 2013年10月23日よりニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信開始。309円。 なぞぷよ アルルのルー(ゲームギア) 1994年7月29日発売。3,800円。2Mロム。発売元はセガ(後のセガゲームス)。 なぞぷよの単体版第3弾。本作から、ゲーム中のフィールドとぷよのグラフィックがリニューアルされた。『なぞぷよ』としては初めてストーリーが設けられ、アルルが夕飯のカレーの材料を集めようとしたところ、商人や住民らから金銭の代わりになぞぷよを解くことを求められるという内容となっている。本作ではセーブ機能は無く、パスワードコンティニュー方式に戻された。前作までとは異なりエディット機能は搭載されていないが、代わりに「とこぷよ(とことんぷよぷよ)」モードを同時に収録している。なお、パッケージ及び説明書表紙のカレーの画像は、ハウス食品の協力、提供によるものである。 本作から、消すことができない障害物である「壁」が初登場。アルルを操作して2Dマップを移動し、敵キャラクターに話しかけてなぞぷよを解く。敵キャラクターは全部で20体で、1体につき10問で全200問。ただし、そのうち任意の5問のノルマをクリアすれば敵を倒すことができる。このため、分からない問題が出てきた時はパスすることも可能で、1回分のダメージを受けて別の問題に変えることができる。ステージ内の敵を全て倒すとボスキャラクターに挑めるようになり、ボスを倒すと次のステージへ進めるという形式。4面以外は、任意の順番で対決する事が出来る。『魔導物語』と同様の、敵を倒すと経験玉を獲得してレベルアップするシステムを採用しており、レベルが上がれば体力が増加し、問題を失敗できる猶予回数が増えるようになる。一度クリアした後は、任意の問題を選んでプレイすることが出来るフリープレイが出来るようになる。「とこぷよ」ではスコア記録はないものの、『ぷよぷよ』シリーズでは初めてこのモードでランダムでおじゃまぷよが降る仕様となっている。隠しモードであるサウンドテストの出現コマンドがコナミコマンドになっている。また、クリアしなくても隠しパスワードを入力する事によって、フリープレイに突入する。 2013年11月20日よりニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信開始された。 2020年10月6日に発売された復刻系ゲーム機・ゲームギアミクロ(の一つ「イエロー」)には、プリインストールされる4ソフトのひとつとして本作が収録されている。登場キャラクター(太字はボスキャラクター) 主人公:アルル・ナジャ 1面:ドラコケンタウロス、レイス、パキスタ、スケルトンT、ナスグレイブ 2面:ジャァーン、マンドレイク、ふふふ、ハーピー、すけとうだら 3面:ももも、ぞう大魔王、ウィッチ、さそりまん、うろこさかなびと(メロウ) 4面:シェゾ・ウィグィィ、ミノタウロス、ルルー、サタン 5面:ドッペルゲンガー なぞぷよ(PC-9821) 1994年11月11日発売。7,800円。3.5インチFD2枚組。発売元はコンパイル。 PC-98版『ぷよぷよ』の「なぞなぞぷよぷよ」をベースにして単品で独立させた作品だが、画面レイアウト等が若干変更されている。細かなルール設定はPC-98版に準じているが、本作では多色同時消しの問題は同色を別箇所で消した場合も条件クリアと見なされるという不具合がある。「えでぃっと」では作った問題を外部ファイルに保存することができるため、交換が容易になった。さらに、エディットデータを読み込む「でーたろーど」の項目でPC-98用『ディスクステーション(Vol.5 - 11)』に収録された問題も読み込むことが可能で、この場合のみ出現する特殊な敵キャラクターもいる。 ストーリーモードはアルルが魔導中学校の進学・卒業試験に挑む内容であり、試験内容として敵キャラクターから出題される問題を順番に解いていく。また、これとは別に連続でなぞぷよを解く「せめぷよ」モードもある。問題数はそれぞれ100問の全200問。登場キャラクター 主人公:アルル・ナジャ 1年生:スケルトンT、ドラコケンタウロス、さそりまん 2年生:ハーピー、ゾンビ、ルルー 3年生:ぞう大魔王、ミノタウロス、シェゾ・ウィグィィ、サタン(最終ボス) す〜ぱ〜なぞぷよ ルルーのルー(スーパーファミコン) 1995年5月26日発売。9,200円。8Mロム。発売元はバンプレスト。 前述の『なぞぷよ アルルのルー』のリメイク作品。アルルが主人公のゲームギア版をベースにリメイクしたシナリオである「アルルのルー」と、ルルーが主人公の新規シナリオ「ルルーのルー」の2種類のストーリーが用意されており、それぞれが一部交差しながら別々の展開となる。アルルは自分でカレーを食べるため、ルルーは愛しのサタン様に好物のカレーをご馳走するために材料を集める。各面の漫才デモやボスはゲームギア版から一新されており、最終面ではアルルとルルーそれぞれが互いに最終ボスとなっている。この他、ストーリーがなく連鎖問題のみをレベル別に集めた「連鎖への道」も収録。問題数は全てのモードを合わせて全290問。問題は多くがGG版なぞぷよシリーズからの流用、BGMの多くは『アルルのルー』からのアレンジとなっている。「エディター」機能も搭載されており、自作問題を50問まで保存出来るほか、クリア済みのモードから収録されている問題を呼び出し、フリープレイも兼ねて問題を自由に解いたり、アレンジすることも可能となっている。 本作から新たな障害物として、消すことができないが壁とは異なり宙に浮くことはできず、下に置かれたぷよが消えると落ちてしまう「鉄ぷよ」が初登場。アルルの連鎖ボイスは『す〜ぱ〜ぷよぷよ』からの流用、ルルーは新録のボイスであり、どちらも2 - 5連鎖以上までとなっている。ゲームシステムは『アルルのルー』と同様の経験玉システムを採用しているが、本作では敵キャラクターそれぞれで問題の設定ノルマ数が異なり、強い敵ほど多くの問題を解かなければならない(最少で1問、最多で10問)。「とこぷよ」も収録されており、高レベルではおじゃまぷよが降る他、隠しおぷしょんの設定により、デモ無しでひたすらなぞぷよの問題を解き続けるモードに変更することも可能。 サテラビューで製品版と同じバージョン(起動回数制限付き)が放送されていたこともある。 1997年12月1日からは『す〜ぱ〜ぷよぷよ』と同時にニンテンドウパワーでの書き換えも開始されていた(2007年2月28日をもってサービス終了)。ストーリー(アルルのルー) アルルはとびっきりのカレーを食べたくなり、材料を集める。 登場キャラクター(アルルのルー)※太字はボスキャラクター、括弧内の数字はノルマ 主人公:アルル・ナジャ 1面:パキスタ(2問)、レイス(3問)、ナスグレイブ(3問)、スケルトンT(2問)、ドラコケンタウロス(4問) 2面:ハーピー(4問)、ふふふ(3問)、すけとうだら(4問)、ジャァーン(3問)、マンドレイク(5問) 3面:ウィッチ(4問)、ももも(4問)、パノッティ(4問)、さそりまん(1問)、のみ(5問) 4面:ぞう大魔王(4問)、ミノタウロス(5問)、シェゾ・ウィグィィ(6問)、サタン(7問) 5面:ルルー(10問) ストーリー(ルルーのルー) ミノタウロスからサタンの好物がカレーだということを聞いたルルーは、とびっきりのカレーをサタンにプレゼントするため材料を集める。 登場キャラクター(ルルーのルー)※太字はボスキャラクター、括弧内の数字はノルマ 主人公:ルルー 1面:パキスタ(3問)、ドラコケンタウロス(3問)、ナスグレイブ(2問)、スケルトンT(2問)、レイス(4問) 2面:ふたごのケットシー(3問)、スキヤポデス(3問)、ゾンビ(4問)、マミー(3問)、バロメッツ(5問) 3面:トリオ・ザ・バンシー(4問)、ウィル・オー・ウィスプ(4問)、うろこさかなびと(メロウ)(2問)、のほほ(2問)、アウルベア(6問) 4面:サムライモール(5問)、ぞう大魔王(4問)、シェゾ・ウィグィィ(6問)、サタン(8問) 5面:アルル・ナジャ(10問) す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記(スーパーファミコン) 1996年6月28日発売。6,800円。12Mロム。発売元はコンパイル。 スーパーファミコンにおける、『なぞぷよ』第2作。ストーリーは『す〜ぱ〜なぞぷよ ルルーのルー』からの直接的な続編だが、『ぷよぷよSUN』の発売直前ということもあってか、登場人物の性格設定が『SUN』に近くなっている。メインモードの『ルルーの鉄腕繁盛期』では前作よりも広いマップを移動し、体力回復アイテムの「らっきょ」が導入されるなど、RPGの要素がさらに強化されている。本作ではルルーが単独で主人公を務めており、アルルは出題キャラクターではなく攻略のヒントを与える村人として、端役程度の登場に留まっている。前作同様の連鎖問題集も「連鎖の修行」として収録。問題数は全てのモードを合わせて全304問で、ゲームギアの『なぞぷよ2』と同様にいずれもユーザーから提供された問題となっている。また、「エディター」では前作同様にクリア済みのモードから収録されている問題を呼び出せるほか、自作問題を100問まで保存可能になった。 『ぷよぷよ通』に準じたクイックターンが追加されたが、固ぷよは登場しない。また、ルルーの連鎖ボイスは前作『ルルーのルー』からの流用で、2 - 5連鎖以上までとなっている。 本作は「とこぷよ」モードでも隠しオプションで「鉄ぷよ」を出現させることができるが、絶対に消すことが出来ない本編とは異なり、このモードに限り一定条件で消すことができる。前述の通りこの消去可能な鉄ぷよのルールは、形を変えて後のシリーズへも受け継がれた。 前作と同様にノルマ数は出題キャラクターによって異なる(最少で1問、最大で6問)が、本作では一部のキャラクター(主にボスキャラクター)を除いて基本的に1キャラクターにつき3問で統一されている。また、本作の出題キャラクターに関しては、従来の『ぷよぷよ』シリーズには未登場の『魔導物語』からのキャラクターが数名登場する他、キャンペーン企画として北出マン(当時・コンパイル営業社員)とMOO仁井谷(当時・コンパイル社長)がゲストとして出演している。特定の条件を満たすことによってマップ上のいずれかに北出マンと仁井谷が登場し、北出マンに一定回数遭遇した後に仁井谷が出題する問題に正解すると、発売当時に行われていたキャンペーンに応募するためのパスワードを得ることが可能だった。 本作は発売に先駆けて、竜の谷までプレイ可能な体験版がサテラビューで配信された。この体験版には、発売日やキャンペーンの告知、体験版専用のエンディングメッセージなども収録されていた。ストーリー 前作でカレー作りに失敗したルルーは、なぞぷよの腕を上げるため修行に出る。格闘技の修行を終えて山を降りたルルーは、教会で「封印された魔女の塔に、なぞぷよマスターになれるアイテムが眠る」というお告げを聞き、それを手に入れるため旅に出る。 登場キャラクター※太字はボスキャラクター、括弧内の数字はノルマ 主人公:ルルー ルルーのおうち:ミノタウロス(会話のみ)、じい(会話のみ) 腹いっぱい山:ナスグレイブ(3問)、ハーピー(3問)、サムライモール(3問) テイカテイカの村:キキーモラ(3問)、アルル・ナジャ(会話のみ)、カーバンクル(会話のみ)、ふたごのケットシー(3問)ぷよまん本舗:スケルトンT(3問)、パキスタ(3問)、ももも(3問) はくしゃくてい:ビリー・バーン(3問)、ミニゾンビ(3問) べっそう?:サタン(4問) サイザーンス教会:すけとうだら(4問)、スキヤポデス(3問)、時の女神の声?(会話のみ) お先まっ暗のもり:さそりまん(3問)、パノッティ(3問)、スキュラ(3問)、トリオ・ザ・バンシー(3問)、シェゾ・ウィグィィ(6問)竜の谷:ドラコケンタウロス(3問)、リヴァイアサン(会話のみ) 落天湖:アウルベア(3問)、うろこさかなびと(セリリ)(3問)、ウォーターエレメント(3問)落天湖の洞くつ:のほほ(3問)、バーベガジ(3問)、シェゾ・ウィグィィ(3問) 星をよぶ樹:ウィッチ(4問) 魔女イル・シュ・アの塔:デーモンサーバント(3問)、サキュバス(3問)、マミー(3問)、ちょっぷんR(3問)、インキュバス(3問)、マスクドサタン(4問)、ぞう大魔王(4問)、バンパイア(5問)、シェゾ・ウィグィィ(6問) 北出マンを探せ!(キャンペーン企画):北出マン(会話のみ)、MOO仁井谷(1問) なぞぷよVol.1、Vol.2(Windows 95) Vol.1は2000年10月27日発売、980円。Vol.2は2001年11月30日発売、1,280円。発売元はMSD-JAPAN。「コンパイル THE ベスト」シリーズとして登場。 それぞれWindows 95版『ディスクステーション』からの再録で、Vol.1はVol.12版、Vol.2はVol.13版の再録となっている。一部資料で「総集編」と紹介されていることがあるが間違いであり、実際にはVol.14版以降は単体ソフト化されていない。 なぞぷよ(iアプリ、S!アプリ、EZアプリ、WILLCOMアプリ) 全100問。ゲームギア版の移植だが、ぷよのデザインが『ぷよぷよ通』に準じたものに変更されており、『ぷよぷよ』と同じ連鎖ボイス(2 - 5連鎖)が搭載されている。原作にあった「えでぃっと」機能は、収録されていない。 なぞぷよ2(iアプリ、S!アプリ、EZアプリ、WILLCOMアプリ) 全200問 + なぞぷよエディタ。ゲームギア版の移植だが、前作同様ぷよのデザインが『ぷよぷよ通』に準じたものに変更されており、こちらはアーケード版『ぷよぷよ通』と同じ連鎖ボイス(1 - 7連鎖)が搭載されている。「えでぃっと」の保存数は原作と同じく30問まで。 ぷよぷよフィーバー みんなでなぞぷよ(携帯電話用Flashアプリ、Android、iOS) 2011年11月30日に配信開始されたFlashアプリ。『ぷよぷよフィーバー』から新要素として3個・4個組のネクストぷよを配置可能。投稿型ウェブコンテンツとして、問題を投稿したり、全国のプレイヤーが投稿した問題がプレイ可能である。 2013年1月24日にはAndroid向けに、2013年4月25日にはauスマートパスにてiOS向けにもHTML5アプリとして配信が開始された。 2015年12月28日11時をもってコーナー終了。
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