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て◦き

連語完了助動詞「つ」の連用形過去助動詞「き」》…た。…てしまった。

去年(こぞ)見—◦し秋の月夜(つくよ)は渡れども相見し妹(いも)はいや年離(さか)る」〈二一四〉


テキ


てき【×剔】

読み方:てき

[音]テキ(漢) [訓]えぐる

えぐり取る。えぐる。「剔出剔抉(てっけつ)」


てき【嫡】

読み方:てき

⇒ちゃく


てき【摘】

読み方:てき

常用漢字] [音]テキ(漢) [訓]つむ つまむ

指先つまんで取る。「摘花摘果摘出

かいつまんで選び出す。「摘記摘要摘録指摘

悪事をあばき出す。「摘発


てき【×擢】

読み方:てき

人名用漢字] [音]テキ(慣) タク(漢) [訓]ぬく ぬきんでる

引き上げる。人材引き抜く。「抜擢


てき【×擲】

読み方:てき

[音]テキ(漢) チャク(慣) [訓]なげうつ

[一]〈テキ〉なげつけるなげうつ。「擲弾筒投擲放擲乾坤一擲(けんこんいってき)」

[二]チャク〉なぐる。「打擲(ちょうちゃく)」


てき【敵】

読み方:てき

[音]テキ(漢) [訓]かたき

学習漢字6年

[一]〈テキ〉

対等に張り合う。「敵対匹敵無敵好敵手

競った憎んだりして張り合う相手。かたき。「敵意敵襲敵陣敵愾心(てきがいしん)/仇敵(きゅうてき)・強敵残敵弱敵宿敵政敵大敵天敵論敵

[二]〈かたき(がたき)〉「敵役碁敵恋敵商売敵

名のり]とし

難読敵娼(あいかた)


てき【敵】

読み方:てき

戦い競争試合相手。「大国を—に回して戦う」「—の意表をつく」「—をつくりやすい言動」⇔味方

害を与えるもの。あるものにとってよくないもの。「民衆の—」「社会の—」「ぜいたくは—だ」

比較対象になる相手。「—のほうがもてる」「弁舌にかけては彼の—ではない」

遊里で、客と遊女とが互いに相手をさしていう語。相方。おてき。

「—もをかしき奴(やつ)にて」〈浮・一代男・二〉

(「的」とも書く。代名詞的用いて多少軽蔑して第三者をさしていう語。やつ。やつら。

「—めもえらい痴呆(へげたれ)めぢゃ」〈滑・浮世風呂・前〉

[用法] 敵(てき)・かたき——自分にとって害をなすもの、滅ぼすべき相手の意では「敵」も「かたき」も相通じ用いられるが、普通は「敵」を使う。「かたき」はやや古風ないい方。◇「敵」戦争競争試合相手全般について使う。「敵を負かす」「敵に屈する」「敵が多い」◇争いなどの相手の意で使う「かたき」は、「恋がたき」「商売がたき」「碁(ご)がたき」のように複合語として用いられることが多い。◇深い恨み抱き滅ぼしたいと思う相手の意では「かたき」を使う。「親のかたきを討つ」「父のかたきを取る」「目のかたきにする」など。◇類似の語に「あだ」がある。「かたき」と同じよう使われ、「あだ(かたき)討ち」などという。ただし「恩をあだで返す」は「かたき」で置き換えられない。


てき【滴】

読み方:てき

常用漢字] [音]テキ(漢) [訓]しずく したたる

点々したたり落ちる。しずく。「一滴雨滴硯滴(けんてき)・残滴水滴点滴余滴

したたる。「滴下


てき【滴】

読み方:てき

接尾助数詞液体したたりの数を数えるのに用いる。「一—も残さず飲み干す


てき【×狄】

読み方:てき

[音]テキ(漢) [訓]えびす

古代中国で、北方異民族広く異民族野蛮人。「夷狄(いてき)・戎狄(じゅうてき)・北狄


てき【×狄】


てき【的】

読み方:てき

[音]テキ(漢) [訓]まと

学習漢字4年

ねらった目ざしたりする対象目標。まと。「的中金的射的標的目的

的に当たるように確かである。「的確」

はっきりと分かるさま。「的然端的

…の。…のような。…に関する。「外的劇的公的詩的人的性的知的動的美的病的法的量的

名のり]あきら・まさ


てき【的】

読み方:てき

接尾

名詞付いて形容動詞語幹をつくる。

そのような性質をもったものの意を表す。「文学表現」「詩—発想

㋑それについての、その方面にかかわる、などの意を表す。「教育見地」「政治発言」「科学方法

そのようなようすの、それらしい、などの意を表す。「大陸風土」「平和—解決」「徹底追求

人名や人を表す語(また、その一部)に付いて親しみ軽蔑(けいべつ)の気持ち込めてその人を呼ぶのに用いる。「取—(=下級力士)」「泥—(=泥棒)」「幸—(=幸次郎)」

[補説] 1は、中国語の「の」の意味に当たる助辞使い方ならって明治時代翻訳文のなかで、英語の‐ticなどの形容詞的な語の訳語に「的」を当てはめたことに始まる。
名詞以外にも、「彼は『犬も歩けば』的な慣用句多用する癖がある」「彼の上から物申す的な態度が気になる」のように文や句を受ける用法もある。
また最近、「わたし的には」「ぼく的には」という若い人増えて批判対象となった。これは「わたしは」「ぼくは」と直截に言うのを避けた言い方である。「わたしとしては」「ぼくとしては」とぼかした表現で、「個人的には」「将来的には」などと同じ用法と見てよい。→方(ほう) →とか


てき【笛】

読み方:てき

[音]テキ(漢) [訓]ふえ

学習漢字3年

[一]〈テキ〉管楽器の一。ふえ。「汽笛銀笛警笛鼓笛牧笛魔笛霧笛

[二]〈ふえ(ぶえ)〉「草笛口笛角笛横笛

難読横笛(ようじょう)


てき【適】

読み方:てき

[音]テキ(漢) [訓]かなう たまたま

学習漢字5年

ある所をめざして行く。頼って行く。「適帰適従

ぴったり当てはまる。かなう。「適応適宜適正適性・適切・適度・適当・適用/快適・好適最適自適清適不適

名のり]あつ・あり・まさ・ゆき・ゆく・より

難読]適適(たまたま)


テキ

競馬社会にのみ使われている隠語のひとつで調教師のこと。騎手やきゅう務員等が自分調教師のことを「うちのテキが」などというように使う。語源は、調教師には元騎手多く騎手ひっくり返してひらがな読みをした(手・騎)ところからきた、といわれている。


テキ

読み方:てき

  1. 一。〔植木商〕

分類 植木

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読み方:テキ(teki)

作者 綱淵謙錠

初出 昭和49年

ジャンル 小説


テキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/29 18:46 UTC 版)

テキ

脚注

出典

  1. ^ "テキ". 精選版日本国語大辞典. コトバンクより2023年9月30日閲覧
  2. ^ テキ”. 競馬用語辞典. JRA. 2023年9月30日閲覧。



テキ

出典:『Wiktionary』 (2020/07/23 09:35 UTC 版)

名詞

テキ

  1. 洋食調理法ステーキ」の略。
  2. 語義1の方法により調理されたもののうち特にビーフステーキビフテキ

関連語

同音の漢字


  • 画数:10
  • 音読み:テキ


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