打擲

デジタル大辞泉

ちょう‐ちゃく〔チヤウ‐〕【^▽打^×擲】

読み方：ちょうちゃく

［名］(スル)打ちたたくこと。なぐること。「手にした杖ではげしく—する」

難読語辞典

打擲

読み方：チョウチャク（ｃｈｏｕｃｈａｋｕ）

人をたたくこと

歴史民俗用語辞典

打擲

読み方：チョウチャク（ｃｈｏｕｃｈａｋｕ）

なぐったり、たたいたりすること。

近代文学作品名辞典

打擲

読み方：チョウチャク（ｃｈｏｕｃｈａｋｕ）

作者 鷹野つぎ

初出 大正13年

ジャンル 小説

ウィキペディア小見出し辞書

打擲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/07 08:08 UTC 版)

「武蔵坊弁慶」の記事における「打擲」の解説

しかし「一行の中に常に傘で顔を覆っていて不自然な行動をする者が義経に非常に似ている」と富樫の部下が言い出したため、なおいっそう疑われてしまう。だが、そこでも弁慶は機転を利かせ、今度は手に持っていた杖で「お前が義経に似ているために、あらぬ疑いをかけられてしまったではないか!」とののしりながら主君である義経を何度も何度も殴った。「いくらなんでも杖で主君をぶつ者はこの世にいるはずが無い」と関の者たちにそう思わせることに成功し、一行は無事に関を越えることが出来た。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

打擲

出典:『Wiktionary』 (2021/10/10 21:37 UTC 版)

名詞

打 擲（ちょうちゃく）

1. 打ち据えること。
   • おれはさっきから肝癪が起っているところだから、日清談判なら貴様はちゃんちゃんだろうと、いきなり拳骨で、野だの頭をぽかりと喰わしてやった。野だは二三秒の間毒気を抜かれた体で、ぼんやりしていたが、おやこれはひどい。お撲ちになったのは情ない。この吉川をご打擲とは恐れ入った。（夏目漱石 『坊っちゃん』）

動詞

打擲する

1. 打ち据える。

類義語

• 叩（たた）く、殴（なぐ）る、ぶつ

翻訳

• 「たたく」も参照。

• 英語: beat ^(en), hit ^(en), strike ^(en); 〔古風〕 smite ^(en)
• ポーランド語: bić ^(pl), uderzać ^(pl) (未完了相)/ uderzyć ^(pl) (完了相)
• リトアニア語: mùšti ^(lt)

名詞

打擲 （ちゃうちゃく）

1. 打ち据える事。

動詞

打擲す

1. 打ち据える。
   • 打擲してくりょう （『蝸牛』）

打擲-す 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
打擲	せ	し	す	する	すれ	せよ