爆発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 08:56 UTC 版)
利用
- 兵器 (核爆弾)
- 発破(火薬類を利用して岩石等の破壊)
- 内燃機関(エンジン)
- 消火(油田火災などで用いる。爆風で火を吹きとばすことにより燃焼を止める(爆風消火))
- 爆発加工
- 爆発成形
- 爆発圧着・爆発圧接
- 爆発硬化
- 爆発合成
事故
19世紀
20世紀
- 1917年12月6日 - カナダノバスコシア州のハリファックス港で船同士の衝突により火薬爆発(ハリファックス大爆発)
- 1937年3月18日 - アメリカテキサス州ニューロンドンの高校で天然ガス爆発(ニューロンドン学校爆発事故)
- 1921年9月21日 - ドイツオッパウで化学肥料サイロが爆発(オッパウ大爆発)
- 1937年5月6日 - アメリカニュージャージー州レイクハースト海軍飛行場で硬式飛行船が爆発炎上(ヒンデンブルク号爆発事故)
- 1937年8月17日 - 陸軍宇治火薬製造所で爆発事故[6]。
- 1939年3月1日 - 禁野火薬庫爆発事故
- 1945年11月12日 - 二又トンネル爆発事故
- 1955年8月1日 - 墨田区花火問屋爆発事故
- 1955年8月2日 - 日本カーリット工場爆発事故
- 1959年5月29日 - 上郷村花火工場爆発事故
- 1959年12月11日 - 第二京浜トラック爆発事故
- 1964年7月14日 - 東京都品川区の危険物倉庫で爆発事故(品川勝島倉庫爆発火災)
- 1976年7月10日 - セペソ(イタリア)の農薬工場で爆発事故
- 1980年5月14日 - 埼玉県浦和市(現さいたま市)の薬品工場で爆発事故
- 1980年8月16日 - 静岡県静岡市の静岡駅前地下街で爆発事故(静岡駅前地下街爆発事故)
- 1988年5月4日 - アメリカネバダ州ヘンダーソン市の化学工場で爆発事故(ペプコン大爆発)
- 2000年6月10日 - 群馬県新田郡尾島町(現太田市)の化学工場で爆発事故
- 2000年8月1日 - 愛知県知多郡武豊町の火薬工場で爆発事故
21世紀
- 2003年8月14日 - 三重県桑名郡多度町(現桑名市)のRDF発電所で爆発事故
- 2004年1月13日 - 茨城県鹿島郡のダイキンの四フッ化エチレンプラントでの爆発事故
- 2005年1月14日 - 宮崎県延岡市の旭化成ケミカルズ延岡製造所東海工場内の硝化綿工場で爆発事故
- 2008年1月10日 - 韓国慶尚北道亀尾市の旭硝子ファインテクノ韓国社の塩酸受入タンクで爆発事故
- 2009年11月4日 - 山口県下関市の三井化学の下関工場敷地で爆発事故
- 2013年4月17日 - アメリカテキサス州ダラスで化学肥料工場で爆発事故(テキサス州肥料工場爆発事故)
- 2014年2月22日 - インドネシアジャワ島のクラカタウ・ポスコ製鉄所の高炉で2回爆発事故
- 2014年6月8日 - 愛媛県新居浜市の住友化学新居浜工場で爆発事故
- 2015年4月7日 - 中国福建省の古雷港経済開発区にあるパラキシレン工場で爆発事故
- 2015年8月4日 - 中国江蘇省崑山市の金属加工工場で粉じん爆発事故
- 2015年8月12日 - 中国天津市浜海新区港湾地区の危険物倉庫での大規模な爆発事故(2015年天津浜海新区倉庫爆発事故)
- 2015年8月22日 - 中国山東省の化学工場で爆発事故(山東省化学工場爆発事件)
- 2018年11月18日 - 中国河北省の張家口市の化学工場付近で爆発と火災[7]
- 2019年3月21日 - 中国江蘇省の塩城市のアニソールなどを生産していた化学工場で爆発事故[8]
- 2019年7月19日 - 中国河南省の三門峡市の河南怡島ガス化プラントの塩化ビニルなどを生産するガス工場で爆発事故[9]
- 2019年8月8日 - ロシアアルハンゲリスク州にあるロシア海軍の実験場で爆発事故。付近のセヴェロドヴィンスク市で放射線量の上昇が見られた。しかし当局は事故の原因は液体燃料式エンジンの爆発であるとの説明を繰り返した。[10]
- 2019年9月28日 - 韓国蔚山市の港でタンカーが爆発・炎上[11]
- 2020年7月30日 - 郡山飲食店ガス爆発事故[12]
- 2020年8月5日 - レバノンベイルートの港湾地区で爆発事故 (2020年ベイルート爆発)
比喩
「爆発」は、比喩的に、抑えていた感情などが一気にふきだすことを指すことがある[1]。「彼は3カ月間忍耐強く我慢していたが、ついに爆発した。」のように使う。日本の芸術家の岡本太郎は「芸術は爆発だ!」と、しばしば表現した。
また、スポーツなどの分野においては、「秘められていた才能が開花し、活躍する」ことを「爆発する」と言ったりする。この時には、活躍する・大活躍するよりも強い意味を持つ場合が多い。
また「爆発」という言葉は、急激な物事の喩えとして幅広く使われている。「人気が爆発する」「人口が爆発する」など。
- 例
- 数学における比喩的表現
数学では、指数や階乗などを扱った関数などで、急激に数が増えることを「数の爆発」と表現することがある(組合せ爆発、指数関数的成長も参照)。
また、微分方程式において独立変数 t を時刻としたときに、有限時間内(独立変数 t が有限区間内)で解が発散することを「解の爆発」という[13]。
代数幾何学においては、特異点(接線がいくつも引けてしまうような点)を解消する(接線を"バラバラ"にして滑らかにする)ある手続きが爆発(ブローアップ、ブローイングアップとも)と呼ばれる[14]。
- ^ a b c 広辞苑 第六版【爆発】
- ^ |燃焼科学|バーチャルラボラトリ|
- ^ a b “爆発について”. 一般財団法人 石油エネルギー技術センター. 2019年8月1日閲覧。
- ^ “安全衛生キーワード 爆発”. 職場のあんぜんサイト. 厚生労働省. 2019年8月1日閲覧。
- ^ 爆発鑑定|法科学鑑定研究所
- ^ 宇治火薬製造所爆発、八百戸に被害『京都日出新聞』(昭和12年8月18日夕刊)『昭和ニュース辞典第6巻 昭和12年-昭和13年』p124 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ “中国で工場が爆発 22人死亡”. 2019年9月29日閲覧。
- ^ “中国・江蘇省の化学工場爆発、死者47人に 90人重傷”. 2019年9月29日閲覧。
- ^ “中国の化学工場でまた爆発 15人死亡”. 2019年9月29日閲覧。
- ^ “ロシア軍施設で爆発事故、原子力推進巡航ミサイルの可能性”. 2019年9月29日閲覧。
- ^ “韓国・蔚山の港でタンカーが爆発・炎上 18人負傷”. 2019年9月29日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “福島 郡山 飲食店の建物で爆発 現場監督の男性死亡 18人けが”. NHKニュース. 2020年7月30日閲覧。
- ^ 高橋陽一郎『微分方程式入門』(初)東京大学出版会、東京都文京区、1988年12月15日。ISBN 4-13-062104-1。
- ^ 京都大学数理解析研究所 平成23年度数学入門公開講座テキスト 特異点解消入門
品詞の分類
- >> 「爆発」を含む用語の索引
- 爆発のページへのリンク