きつねとは? わかりやすく解説

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きつね【×狐】

読み方:きつね

イヌ科哺乳類体長4590センチ尾長3055センチ毛色は主に褐色口先細くとがり、耳が三角大きく、尾は太い。雑食性で、ノネズミ狩るときには高く跳躍して前足押さえる。日本にはキタキツネ・ホンドギツネの2亜種がすむ。森林草原のほか人家周辺にも現れ民話多く登場。人を化かすといわれ、また稲荷神使者ともされる。《 冬》「公達(きんだち)に—化けた宵の春蕪村

人をだます、ずるがしこい人。

キツネ油揚げ好物といわれるところから》

稲荷鮨(いなりずし)。

㋑「狐饂飩(きつねうどん)」「狐蕎麦(きつねそば)」の略。

化粧をして男を迷わすところから》遊女

歌妓(ねこ)は箱持(はこや)の案内(しるべ)に属(つ)き、—は引手の家婢(じょちゅう)にひかれ」〈文・安愚楽鍋〉

狐拳(きつねけん)」の略。


きつね

作者筒井康隆

収載図書昭和文学全集 29
出版社小学館
刊行年月1988.2

収載図書にぎやかな未来
出版社角川書店
刊行年月1993.11
シリーズ名角川文庫

収載図書怪物たちの夜
出版社徳間書店
刊行年月2002.7
シリーズ名徳間文庫

収載図書佇むひと―リリカル短篇集
出版社角川書店
刊行年月2006.10
シリーズ名角川文庫


きつね

作者佐野洋子

収載図書乙女ちゃん―愛と幻想小さな物語
出版社大和書房
刊行年月1988.5

収載図書わたしが妹だったとき・こども
出版社福武書店
刊行年月1990.4
シリーズ名福武文庫

収載図書わたしが妹だったとき こども
出版社ベネッセコーポレーション
刊行年月1995.10
シリーズ名福武文庫

収載図書乙女ちゃん―愛と幻想小さな物語
出版社講談社
刊行年月1999.2
シリーズ名講談社文庫


きつね

作者岡壱風

収載図書
出版社関西書院
刊行年月1995.11


きつね

作者土師清二

収載図書怪奇伝奇時代小説選集 5 北斎幽霊 他9編
出版社春陽堂書店
刊行年月2000.2
シリーズ名春陽文庫


きつね

作者大林

収載図書かっこうのうた
出版社東京図書出版会
刊行年月2000.11


きつね

作者新美南吉

収載図書ごんぎつね
出版社岩波書店
刊行年月2002.4
シリーズ名岩波少年文庫


きつね

作者小松左京

収載図書月よ、さらば
出版社角川春樹事務所
刊行年月2003.4
シリーズ名ハルキ文庫


きつね

作者高田映介

収載図書日曜日の光
出版社文芸社
刊行年月2004.5


きつね

  1. 油揚又は鋏を云ふ。油揚げが好むより。又鋏は、に「つままれる」と云ふより。
  2. 鋏。又はちょぼのこと。つまり、一名源兵衛というバクチ方法三個サイコロ使い出た目が賭金した目と一致したときは賭金を得、二個そろったときは賭金三倍三個そろった時は四倍取るという方法。〔一般犯罪

分類 犯罪


きつね

  1. 包茎をいふ。「すぼけ」「かはかむり」に同じ。きつねまらの略。

キツネ

読み方:きつね

  1. 油揚ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・島根県

分類 島根県


読み方:きつね

  1. 芸妓酌婦ノ類。〔第二類 人物風俗
  2. 芸妓娼妓酌婦を云ふ。狐は騙すと云ふ迷信あるより。
  3. 芸妓娼妓酌婦のことをいう。狐がだますという迷信があることから。

読み方:きつね

  1. 骨子三個使用スル賭博ノ名称。〔第三類 犯罪行為
  2. 采を三個使用してなす賭博狐樗蒲(きつねちよぼ)の事。三個の采の中当つ采の目一つあれば胴親より賭けた金の倍額貰ひ二つ当れば三倍三つ当れば四倍を得る方法を云ふ。
  3. 采を三個使用してする賭博狐樗蒲きつねちょぼ)のこと。三個の采の中当った采の目一つあれば胴親より賭けた金の倍額貰い二つ当れば三倍三つ当れば四倍をうる方法をいう。

読み方:きつね

  1. 鋏。〔第六類 器具食物
  2. 鋏。前橋掏摸仲間
  3. 鋏。〔掏摸
  4. 鋏。藤八拳の狐と形態類似から。〔博〕

分類 博/犯罪掏摸掏摸仲間

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キツネ

(きつね から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 06:27 UTC 版)

キツネ)は、哺乳綱食肉目イヌ科イヌ亜科の一部。


  1. ^ 三省堂編修所, ed. (2012), “キツネ”, 三省堂 生物小事典, 三省堂, ISBN 978-4-385-24006-0 
  2. ^ 増井光子 (1974), “キツネ”, in 相賀徹夫, 万有百科大事典 20 動物, 小学館 
  3. ^ ミステリアス“ウルフ” - 中村一恵生命の星・地球博物館名誉館員)
  4. ^ Sillero-Zubiri, Claudio; et al., eds., Status Survey and Conservation Action Plan, Canids: Foxes, Wolves, Jackals and Dogs, IUCN/SSC Canid Specialist Group, http://www.carnivoreconservation.org/files/actionplans/canids.pdf 
  5. ^ "キツネ". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2021年2月26日閲覧
  6. ^ 今泉吉晴 (2009), “キツネ”, in 下中直人, 世界大百科事典, 2009年改定新版, 平凡社 
  7. ^ a b Lindblad-Toh, Kerstin; et al. (2005), “Genome sequence, comparative analysis and haplotype structure of the domestic dog”, Nature 438: 803–819, doi:10.1038/nature04338, http://www.nature.com/nature/journal/v438/n7069/full/nature04338.html 
  8. ^ Austin, Jeremy J.; et al. (2013), “The origins of the enigmatic Falkland Islands wolf”, Nature Communications 4, doi:10.1038/ncomms2570, http://www.nature.com/ncomms/journal/v4/n3/full/ncomms2570.html 
  9. ^ 洲本川水系河川整備基本方針(案) 概要 - 兵庫県[リンク切れ]
  10. ^ 佐渡島のテンの生息に関する研究 - 箕口秀夫(新潟大学農学部助教授)他 (2004)
  11. ^ a b 宮城蔵王キツネ村公式ウェブサイト
  12. ^ a b Journal of Mammalogy
  13. ^ Early Canid Domestication: The Fox Farm Experiment
  14. ^ Iossa, G. et al. A Taxonomic Analysis of Urban Carnivore Ecology, from Urban Carnivores. Stanley Gehrt et al. eds. 2010. p.174.
  15. ^ Clark E. Adams (15 June 2012). Urban Wildlife Management, Second Edition. CRC Press. p. 168. ISBN 978-1-4665-2127-8. https://books.google.com/books?id=D0X7CAAAQBAJ 
  16. ^ Sprott, Julien. Elegant Chaos 2010. p.89.
  17. ^ Komarova, Natalia. Axiomatic Modeling in Life Sciences, from Mathematics and Life Sciences. Alexandra Antoniouk and Roderick Melnik, eds. pp.113–114.
  18. ^ “Hunt campaigners lose legal bid”. BBC News Online. (2006年6月23日). http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/5109184.stm 
  19. ^ Singh, Anita (2009年9月18日). “David Cameron 'to vote against fox hunting ban'”. The Daily Telegraph. 2009年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月2日閲覧。
  20. ^ Fox Hunting. North West League Against Cruel Sports Support Group. nwlacs.co.uk
  21. ^ Fox Hunting: For and Against”. 2010年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月12日閲覧。
  22. ^ 青銅器時代、キツネは家畜化されていた(スペイン)紀元前3千年から2千年
  23. ^ 動物好きな研究者の夢 -- 40年の研究からペットギツネが誕生
  24. ^ 実験飼育場で遊ぶキツネ”. ロシアNOW. 2015年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月21日閲覧。
  25. ^ 特集:野生動物 ペットへの道
  26. ^ ロシア科学アカデミーシベリア支部 細胞学・遺伝学研究所の「キツネの家畜化研究」
  27. ^ 2010年8月29日放送シルシルミシルさんデー『キツネは本当に「コンコン」鳴くの?』
  28. ^ 中川裕「語り合うことばの力~カムイたちと生きる世界」


「キツネ」の続きの解説一覧

きつね

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:31 UTC 版)

まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜」の記事における「きつね」の解説

。じじーに化けてサイババを化かそうとするが、逆上したサイババに頭を何度もぶつけられる萬々本物のじじーを食い殺したため、恐怖正体現した。

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きつね

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 14:22 UTC 版)

隣人13号」の記事における「きつね」の解説

やすらぎの家」の女性信者教祖愛人片腕存在で、ロシア駐在していた。顔は狐顔だがメーテル似た服装をしている。

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きつね

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 10:14 UTC 版)

火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」の記事における「きつね」の解説

常にジャンプしながら前進する。体が横長なので、ややノミ当てづらい。

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きつね

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 12:21 UTC 版)

可愛い嘘のカワウソ」の記事における「きつね」の解説

うさぎの友達

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きつね

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 19:45 UTC 版)

エキノコックス症」の記事における「きつね」の解説

仲倉重郎監督映画作品療養のため北海道訪れていた14歳少女中年男性と出会い恋に落ちる二人交際始めるが、少女肝臓の手術のため男性の前から姿を消す病院自分カルテ盗み見た少女は、自分エキノコックス症手遅れの状態だと知る。男性再会した少女は、男性キツネ撃ち殺すよう頼み込む

※この「きつね」の解説は、「エキノコックス症」の解説の一部です。
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きつね

出典:『Wiktionary』 (2021/08/17 04:51 UTC 版)

発音

名詞

きつね

  1. 日本全国生息するイヌ科属す哺乳動物三角形大きな耳と、細長い口を特徴とする。人を化かすという言い伝えがあり、また、稲荷使いとされる。冬の季語
  2. したたかな人の喩え
  3. あぶらげ別称
  4. きつねそばきつねうどんの略。

成句

関連語

翻訳

イヌ科動物

発音

三拍名詞六類

き↗つね

名詞

きつね

  1. 動物)きつね。

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