キツネ 生態

キツネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/25 22:37 UTC 版)

生態

日本では、本州九州四国の各本島と淡路島[9]ホンドギツネが、北海道本島と北方領土キタキツネが生息している。近年、沖縄本島でも自然分布以外の流入で生息が確認されている[要出典]佐渡島にも人為的な移入がなされたが、定着は確認されていない[10]

イヌ科には珍しく、群れず、小さな家族単位で生活する。イヌのような社会性はあまりないとされるが、宮城県白石市の狐塚のように、大きなグループで生活していた例も知られる[11]

生後1年も満たないで捕獲訓練をマスターし、獲物を捕らえるようになる。食性は肉食に近い雑食性。鳥、ウサギ、齧歯類などの小動物や昆虫を食べる。餌が少ないと雑食性となり人間の生活圏で残飯やニワトリを食べたりする。夜行性で非常に用心深い反面、賢い動物で好奇心が強い。そのため大丈夫と判断すると大胆な行動をとりはじめる。人に慣れることで、白昼に観光客に餌をねだるようになる事が問題になっている[11]

夜行性で、瞳孔ネコと同じく縦長である。

キツネの骨格(種不明、模式図か)

野生のキツネは10年程度の寿命とされるが、ほとんどの場合、狩猟・事故・病気によって、2-3年しか生きられない[12]

一般的に、キツネの体格は、オオカミジャッカルなど、イヌ科の他の種よりも小型である。平均的なオスのキツネの体重は、5.9kg、メスはそれより軽い5.2kg。俗に言うキツネ顔で、ふさふさした尾を持つ。典型的なアカギツネの毛色は、赤褐色で、通常尾の先は白い[12]

ロシアでは45年の選択的交配でギンギツネの創出に成功している。この選択的な繁殖により、毛色のバリエーション・丸い耳・巻き尾など、猫・犬・その他の動物で見られるような物理的・行動特性が変化することが分かった[13]

人畜共通感染症であるエキノコックスについては、エキノコックス症の項が詳しい


  1. ^ 三省堂編修所, ed. (2012), “キツネ”, 三省堂 生物小事典, 三省堂, ISBN 978-4-385-24006-0 
  2. ^ 増井光子 (1974), “キツネ”, in 相賀徹夫, 万有百科大事典 20 動物, 小学館 
  3. ^ ミステリアス“ウルフ” - 中村一恵生命の星・地球博物館名誉館員)
  4. ^ Sillero-Zubiri, Claudio; et al., eds., Status Survey and Conservation Action Plan, Canids: Foxes, Wolves, Jackals and Dogs, IUCN/SSC Canid Specialist Group, http://www.carnivoreconservation.org/files/actionplans/canids.pdf 
  5. ^ 今泉吉典キツネ[リンク切れ] - Yahoo!百科事典
  6. ^ 今泉吉晴 (2009), “キツネ”, in 下中直人, 世界大百科事典, 2009年改定新版, 平凡社 
  7. ^ a b Lindblad-Toh, Kerstin; et al. (2005), “Genome sequence, comparative analysis and haplotype structure of the domestic dog”, Nature 438: 803–819, doi:10.1038/nature04338, http://www.nature.com/nature/journal/v438/n7069/full/nature04338.html 
  8. ^ Austin, Jeremy J.; et al. (2013), “The origins of the enigmatic Falkland Islands wolf”, Nature Communications 4, doi:10.1038/ncomms2570, http://www.nature.com/ncomms/journal/v4/n3/full/ncomms2570.html 
  9. ^ 洲本川水系河川整備基本方針(案) 概要 - 兵庫県[リンク切れ]
  10. ^ 佐渡島のテンの生息に関する研究 - 箕口秀夫(新潟大学農学部助教授)他 (2004)
  11. ^ a b 宮城蔵王キツネ村公式ウェブサイト
  12. ^ a b Journal of Mammalogy
  13. ^ Early Canid Domestication: The Fox Farm Experiment
  14. ^ 動物好きな研究者の夢 -- 40年の研究からペットギツネが誕生
  15. ^ 実験飼育場で遊ぶキツネ”. ロシアNOW. 2015年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月21日閲覧。
  16. ^ 地球ドラマチック「不自然な“進化”〜今 動物に何が!?〜」
  17. ^ 特集:野生動物 ペットへの道
  18. ^ ロシア科学アカデミーシベリア支部 細胞学・遺伝学研究所の「キツネの家畜化研究」
  19. ^ 2010年8月29日放送シルシルミシルさんデー『キツネは本当に「コンコン」鳴くの?』
  20. ^ a b c d 笹間良彦 『怪異・きつね百物語』 雄山閣出版、1998年6月、1,7,12。ISBN 4639015445
  21. ^ 清野孝之「発掘された日本列島2009」、『月刊文化財』第549号、第一法規、2009年6月、 27頁。
  22. ^ 金子浩昌 『貝塚の獣骨の知識』 東京美術、1984年8月、127–128。ISBN 4808702290
  23. ^ 『鳥浜貝塚』森川昌和[要文献特定詳細情報]
  24. ^ 食農教育 No.53 2007年3月号『ごんぎつねがいたころ』(東京農業大学客員教授)守山弘
  25. ^ a b 『稲荷信仰』 直江広治、雄山閣出版〈民衆宗教史叢書〉、15, 143。[要文献特定詳細情報]
  26. ^ a b 日本書紀』4、坂本太郎ほか校注、岩波書店〈岩波文庫〉、1995年2月。ISBN 4-00-300044-7[要ページ番号]
  27. ^ 上智大学紀尾井文学会 公式ブログ
  28. ^ 『「共生」のシンボル・狐』 岩井国臣公式HP【私の旅】
  29. ^ 『稲荷信仰』 直江広治、雄山閣出版〈民衆宗教史叢書〉、8頁。[要文献特定詳細情報]
  30. ^ 岡田茂吉 『明日の医術 第三編』 志保沢武、1943年。[要ページ番号]
  31. ^ Ylvis - The Fox (What Does the Fox Say?) [Official music video HD]
  32. ^ Ylvis Q&A: What 'The Fox' (Viral Stars) Say About Their Surprise Hit




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