MATTERとは? わかりやすく解説

matter

別表記:マター

「matter」とは・「matter」の意味

「matter」は英語で、主に名詞として物質、物、問題事柄といった意味を持つ。また、動詞としても使用され、重要である、関係する、意味があるといった意味を表す。さらに、様々なフレーズの中で使われることがあり、「No matter」は「どんなに~でも」という意味、「What is matter」は「何が問題か」、「You matter」は「あなたは大切だ」という意味、「doesn't matter」は「問題ない」という意味になる。

「matter」の語源

「matter」の語源は、ラテン語の「materia」であり、木材材料といった意味を持つ。さらに、古フランス語の「matere」や中英語の「matere」を経て現代英語の「matter」という形になった。そのため、もともとは物質材料を指す言葉であったが、現在では問題事柄といった意味も持つようになっている

「matter」の発音・読み方

「matter」の発音は、/mǽtər/で「マター」と読む。発音注意すべき点は、第一音節の「ma」が短く第二音節の「tter」が弱く発音されることである。

「matter」と「matters」の違い

「matter」と「matters」の違いは、主に名詞動詞使い分け関係している。「matter」は名詞として使われる場合単数形であり、「matters」は複数形である。一方、「matter」が動詞として使われる場合主語三人称単数のときに「matters」となる。つまり、「matter」は名詞単数形動詞原形基本形、「matters」は名詞の複数形動詞三人称単数形である。

「matter」の使い方・例文

以下に、「matter」を使った例文10個示す。 1. The matter of climate change is crucial for our future.(気候変動問題は、私たち未来にとって重要である。)
2. The teacher discussed various matters in the meeting.(先生会議さまざまな事柄話し合った。)
3. The composition of matter is a fundamental concept in physics.(物質構成は、物理学基本的な概念である。)
4. No matter how hard I try, I can't seem to lose weight.(どんなに頑張っても、体重減らせないようだ。)
5. What's the matter with you? You look upset.(どうしたのか?悲しそうに見える。)
6. It doesn't matter if you're late, just come as soon as you can.(遅れて問題ないできるだけ早く来てください。)
7. Your opinion matters to me.(あなたの意見は私にとって重要だ。)
8. The size of the room doesn't matter as long as it's comfortable.(部屋が快適である限り部屋大きさ関係ない。)
9. No matter where you go, I'll always be with you.(どこへ行っても、いつもあなたと一緒だ。)
10. It matters a lot how we communicate with each other.(お互いにどのようにコミュニケーションをとるかは、非常に重要である。)

マター

英語:matter

 

「マター」とは・「マター」の意味

カタカナ表記のマターはビジネスにおいて「担当」「責任」「案件」といった意味合い用いられる和製英語である。元になっている英単語のmatterには名詞として「物事」「問題」「事態」といった意味があり、自動詞として「重要である」の意味になるケースもある。日本海外では意味や用例がやや異なるため注意必要だ

「マター」の語源・由来

マターは英単語のmatterに由来している。matterの語源ラテン語「母」意味するmaterであり、同じくラテン語で「物質」「木の内側硬質部分」を指すmateria派生した。英語のmatterはこのmateriaから派生したとされており、「物事重要な部分」というイメージ受け継いでいる。

「マター」の熟語・言い回し

自分マターとは


自分マターはビジネスシーンにおいて、案件プロジェクト自分管轄である事を相手伝える際に用いられる言い回しである。単に担当であるという事実を示すよりも、その仕事における責任の所在自分にあるという意味まで含意している場合が多い。

事実マターとは


事実上」「実際問題」などのニュアンス事実マターという事があり、英熟語のmatter of fact由来していると考えられる。あまり一般的な言い回しではない。

政治マターとは


政治マターは「政治関連案件もしくは政治的に考え必要がある事柄」といった意味になる。個人企業裁量超えた問題、あるいは経済など分野において政治的な判断が必要とされる場合用いられる事が多い。

ノーマターとは


ノーマター単体では「問題ない大丈夫」という意味になる。ただし、英文No matter~の形になっている場合は「~に関わらず、たとえ~でも」の意味になるので注意必要だ一般的にはNo matter how~となるケースが多い。

マターするとは


マターに担当管轄という意味がある事から「担当管轄するの意味で「マターする」と言いがちだが、誤用となるため注意したい。マターの元であるmatterは自動詞であり「~を管轄する」といった他動詞用法がないためである。

誰マターとは


企画プロジェクト担当者確認する際に「誰マターですか」と問いかける場合がある。ただし、マターは「○○マター」のように敬称略使用されるのが通例となっているため、目上の者に対して使用するのは好ましくない加えて対象案件に対して強い責任負っているイメージが強い言い回しであるため、上司取引先関係している場合使用注意が必要である。

マターされるとは


担当管轄の意味からマターされるという言い回しは「任命される任される」と捉えられるが、実際誤用である。自動詞であるmatterは受動態として活用出来ないためだ。

「マター」の使い方・例文

今回企画自分マターで進行するので、ご不明点はまず自分までお問い合わせください
教育費に関する議論政治マターであり、関係省庁での早急な話し合い必要だ
・その件に関して営業二課マターなので、うちの部署ではお答え兼ねます
・心配ありません、新事業に関して準備万端なのでノーマターです
プロジェクト進捗について確認したいのですが、本件は誰マターですか?
コスト管理企業経済活動において優先すべきマターであり、経営陣的確な判断求められる
・うちの給与査定は完全に人事マターだから、不満があるなら人事部かけ合うしかない
会社から自分マターの仕事振ってもらえるように、これから自己研鑽励んでいこう
営業について鈴木マター、プロモーション展開については佐藤マターでお願いします
・この企画自分たちの手に余るため、部長マターで調整してもらう方が良いだろう
この度異動決まったので、現在商談中の件に関して自分マターから同課田中マターに変更となりました

マター

英語:matter

マターとは、マターの意味

マター(matter)は、元々は「問題」や「事柄」を意味する英単語であり、日本語では「~が担当する案件」「~の責任のもとに扱われるべき問題」という意味で用いられることの多い語。たいてい、人名部署名役職名などの後に(接尾辞のように)付けて、「関連する問題」や「決定権がある」という意味で用いられる具体的には「人事マター」「本社マター」「政治マター」「国事マターのような表現使われる

マターの使い方

人事マター」は「人事に関する案件」「人事部担当するべき問題」「人事部門以外の者が余計な口を挟むきでない事柄」といった意味合い表現といえる

本社マター」は「本社で扱う事柄」「本社委ねるべき案件」「支社・支店独断で扱うべきではない問題」といった意味合い用いられる

政治マター」は「政治に関する事柄」「政治的な考量必要な案件」「経済的な観点ではなく政治的な観点から判断しなくてはならない問題」といった意味と解釈できる

総務省マター」といえば総務省管轄する案件ということである。「他の省庁管轄ではない」あるいは「他の省庁管轄するべきではない」という意味合いを含む。

ブラック・ライブズ・マターBlack Lives Matter)」の「マター」も同じ語であるが、BLMアメリカ発の社会運動スローガンであり、したがって英語本来の意味(「大切である」という動詞の意味)である。日本語的な「マター」の意味用法とは必ずしも一致しない

マターの類語と使い分け方

「~マター」の類語類義語としては、「担当」「関連」あるいは「案件のような表現当てはまりやすい。たとえば「人事マター」なら「人事担当案件と言い換え可能な場合が多い。

政治マター」などは「政治案件」と表現されることも多い。

マターの語源

マターの語源・由来は英語の「matter」である。つまり「マター」は英語由来カタカナ語である。英語の matter は名詞、および動詞用法がある。名詞としては「問題事柄物事物質」などの意味がある。動詞としては「重要なことである」「問題となっている」という意味合いがある。

マター【matter】

読み方:またー

原義問題事柄の意》俗に人名役職などの後について、それらが管理すべき問題であることを表す。「総理—」「人事—」


しつ‐りょう〔‐レウ〕【質料】

読み方:しつりょう

《(ギリシャ)hylē/(ラテン)materia/(英)matter》素材の意。アリストテレス以来形相相関的用いられる例えば、家の機能構造上の形式形相で、その素材となる木材は質料。ヒュレー。⇔形相


星間物質 interstellar medium (matter)

銀河内の星と星の間の空間にある物質のこと。matterは、星間物質に宇宙線含んだものをいう。星間物質の主体水素ガスとその中を漂う宇宙塵である。

Matter

名前 マッター

物質

(MATTER から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/05 05:26 UTC 版)

物質ぶっしつは、最も初等的には、場所をとり一定の量(mass)をもつもののことである[1]。同じことを、もう少し技術的用語を使えば、ものが質量と体積を持っていれば物質であるというのが古典的概念である[2]


  1. ^ Richard Moyer, Lucy Daniel et al. McGRAW-HILL Science Macmillan/McGraw-Hill Edition, 2002, ISBN 0-02-280036-0
  2. ^ ブルーバックス 新しい高校化学の教科書ー現代人のための高校理科―, 佐伯健夫, 2006, 株式会社講談社, ISBN 4062575086
  3. ^ a b c d 大辞泉
  4. ^ a b c d e 西洋思想大事典 vol.4、平凡社 1990 ハロルド・ジョンソン Harold J. Johnson『物質概念の変遷』 pp.88
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 西洋思想大事典 vol.4、平凡社 1990 ハロルド・ジョンソン Harold J. Johnson『物質概念の変遷』 pp.88-92
  6. ^ Lee R, Summerlin, Christie L. Borgford, and Julie B. Ealy "Chemical Demonstration", A Sourcebook for Teachers Volume 2, Second Edition, American Chemical Society, 1988
  7. ^ Sarquis and Sarquis, "Modern Chemistry", Houghton Mifflin Harcourt Publishing Company, 2017
  8. ^ 岩波書店『広辞苑』
  9. ^ 竹内 敬人他「改訂 化学基礎」東京書籍. 平成30年. ISBN 978-4-48716547-6


「物質」の続きの解説一覧

Matter

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 16:42 UTC 版)

Matter (規格)」の記事における「Matter」の解説

2021年05月11日Zigbee Allianceは、団体名Connectivity Standards AllianceCSA)への改称発表した。 そして以前ら行なっていたワーキンググループCHIPでの成果として、新たなスマートホームのための通信規格「Matter」をプロプライエタリソフトウェアロイヤリティフリーホームオートメーション工業規格とし発表した6月7日AppleはWWDC2021にてHomeKitよりMatter製品操作可能にすると発表した8月13日今年後半としていた、Matterに準拠した製品としての認定及び登場が、ソフトウェア開発キットSDK)や認証仕上がっていないことを理由に、2022年まで遅れる見通しであることが発表された。 同時に5月段階で180のグローバル企業1700個人参加していたが、8月までに200超える企業2000人の個人参加していると発表した9月19日GoogleAndroidNestデバイスでMatterをサポートすることを発表した2022年1月5日米国時間)、CES 2022にてGoogleAndroidでのMatterのサポート組み込まれることによって、Fast Pair使って新しいMatter対応のスマートホームデバイスをネットワークGoogle Homeその他の付属アプリ数回タップすばやく接続することができるようになる予定だと発表した同時にAmazonは、インターネット接続ダウンしてもそれらをコントロールできるように、そのデバイスをMatterデバイス第二管理者として追加するなど、セットアップ体験Alexa機能両方について多く企業協働していると発表した

※この「Matter」の解説は、「Matter (規格)」の解説の一部です。
「Matter」を含む「Matter (規格)」の記事については、「Matter (規格)」の概要を参照ください。

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