ロイヤリティフリー
【英】royalty free
ロイヤリティフリーとは、写真画像をはじめとする著作物の使用許諾の方式のうち、使用するたびに許諾を得る形ではなく、1度の購入手続きで利用期限や使用回数を気にせず使い回せるよう設定されている素材もしくはライセンスのことである。
ロイヤリティフリーとして提供されている著作物は、あらかじめ取り決められた許諾の範囲内であれば、いつからでも、いつまでも、何度でも、複数の媒体にも、同じ素材を使用できる。複数回使用する際にも追加の使用料を支払う必要がない。ただし許諾範囲に一定の制限が設けられている(逸脱する場合は別途料金が必要になる)場合はある。また、著作権は提供者側が保持しており、譲渡も放棄もされないため、他メディア上での使用を禁止したり、第三者へ提供したりはできない。
今日ウェブ上で一般的に利用されているストックフォトのサービスの多くは、ロイヤリティフリー画像を中心に提供している。ロイヤリティフリーの素材でなく、利用機会ごとに許諾や対価支払いといった手続きを別個に行う(ライツマネージ型の)サービスもある。
ロイヤリティフリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/04 23:54 UTC 版)
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2018年3月) |
ロイヤリティフリー(royalty-free)とは、事前に取り決められた使用許諾範囲内であれば、知的所有権に関する追加の使用料(ロイヤルティー)の発生が免除されている著作物や技術のこと。
従来写真等に対して使われる用語であったが、最近はオープンソースソフトウェアや、オープン標準として定められた標準技術の利用に際する用語としても使われる。
画像・写真の場合
従来は主にストック写真に対して使われてきたが、最近では写真だけでなく、イラストや動画などの素材集でも同ライセンスを適用したものが普及してきている。ただし、ロイヤリティフリー作品を自由に使ってよいのは購入した事業者(会社または個人)本体の業務としてだけで、画像データを他人に貸したり売却・譲渡はできない。
一度画像データを購入してしまえば、そのあとは何度でも使用可能であるというのが一般的に理解されているところであるが、厳密には広告用途での使用に限られているものや、利用者数に制限があるものが多くフリーという言葉から連想される『なんでもあり』というものではない。厳密に規定された業界標準的なルールの整備はこれからの課題であるが、利用者には商品に添付される利用許諾書に書かれている制約事項を確認することが求められる。
関連項目
ロイヤリティフリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 01:54 UTC 版)
ここでいう「フリー」とは、ロイヤリティフリーという意味であって、「無料」ということではない。 一回の使用料の支払いで、複数の目的で複数回の利用が可能(制限あり)。 購入者がその画像を利用開始できる時期の制限がない。 独占利用契約はできない(撮影した写真家は、その画像を何度でも売ることができる)。 一般に利用できる回数が制限される。例えば、50万部の冊子で利用する契約を結ぶ場合、冊子毎に1セントから3セントを支払う計算になる。部数の多い雑誌などではロイヤリティフリーなストック写真は使えず、後述の権利が管理されたストック写真を使うか、写真家を雇って新たに撮影することになる。
※この「ロイヤリティフリー」の解説は、「ストック写真」の解説の一部です。
「ロイヤリティフリー」を含む「ストック写真」の記事については、「ストック写真」の概要を参照ください。
ロイヤリティフリーと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- ロイヤリティフリーのページへのリンク