fuse
「fuse」とは、「導火線」「ヒューズ」「ヒューズが飛ぶ」「溶かす」「溶ける」「融合する」「融合させる」という意味を持つ英語表現である。
「fuse」とは・「fuse」の意味
「fuse」は、導火線・ヒューズ・ヒューズが飛ぶ・溶かす・溶ける・融合する・融合させるのほかに、(爆弾などの)信管・融解する・融解させるなどの意味を持っている。この意味の中で出てくるヒューズとは、安全のために既定の数値以上の電流が流れると切れて、火災などの事故を防止する部品のことである。また、「fuse」はスラングでは、カンカンに怒る・猛烈に怒るという意味で使われている。「fuse」の発音・読み方
発音記号は「fjúːz」。カタカナ読みは「ヒューズ」と表記する場合が多いが、実際の読み方は「フューズ」のほうが近い。「fuse」の変形一覧
現在分詞は「fusing」、過去形・過去分詞は「fused」、3人称単数現在は「fuses」。複数形は、3人称単数現在と同じ表記の「fuses」である。「fuse」の語源・由来
「fuse」は2つの異なる単語が、さまざまな経緯を経て、同じ表記となった。そのため、語源は2つある。1つは「溶かす」などの意味のものである。これは、印欧語根の「ghwed-(流す)」から、ラテン語の「fundo(溶かす)」・「fusio(溶けること)」、中期フランス語の「fusion(溶解)」などを経て、英語の「fusion」となり、そこから「fuse」となった。もう1つは「ヒューズ」などの意味のものである。ラテン語の「fūsus(スピンドル)」が、フランス語の「fusée(ロケット・信管)」、イタリアの「fuso(溶解)」などを経て、現在の「fuse」となった。「fuse」を含む英熟語・英語表現
「short fuse」とは
「短気」「かんしゃく」などの意味がある。
「have a short fuse」とは
「すぐにかっとなる」「短気である」などの意味がある。
「blow a fuse」とは
「ヒューズを飛ばす」「激怒する」などの意味がある。
「fuse wire」とは
「ヒューズ線」のことである。
「fuse box」とは
「ブレーカー」「ヒューズボックス」などの意味がある。
「fuse」に関連する用語の解説
「fuse(車)」とは
車に用いられる、安全のために既定の数値以上の電流が流れると電流が切れるようにする部品のことである。車のfuse(ヒューズ)には、試験規格があり、日本の規格では「JASO(日本自動車規格)」、国際規格では「ISO(国際標準化機構)」によって、寸法や性能などが定められている。車で使われるfuse(ヒューズ)には、ブレード型・低背型・管型などの種類がある。
「FUSE(資格)」とは
手術・内視鏡などの手技で使用するエネルギーデバイス(電気メスなど)の安全使用に関する基礎知識があることを証明する資格である。米国消化器内視鏡外科学会(SAGES)が開発した。
「fuse(IT用語)」とは
Filesystem in Userspaceの略で、通常は大文字で「FUSE」と表記する。ユーザー空間で独自のファイルシステムを作る機能を提供するフリーソフトウェアである。ファイルシステムを比較的に簡単に作ることが可能なため、実験的なファイルシステムなどに使われている。
「fuse」の使い方・例文
He fused future and past into his works.:彼は未来と過去を一体化させて自分の作品にした。The fuse uses gunpowder as the core.:導火線は核に火薬を使用している。
It was inconvenient last night because the fuse blew and I couldn't use electricity.:昨夜はヒューズが飛んで電気が使えなり、不便だった。
Fusing this material is a difficult task.:この物質を溶かすことは、難しい作業である。
He bought some fuse wires for the next construction work.:彼は次の工事のために、ヒューズ線をいくつか購入しておいた。
I don't like him because he has a short fuse.:彼はすぐにかっとなるので私は嫌いである。
He blew a fuse when she slapped him in the face.:彼女が彼の顔を平手打ちしたとき、彼は激怒した。
If you use chemicals to fuse it, you should be able to finish the work easily.:化学薬品を使って溶かせば、簡単に作業を終えることができるはずだ。
The work of making a fuse for a bomb is dangerous.:爆弾の信管を作る作業は危険である。
I had a hard time cleaning the fused chocolate off my favorite apron.:私のお気に入りのエプロンから溶けたチョコレートを落として、きれいにするのが大変だった。
ヒューズ
分類:人工衛星
名称:ヒューズ(FUSE)
小分類:通信放送衛星
開発機関・会社:オービタル・サイセンシズ社(OSC)
運用機関・会社:オービタル・サイセンシズ社(OSC)
打ち上げ年月日:1999年6月24日
打ち上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げロケット:デルタII
打ち上げ場所:ケープカナベラル空軍基地
国際標識番号:99035A
ヒューズは、1999年6月に打ち上げられた紫外線天文衛星です。この衛星は、アメリカ航空宇宙局と国内の大学、フランス、カナダの宇宙機関との共同プロジェクトです。機材はジョンズホプキンス大学によって提供されました。高精度の分光システムにより、1,180オングストローム以下の波長を観測できます。1972年8月打上げのOAO3(コペルニクス)以来の長い間、天文衛星が実現できなかった性能です。
1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
打ち上げ時の重量は1,360kg。全幅1.2m、全長1.8m、 全高5.5mの大きさです。軌道寿命は3年。高性能の極紫外線望遠鏡は、912〜1187オングストロームの波長を観測します。
2.どんな目的に使用されるの?
アメリカ、フランスおよびカナダの宇宙機関が共同で、高精度に紫外線天体を観測します。そして、ビッグ・バンが残したとされる宇宙化石を調査します。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
高精度の分光システムにより、1,180オングストローム以下の波長まで観測しています。
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