通信放送衛星(5)
通信放送衛星(5)
重量 | 550キログラム | 打上げロケット | |
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軌 道 | 高度 | 550キロメートル | J-I |
傾斜角 | 45度 | 打上げ時期 | |
周期 | 95分 | 2002(H14)年度 | |
主な目的 | |||
高度な衛星通信・放送実験等 |
重量 | 約1,500キログラム | 打上げロケット | |
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軌 道 | 高度 | 36,000キロメートル | H-IIA |
傾斜角 | DRTS:東経90度(暫定) | 打上げ時期 | |
周期 | − | 2002(H14)年9月10日 | |
主な目的 | |||
既存衛星のデータ中継機能の軌道上実証実験 |
通信・放送衛星
遠くはなれて直接通信できない2点を結ぶ「通信衛星」
通信衛星は、遠くはなれて直接に通信できない2点を中継(ちゅうけい)するためのものです。宇宙中継をするためには、両地点から通信衛星が見えていることが必要です。太平洋上に静止衛星「インテルサット」が打ち上げられ、国際電話やテレビ中継がおこなわれるようになりました。日本でも1983年打上げの「さくら2a」で実用化され、現在「さくら3b」が国内の通信や新聞紙面の電送に活躍しています。
各家庭のアンテナでも受信できる「放送衛星」の電波
通信衛星と放送衛星の大きなちがいは、通信衛星が地上の受信局として大きなアンテナなどの施設が必要なのに対し、放送衛星は小さなアンテナで各家庭で受信できるように衛星の出力が大きいことが特徴です。日本では宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))の放送衛星「ゆり」シリーズをはじめ、民間会社による通信・放送衛星も打ち上げられ、運用されています。
放送衛星「ゆり」
通信放送衛星と同じ種類の言葉
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