スピンドルとは? わかりやすく解説

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spindle

別表記:スピンドル

「spindle」の意味・「spindle」とは

「spindle」とは、英語の単語であり、日本語に訳すと「紡錘ぼうすい)」となる。主に織物紡績業用いられる道具一つで、糸を巻き付けるための細長い棒を指す。また、形状紡錘形似ているもの全般を指すこともある。例えば、細胞分裂の際に現れる紡錘糸もこの「spindle」から名付けられている。

「spindle」の発音・読み方

「spindle」の発音は、IPA表記では /ˈspɪndl/ となる。IPAカタカナ読みでは「スピンドル」となる。日本人発音するカタカナ英語では「スピンドル」と読む。

「spindle」の定義を英語で解説

According to the Oxford English Dictionary, "spindle" is defined as "a slender rounded rod with tapered ends used in hand spinning to twist and wind thread from a mass of wool or flax held on a distaff." In a broader sense, it can also refer to anything that has a similar shape to a spindle, such as the spindle fibers that appear during cell division.

「spindle」の類語

「spindle」の類語としては、「shaft」や「rod」がある。これらの単語細長い物体を指す言葉であるが、「shaft」は特に中空筒状物体を、「rod」は一般的に細長い棒状の物体を指す。

「spindle」に関連する用語・表現

「spindle」に関連する用語としては、「spindle fiber」や「spindle cell」がある。「spindle fiber」は細胞分裂の際に現れる紡錘糸指し、「spindle cell」は紡錘形細胞を指す。

「spindle」の例文

1. The spindle was turning rapidly to wind the thread.(紡錘は糸を巻くために速く回転していた)
2. The spindle fibers attach to the chromosomes during cell division.(細胞分裂の際に紡錘糸染色体結合する
3. The spindle-shaped cells are characteristic of this type of cancer.(このタイプのがんは紡錘形細胞特徴である)
4. The shaft of the spindle was made of metal.(紡錘の軸は金属作られていた)
5. The spindle was used to twist and wind the thread.(紡錘は糸をねじって巻くために使われた)
6. The spindle fibers are crucial for the process of cell division.(紡錘糸細胞分裂過程において重要である)
7. The spindle was an essential tool in the textile industry.(紡錘織物業界において重要な道具であった
8. The spindle cells were observed under the microscope.(紡錘形細胞顕微鏡下で観察された)
9. The spindle was made of wood in the old days.(昔の紡錘は木で作られていた)
10. The spindle fibers align the chromosomes in the middle of the cell.紡錘糸細胞中央染色体整列させる

スピンドル【spindle】

読み方:すぴんどる

錘(つむ)のこと。

軸。心棒

ヤードポンド法で、綿糸麻糸長さの単位。1スピンドルは、綿糸1万5120ヤード(約1万3825メートル)、麻糸1万4400ヤード(約1万3062メートル)。

記憶媒体円盤状であるものの総称。ハードディスク・フロッピーディスク・光学ドライブなどのこと。


スピンドル

【英】spindle

スピンドルとは、「回転軸」や「心棒」といった意味の英語であるが、IT用語としては主に磁気ディスク光ディスク読み取るためのドライブのことである。

一般的には、スピンドルはハードディスクドライブ(HDD)、CD-ROMドライブDVD-ROMドライブなどの光学ドライブMOドライブフロッピーディスクドライブなどを指す。スピンドルの数が多いほど多く記憶メディア読み込むことができる。

ノートPCでは、スピンドルの数を用途モビリティ指標とする場合がある。1スピンドルノート2スピンドルノート3スピンドルノートゼロスピンドルノートなどと呼ばれている。

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スピンドル

英語 spindle

駆動輪、すなわちFF車後輪FR車の前輪回転中心軸となる、短いテーパー状の回転しない車軸をいう。スピンドルはナックルハブキャリア固定されている。ホイールは、ベアリングを介してスピンドルに取り付けられハブとともに、スピンドルの周り回転する

参照 ナックルハブキャリア
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

スピンドル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 04:43 UTC 版)

スピンドル: spindle)は、

  • 紡績用語。この語の本来の意味。)紡錘 (つむ) とも言う。繊維を撚(よ)って糸をつくる際に、撚られた直後の糸を巻き取ってゆくための、回転する棒状のもの。元は木製。(機械化された紡績の)最終工程をになう精紡機の部品のひとつで、鉄製の丸い棒で、繊維を引出しながらよりを掛け巻取っていくもの[1]
  • (機械用語)回転する。紡績機の糸を巻き取るための回転する金属棒から。旋盤などの回転軸もこうよばれる。
  • (コンピュータ用語)外部記憶装置のうち電動機で駆動されるもの。具体的にはハードディスクドライブや光学ドライブやフロッピーディスクドライブ。主にノートパソコンに関してドライブ[注 1]をいくつ内蔵しているかを表すために使う[2]

紡績用語

本来のスピンドル
紡績機に並ぶスピンドル。

紡績が機械化される以前の時代では、スピンドルは木製の棒状のもの(あるいは棒状の部品に円盤状の部品を組み合わせたもの。右図参照)。撚られたばかりの糸を巻き取ってゆくのに使う。人が手の平で表面をすばやく撫でるようにして回転させたり、あるいは棒の部分を指先で持ちこまのように回転させる。この時代のスピンドルは一人がひとつだけ扱う。

機械化以前の紡績の時代は手作業でスピンドルを回していたのでスピンドルの回転速度はさほど速くないが、機械化された紡績では紡績機を使い、そのスピンドルは高速回転する。

1台の精紡機ごとに多数のスピンドルが取付けられている。紡績の設備能力はおおむねこのスピンドルの数に比例するので、スピンドル数 (錘数) をもって紡績工場や紡績企業の規模を表示する場合が多い[3]

糸の長さの単位

ヤードポンド法で綿糸や麻糸の長さの単位。1スピンドルは、綿糸の場合は1万5120ヤード(約1万3825メートル)。麻糸の場合は1万4400ヤード(約1万3062メートル)[4]

機械用語

繊維機械用語

繊維機械用語としては、粗紡機、精紡機、撚糸機(ねんしき)などで、糸に撚りをかけ、巻き取るボビンのことである[5]。リング精紡機では1万 - 2万rpmで回転し、オープンエンドの加撚部では2万~6万rpm、仮撚加工機の仮撚部では10万rpm以上で回転する[5]。リング精紡機のスピンドルは、ブレードをベアリングのついたインナーチューブで支える(ピボット形式)[5]

工作機械用語

工作機械用語としては、軸端に工作物や工具をつけて回転させるための軸である[6]

回転対象に精度良い回転運動を与える装置である「スピンドルユニット」を略して「スピンドル」と呼ぶ場合も多い[7]

関連項目

コンピュータ用語

コンピュータ用語としては通常、外部記憶装置のうち電動機で駆動されるものを指す[2]。たとえばハードディスクドライブHDD)、フロッピーディスクドライブFDD)、光学ドライブなどのことである[4]

一般に、ノートパソコンなどでドライブをいくつ内蔵しているかを表す場合に用いる[9][2]。たとえばHDDのみ搭載の場合は「1スピンドル」[9][2]、HDDと光学ドライブを内蔵する場合は「2スピンドル」という[9][2]。さらにフロッピーディスクドライブも内蔵していたノートパソコンは「3スピンドル」といった[9]


電動機は振動騒音を発生させ、電力を大量に消費する。騒音や振動はコンピュータのユーザに煩わしく感じられたり、機器の故障やトラブルの原因となる場合がある。静音パソコンでは、スピンドル(HDDや光学ドライブ)の数を減らし、フラッシュメモリSSD)に置き換えたり、スピンドルをまったく使わない「ゼロスピンドル」とすることもある。モーターを減らせば省エネも実現できる。なお騒音や振動や消費電力を抑えるには、スピンドル数を減らすという方法以外に、各ドライブの回転速度を抑えるという手法もある。

配管用語

脚注

  1. ^ この「ドライブ」は、電動機を使いディスクが回転するドライブを漠然と指している。SSDは含まない。このASCII.jpデジタル用語辞典が書かれた当時はまだSSDが一般化していなかったので、このような文章になっている。

出典

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スピンドル」
  2. ^ a b c d e ASCII.jpデジタル用語辞典 「スピンドル」
  3. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典【スピンドル】
  4. ^ a b デジタル大辞泉 「スピンドル」
  5. ^ a b c 世界大百科事典 第2版 「スピンドル」
  6. ^ 世界大百科事典 第2版 「スピンドル」
  7. ^ テクノナカニシ「スピンドル」
  8. ^ [1]
  9. ^ a b c d IT用語がわかる辞典 「スピンドル」の解説
  10. ^ モノタロウ「スピンドル」配管・水廻り部材/ポンプ/空圧・油圧機器・ホース 配管・水廻り設備部材 > 水廻り部材 > 水栓 > 水栓部品 > スピンドル

スピンドル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 04:57 UTC 版)

磁気ディスク装置」の記事における「スピンドル」の解説

スピンドルはスピンドルモーターと呼ばれる物で稼働する基本的にベルト駆動呼ばれベルト回転伝えている。

※この「スピンドル」の解説は、「磁気ディスク装置」の解説の一部です。
「スピンドル」を含む「磁気ディスク装置」の記事については、「磁気ディスク装置」の概要を参照ください。

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